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歯科医院のブランディング戦略!3つの方法や欠かせない理由も解説

  • 2024.04.28
  • 2024.04.22

リスティング広告

歯科医院の数はコンビニよりも多く、その激しい競争の中で選ばれるためには他院と差別化を図る必要があります。

ただ、差別化と言われても何をすればいいのかわからない方も多いかもしれません。

そこでおすすめしたい施策が「ブランディング」です。本記事では、歯科医院のブランディング施策について詳しく解説していきます。

歯科医院の差別化戦略に悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

歯科医院のブランディングとは?

まずは、歯科医院のブランディングの定義を紹介します。

ブランディングとは「自院の価値を高めるためのマーケティング施策」です。独自のブランドを作り、他院との差別化を図ります。

ブランド品は、コストパフォーマンスの競争に巻き込まれることなく売れ続けているイメージがあるでしょう。その理由は、顧客が自社の商品に対して「他にはない唯一無二な価値」を感じているからです。他にないからこそ価格が高くても選んでくれます。

つまり、歯科医院のブランディングも「絶対あそこの歯医者に行きたい」と他にはない価値を患者さんに感じていただけることがゴールとなります。

歯科医院にブランディングが必要な理由

歯科医院にブランディングが必要な理由は「競合が非常に多いから」です。

厚生労働省が実施した「医療施設動態調査(令和5年1月)」の結果によると、歯科医院の数は67,501施設と報告されています。

参照:医療施設動態調査(令和5年1月)

「都道府県データランキング」の調査で全国のコンビニの数は57,984件(令和5年3月時点)と報告されていることから、歯科医院はコンビニよりも数が多く、競争が激しい業界であるとわかります。

参照:都道府県データランキング

つまり、患者さんにとって「家から近い」だけでは、あなたの歯科医院を選ぶ理由にならないのです。インターネットで情報の比較も簡単にできてしまうため、何かしらの選ぶ理由がないと、患者さんは競合に流れてしまうでしょう。

その「選ばれる理由」を作るためには、ブランディングを実施して、競合にはない価値を高めていく必要があります。

歯科医院のブランディング方法3選

では、歯科医院のブランディング方法として、具体的に3つ紹介します。

  1. ひとつの診療科目に特化する
  2. スタッフ対応や施術などサービス品質にこだわる
  3. 価格以外の価値を見出す

1.ひとつの診療科目に特化する

最もわかりやすいブランディング方法が「ひとつの診療科目に特化すること」です。

何でもそつなく対応している歯科医院より、何かに特化している方が「〇〇なら、あそこの歯医者」と患者さんの印象に残りやすくなります。

例えば、小児歯科や審美歯科、訪問診療など、いずれかに絞って広告訴求をすると選ばれやすくなるでしょう。

何の診療科目に特化するかは、自院の診療圏の患者層を調査するとニーズが見えてくるはずです。

2.スタッフ対応や施術などサービス品質にこだわる

歯科医院を開業後に、診療科目をひとつに絞り込むのは難しいかもしれません。

その場合は、スタッフ対応や施術などのサービス品質にこだわるといいでしょう。サービス品質が良い場合も、患者さんの印象に残りやすいです。

「あのスタッフさんがいるから行きたい」「ここの施術は丁寧で信頼できる」といった評価を得られれば、地域内に口コミとして広がり、愛着を持ってくださる患者さんが増えるかもしれません。

患者さんの満足度を上げるために、まずはスタッフが気持ちよく働ける環境を整えることも、ブランディングにつながる重要な取り組みです。

3.価格以外の価値を見出す

ブランディングにおいて重要な考え方は「価格以外の価値を見出すこと」です。

よく他院と差別化をするために、価格競争をしてしまうことがありますが、価格で差別化をしても経営が苦しくなってしまいます。

そのため、歯科医院のブランディングは、診療科目の特化やサービスの品質、院内の雰囲気などで図るようにしましょう。

歯科医院のブランディングをアピールする方法6選

ここからは、歯科医院のブランディングをアピールする方法を紹介します。

以下の6つの方法とブランディングを掛け合わせることで、患者さんから選ばれる歯科医院になれるでしょう。

  1. ホームページやブログのSEO対策
  2. Web広告の運用
  3. SNSアカウントの運用
  4. YouTube動画の活用
  5. GoogleビジネスプロフィールでのMEO対策
  6. ポータルサイトへの掲載

順番に解説します。

1.ホームページやブログのSEO対策

インターネット時代において、ホームページは歯科医院の看板ともいえます。

患者さんは、利用を検討するにあたって、ホームページを閲覧すると言っても過言ではありません。ホームページで自院のブランディングを伝えることは重要です。またブログもあると、なお良いでしょう。

