【コンバージョンタグとは?】コンバージョンタグの種類や設置個所について詳しく解説!
リスティング広告を始めたころに問題となるのが、コンバージョンタグの設置の方法についてです。
この記事では、コンバージョンタグの名称・役割・仕組み・設置方法などコンバージョンタグを活用するための基礎知識を解説していきます。
※今回の解説はタグの直貼りについての解説となり、GTM(タグマネージャー)を使用した場合を想定していませんので、ご了承下さい。
この記事の目次
コンバージョンタグとは
コンバージョンタグとは、広告配信がどのくらい成果につながったのかを測定するタグのことです。
このタグを設置したページがコンバージョンを計測する地点として認識されます。
つまり、これらのタグが反応した数が、広告で成果を上げた回数になるのです。
このように、成果を数値で計測をすることや、広告分析・管理・運用する上で必須となる重要なタグとなります。
Google広告のコンバージョンタグの種類と役割
Google広告でコンバージョンを測定するために必要なタグは2種類です。
1:Googleタグ(旧グローバルサイトタグ)
コンバージョン測定のために最初に必要になるのが「Googleタグ(旧グローバルサイトタグ)」です。
役割
- サイトに訪れたユーザーの情報の取得
- ユーザーがクリックした広告の情報の取得
※Googleタグは広告アカウント1つに対して1種類。つまり様々なコンバージョン(購入コンバージョン、申込、検索広告とディスプレイ広告)を測定している場合でも、同一の広告アカウントであればGoogleタグは1つです。
2:イベントスニペッドタグ
役割
- 広告で獲得したコンバージョン数を測定する
コンバージョン測定において最後に発火(作動)するタグです。
つまり、このタグがユーザーアクションを計測するタグになります。
具体的には、購入や申込の計測などの広告によって獲得できた数の計測を行います。
※「購入クリックや申込ありがとうございました」の画面(「Thanks page(サンクスページ)」)が読み込まれたら作動する、というように設定可能です。
マイクロコンバージョン
一方で、獲得数とは関係のない指標をコンバージョンタグで測定する方法があります。その代表例がマイクロコンバージョンです。
マイクロコンバージョンは申込ページなどへ遷移したユーザー数を計測します。つまり、ページ読み込み計測を利用した測定方法です。
流入したユーザーがどのくらい申込まで到達したのかを計測することが可能です。
(Googleアナリティクスで計測できるためあまり広告で用いられることは多くありません。)
Googleタグの設置個所
Googleタグは原則HPの全ページに挿入します。
(あるLPだけの獲得指標をその流入者がその広告とLPだけでCVしたのか、否かだけの場合などの特別な測定を行うための場合は広告に関係する一部のページのみに設置します。)
設置位置は<head>Googleタグ</head>となるように設置します。
よくある表現としては<head>内に設置してください、と言われますが、それが上記のような形になることです。
イベントスニペッドタグの設置個所
イベントスニペッドタグはコンバージョン測定を行うページに貼ります。
最も正しく発火しやすいのは、HPにサンクスページ(申込完了ページ)を作成し、そのページが読み込まれたら、という発火方法です。
購入クリックが押されたら発火、という形式にも対応可能ではありますが、ユーザーの離脱があまりにも早い(ページでクリックを読み込むより早い)場合は計測できない場合もあります。
設置箇所は測定するページの<head>Googleタグの次にイベントスニペッドタグ</head>です。
この際、Googleタグの前にイベントスニペッドタグを設置しないように注意が必要です。また、Googleタグの直後にイベントスニペッドタグを設置することを推奨しています。
Yahoo!広告のコンバージョンの種類と設置方法
※Yahoo!広告は検索広告とディスプレイ広告でタグが異なるため注意。
コンバージョンタグ
Yahoo!広告には3種類のタグが存在します。
※具体的には、①のコンバージョン測定に使用するタグが2種、②リマーケティングに使用するタグが1種類存在。
①コンバージョン測定に使用するタグ
Yahoo!広告でコンバージョン測定に使用するタグは以下の2つです。
1:サイトジェネラルタグ(コンバージョン測定補完機能タグ)
こちらのタグの役割は大きく分けて2つです。
1つ目は「1st party Cookieを作成すること」
2つ目は「各トラッキングタグの情報を統合的に管理し実行すること」です。
各トラッキングタグを実行させるために必要なサイトジェネラルタグの設置箇所は下記になります。
<head>サイトジェネラルタグ
注意点は、<head>の直後に設置しなければならないということです。
他のタグがあってもサイトジェネラルタグを優先して先頭に貼ると計測に失敗する、ということが無くなります。
2:コンバージョン測定タグ
このタグはユーザーが購入や申込などのコンバージョンアクションを起こした際に、広告経由のユーザーかどうかを調べ、広告経由であればCVとしてカウントする、というタグの機能になります。
サイトジェネラルタグはYahoo!検索広告、YDAでも同一アカウントでしたら同じになります。一方で、コンバージョン測定タグはコンバージョンの測定するものが同じでも、検索広告、ディスプレイ広告でそれぞれ設置する必要があります。
②リマーケティングに使用するタグ
3.サイトリターゲティングタグ
Yahoo!広告でリマーケティング、つまり一度サイトに訪れたユーザーを追客する場合にはこのサイトリターゲティングのタグを使用します。
大抵の場合、YDAを出稿する際にリマーケティングを広告施策に組み込むことが多くなりますので、コチラも設置することを忘れずにしましょう。
(上手く設置出来ていないとターゲットリストが蓄積されません。)
※Yahoo!広告の場合、タグ設置の順番を間違えると、きちんと計測が出来なくなってしまうため注意が必要です。
このように、Yahoo!広告やYDAを出稿した場合、最低でも3つのタグを複数設置する必要があります。
ユーザーのアクションが広告による成果かどうかを測定するコンバージョン測定タグの設置箇所は複数の候補がありますが、最もシンプルな設置箇所は
<head>サイトジェネラルタグ コンバージョン測定タグ
となるよう、サイトジェネラルタグの後ろに設置する方法です。
サイトジェネラルタグより後ろであれば機能するので、<body>コンバージョン測定タグ</body>でも測定可能です。
また、電話発信を測定する、ページのある一定のところまでスクロールするとCVとする場合にはコンバージョンアクションタイミングへ設置することで計測する方法もあります。
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おわりに
ここまで、Google広告とYahoo!広告のタグの設置方法や役割などについて説明してきましたが、今回説明したタグの設置方法は、直貼りと呼ばれる方法です。
設置する場を間違えなければ測定できる、非常に簡単なタグ設置である一方で、本サイトなど複数のページにまたがり、かつそれぞれにCVポイントがある場合、ページの数だけ測定用のタグを都度設置しなければなりません。
この面倒な工程を減らすためにGoogleタグマネージャー、Yahoo!タグマネージャーが開発され、利用されています。
一般的に広告代理店がタグ設置まで行う場合はほぼ100%タグマネージャーですし、アフィリエイトなどWEBで集客、販売を行っている方々も基本的に活用されています。
このタグマネージャーの説明はまたの機会に!
設置ミスを無くして、スムーズな広告配信を行える一助になれれば、と思います!