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Google広告の種類9種類!ターゲティングやタグの種類も紹介

Google広告は複数あり、種類によって特徴が異なります。

どの広告を選ぶかによって、あなたのビジネスが加速するかどうかが決まると言っても過言ではありません。だからこそ、適切なGoogle広告の選択が大切です。

本記事では、Google広告の9種類をそれぞれ解説し、ターゲティングやタグまで網羅的に解説します。この記事を参考に、Google広告について理解を深めましょう。

Google広告とは

Google広告とは、Googleが提供する広告配信システムのことで、動画広告やリスティング広告など複数あります。Google広告は、以前「Googleアドワーズ」という名称でしたが、2018年7月に変更されました。

Google広告の市場は、世界で最も大きい広告媒体の1つで、世界中のユーザーにさまざまなアプローチ方法で低価格から広告を出稿できます。

主要なGoogle広告9種類

Google広告には、主に9種類の広告があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

  1. 検索キャンペーン
  2. ディスプレイキャンペーン
  3. 動画(YouTube)キャンペーン
  4. ショッピングキャンペーン
  5. ファインドキャンペーン
  6. アプリキャンペーン
  7. ローカルキャンペーン
  8. スマートアシストキャンペーン
  9. P-MAXキャンペーン

検索キャンペーン

検索キャンペーンは、ユーザーがGoogleで特定のキーワードを検索した時に、検索結果と共に表示される広告です。

ユーザーが特定の商品やサービスをすでに検索しているため、広告主の商品やサービスと関連性が高く、コンバージョンされやすいです。


検索キャンペーンの広告は、Googleの検索結果ページの上部や側面に表示されるため、ユーザーの目にも留まりやすいでしょう。

なお、広告の表示順序は、広告主が設定する入札金額と広告の品質スコアによって決まります。検索キャンペーンは、広告主が自身の予算に合わせて入札金額を設定でき、その上限内でのコストパフォーマンスを追求できます。スモールビジネスでも活用を検討しやすいでしょう。


検索キャンペーンは、主にテキストベースなので、ビジュアルを重視したブランドイメージの強化戦略にはあまり向きません。

ディスプレイキャンペーン

ディスプレイキャンペーンは、Googleのディスプレイネットワーク上で視覚的な広告を配信するキャンペーンです。

Webサイトやアプリ、Googleのサービス(YouTube、Gmailなど)に広告を表示します。

ディスプレイ広告のメリットは、多くのユーザーへリーチできること。その他、目標に基づいたカスタマイズと最適化されたターゲティングにより、たくさんのユーザーにアプローチできます。

自動化機能を使用してターゲティングを最適化し、さらに効率的なコンバージョンができます。また、キャンペーン作成時に潜在的な問題を予防し、キャンペーンのパフォーマンスを最適化するための通知が表示されます。

動画(YouTube)キャンペーン


動画(YouTube)キャンペーンは、視覚と聴覚で情報を伝えられるオンラインマーケティング手法です。

ユーザーがYouTubeで動画を視聴する際に、その前後や途中に表示されます。

視聴者が関心を持つ可能性が高い動画に関連付けられるため、広告効果を最大限に引き出すことが可能。ブランドストーリーや製品の特徴を豊かに表現できます。

YouTube広告は、製品やサービスの認知度向上、ブランドイメージの強化、新製品の紹介など、多様なマーケティング目標を達成するのに役立ちます。

さらに、視聴者が広告に関心を持った場合、広告動画内のリンクをクリックして商品ページやWebサイトへの遷移も期待できるでしょう。

ショッピングキャンペーン

ショッピングキャンペーンは、製品の視覚的な情報と詳細を消費者に直接提示する広告手法です。ユーザーがGoogleで特定の製品を検索したときに、製品の「画像」「価格「ブランド名」などの情報が含まれた広告が「ショッピング枠」に表示されます。

ユーザーが購入を検討している商品に関連する広告を見せることで、購入を促せます。


ただし、ショッピングキャンペーンは、製品データフィードの管理や専門的な知識が欠かせません。加えて、競争が激しい商品カテゴリーでは、より高い入札金額や高品質な広告が求められます。

ファインドキャンペーン

ファインドキャンペーンは、Googleの関連サービスであるGoogleアプリのDiscoverやYoutube Home Feed、Gmailの広告枠など、広範囲のユーザーにリーチすることを目的としたキャンペーンです。

ファインドキャンペーンは最大30億人のユーザーにアプローチ可能。視覚的にアピールする広告を出稿でき、ユーザーの関心と行動を促せます。

主なフォーマットには「ファインド広告」「ファインドカルーセル広告」の2種類があります。どのような広告でも出稿できるわけではなく、コンテンツや表現、アセットなどに詳細な条件やルールがあるため、把握しておかなければいけません。

ファインドキャンペーンは、「マーケティング目標を達成したい」「新規顧客にリーチしたい」「既存の価値あるユーザーに再接触したい」場合に適しています。

アプリキャンペーン

アプリキャンペーンは、Google関連サイトのYouTubeやGoogle Play、Gmailなど、全体で広告主のアプリを宣伝できるキャンペーンです。

アプリキャンペーンの活用により、アプリの認知度向上やダウンロード数の向上が期待できます。アプリ内購入といった特定アクションの促進も行えるでしょう。

また、広告主は広告文の候補とアセットを選択するだけで、Googleの機械学習アルゴリズムが広告を最適化してくれます。

よって、詳細な設定を行わずとも、時短で広告を出稿できるでしょう。

ローカルキャンペーン

ローカルキャンペーンは、特定の地域や店舗に対する訪問を促進するための広告キャンペーンです。Google検索はもちろん、Googleマップ、YouTube、GoogleディスプレイネットワークといったGoogleの各プラットフォームで表示されます。