ただし、ホームページもブログも「SEO対策」が必須となります。SEO対策とは、Webサイトを検索結果で上位に表示させるための施策です。

例えば、「歯医者+地域名」「小児歯科+地域名」などの検索キーワードで上位表示されれば、多くの患者さんがホームページやブログを認知してくれます。

SEO対策には知識と時間が必要ですが、専門家のお任せも可能ですので、ぜひ実施してみてください。

2.Web広告の運用

Web広告とは、主に以下の3種類を指します。

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ広告
  3. SNS広告

リスティング広告は、特定のキーワードの検索結果で最上位に表示される広告です。SEOよりも素早く効果を得られます。

ディスプレイ広告は、さまざまなWebサイトやアプリの広告掲載枠に表示できる広告です。検索をする前のユーザーに画像や動画でアプローチできるため、自院の認知拡大に向いています。

SNS広告は、X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなどのタイムラインに表示できる広告です。ディスプレイ広告と同じく、検索するまでに至っていない悩みを持つユーザーにアプローチできます。現代はSNS利用者が多いことから人気を集める広告手法です。

これらのWeb広告は、年齢や地域などを細かく設定してターゲット層にのみ配信できるのも特徴です。またクリック型課金で運用でき、表示されただけでは費用が発生しません。

広告の効果検証が可能・費用対効果も高い施策となっていますので、ぜひお気軽に取り組んでみてください。

3.SNSアカウントの運用

SNSは広告運用だけではなく、アカウント運用でも自院をアピール可能です。

例えば、院内の雰囲気、歯科に関するお役立ち情報、スタッフの人柄が伝わるエピソードなどを投稿すれば、ユーザーの関心を引く可能性があります。

特にInstagramは画像や動画メインとなっているため、ホワイトニングや矯正歯科などでブランディングを行っている場合に有効です。

SNS運用においても、効果を得るまで知識と時間が必要ですが、専門家にコンサルティングを依頼したり、SNS運用代行業者にお任せする選択肢もあります。

SNSはブランディングにおいて欠かせないツールになっていますので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。

4.YouTube動画の活用

SNSと同じく、YouTubeも有効なアピール手法です。

特にYouTubeは長尺動画でコンテンツ作成ができることから、スタッフの人柄が伝わりやすく、ファンを獲得しやすい媒体となっています。

YouTube動画でブランディングを伝えるには、機材の用意・撮影・動画編集など、リソースが必要になりますが、外注も視野に入れて検討してみてください。

5.GoogleビジネスプロフィールでのMEO対策

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップ上に自院の情報を無料掲載できるツールです。

例えば「歯科 中目黒」とマップ検索すると、以下のように表示されます。

特に「口コミ機能」があるため、スタッフ対応や施術スキルを磨いておけば、評判が広がりブランディングにつながる可能性があります。

MEO対策をすることで、マップ検索でも上位表示を狙えますので、ぜひご活用ください。

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6.ポータルサイトへの掲載

ポータルサイトは、歯科医院の情報や口コミが集めれているサイトです。

歯科医院の施設数はコンビニの数よりも多いため、患者さんはポータルサイトで比較検討する傾向にあります。

ただし、競合も多数登録しているため埋もれやすい、掲載費用も20〜100万円と高額といった懸念点はあります。とはいえ、しっかりブランディングを伝えられれば大きな集客効果を期待できるでしょう。

予算に余裕のある方は、費用対効果を検討した上で利用してみてください。

歯科医院がブランディングをする際は医療広告ガイドラインに要注意

歯科医院のブランディングを多くの方に伝えるには、広告出稿が欠かせません。

しかし、歯科医院の広告出稿では「医療広告ガイドライン」を遵守することが求められます。端的に言えば法律によって「広告規制」がされており、違反してしまうと罰金や業務停止命令を下されるかもしれないのです。

そのため、歯科医院の広告作成はそうした知見に精通した制作会社にお任せするのがおすすめです。

医療広告ガイドラインの内容などは、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

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Web広告を活用した歯科医院のブランディングならサイバーホルン

競争の激しい歯科業界で生き残っていくためには、適切なブランディングとWeb広告の活用が求められます。

しかし、「自分たちに合うブランディングとは何か」「Web広告はどのように運用すればいいのか」など不明点もたくさんあるでしょう。

特に競合も同じく必死に集客をしているため、中途半端な施策では太刀打ちできない可能性もあります。

そこでWeb広告の活用やブランディングにお悩みなら、ぜひ私たちサイバーホルンにご相談ください。

サイバーホルン株式会社では、リスティング広告を中心に、SNS広告などさまざまなWeb広告運用の代行を承っております。

初期費用や最低広告費は一切かからず、最低契約期間もありません。運用代行手数料のみでご利用いただけます。

歯科医院のブランディングを意識したクリエイティブ制作も行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:歯科医院はブランディングで集客を安定させよう

歯科医院が競合に埋もれないためには、ブランディングによって差別化を図ることが重要です。

ブランディングは、特別感のある施策を打ち出さなければいけない印象を持たれるかもしれません。しかし実際には、スタッフの満足感を上げることが患者さんの満足度につながり、その結果ブランディングの成功にもつながります。

患者さんに安心感を与えられれば、競争をしなくても経営安定していく可能性を高められますので、ぜひブランディング施策を検討してみてください。

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