ローカルキャンペーンのメリットは、特定のエリアに絞ってユーザーにアプローチできること。美容サロンや治療院といった地域に依存しやすいビジネスに有効です。

店舗ビジネスとの相性が良く、予算もおさえながら効果的な訴求につながるでしょう。

スマートアシストキャンペーン

スマートアシストキャンペーンは、広告主が配信の目標設定からでき、最適な戦略を練れるキャンペーンです。

選択できる目標は以下の3つです。

  1. 電話による問い合わせ
  2. 来店の促進
  3. ウェブサイトでのユーザー行動

設定した目標や質問に回答するだけで広告を最適化。効率的な配信が実現できます。

また、管理画面も操作しやすく、スムーズに設定ができます。Google広告に不慣れなWeb担当者なら、スマートアシストキャンペーンの活用を検討してみてください。

P-MAXキャンペーン

P-MAXキャンペーンは、Googleの全広告掲載面に1つのキャンペーン申請であらゆる広告に配信できるキャンペーンです。

Google検索やYoutube、Gmail、Googleマップ、Google Discoverといったあらゆる配信面に出稿できるため、今後の主流ともなり得るでしょう。

AIの機械学習による最適化がされるため、広告主側で細かな調整はほとんど必要ありません。

利便性の高い広告ですが、他のキャンペーンと併用する場合、広告ランクの高い配信が優先される点には注意しましょう。

Google広告におけるターゲティング12種類

Google広告の配信には、適切なターゲティングが欠かせません。誰にどんな広告を表示するかの絞り込みは、成果を大きく左右します。

ここからは、Google広告で設定可能なターゲティング12種類を紹介します。

オーディエンスターゲティング5種類

オーディエンスターゲティングは、広告主が特定の属性や行動を持つユーザーをターゲットに広告を配信する戦略です。

オーディエンスターゲティングは、大きく5種類あります。

ターゲティング主な内容
ユーザー属性年齢・性別・エリア・年収など
アフィニティ趣味やライフスタイル、習慣など
購買意向ブランドの購買意欲が高いユーザー
カスタムオーディエンス関連性の高いキーワードやURL、アプリなど
データすでにWebサイトやアプリにアクセスしたユーザー

オーディエンスターゲティングは、あらゆる状態のユーザーに対してアプローチができます。

コンテンツターゲティング3種類

コンテンツターゲティングでは、広告をどこに配信するか出稿先を選択できます。

広告主は、キーワードの設定だけで関連性の高い配信面に出稿可能。広告の効果を最大化できます。

コンテンツターゲティングは、大きく3種類です。

ターゲティング主な内容
トピック特定のトピックにおけるWebページやブログ、動画など複数ページを配信対象とする
プレースメント広告主が指定した特定のサイトを配信先に指定できる
コンテンツキーワード特定のキーワードまたはフレーズに広告を設定できる

ユーザーではなく、コンテンツベースで設定したい時にコンテンツターゲティングは有効です。

その他ターゲティング3種類

オーディエンスターゲティングとコンテンツターゲティング以外にも、下記3つのターゲティングがあります。

ターゲティング主な内容
時間指定の時間に広告配信
地域指定のエリアに住むユーザーに配信
デバイス指定した端末・デバイスを持つユーザーに配信

このようなターゲティングも必要に応じて活用してください。

Google広告のタグは2種類

Google広告のコンバージョンを把握するために、タグを設置する必要があります。Google広告には2種類のタグがあり、それぞれ解説していきます。

グローバルサイトタグ

グローバルサイトタグは、Webサイト全体に設置することで、訪問者の行動を追跡し、データを収集しコンバージョンを正確に測るためのタグです。

Webサイト上でユーザーが行ったクリックの把握ができます。

データの収集から、広告パフォーマンスの評価や同様のユーザーにリターゲティング施策を行う際の判断材料としても活用できるでしょう。

イベントスニペット

イベントスニペットは、具体的なアクションや商品の購入、フォームの送信など、コンバージョンを計測するためのタグです。

「どの広告経由でコンバージョンしたか?」が可視化され、より効果的な広告配信が行えます。


Google広告の権限は5種類

Google広告の権限は、以下の5種類となります。各権限の役割について下記の表にまとめました。

主な権限操作可能な範囲
管理者キャンペーンの作成・編集・削除・予算設定・ユーザーの追加・削除・アカウント設定の変更など、全ての操作が可能
標準キャンペーンの作成・編集・削除、予算設定などが可能他のユーザーのアクセス権限の変更やアカウントの削除などは不可
読み取り専用アカウントの情報を閲覧可能変更は不可。広告パフォーマンスの監視や報告に有効
お支払情報アカウントの請求情報とお支払い設定に関する変更のみ可能
メール専用パフォーマンス関連の通知やアラートの受け取りが可能

広告配信をするうえで、権限の役割を理解してしっかりと設定を行いましょう。

Google広告に関するよくある質問

では最後に、Google広告に関するよくある質問を紹介します。

Q.Google広告のアクセス権限は何種類ありますか?

Google広告の アクセス権限は大きく5種類あります。

  1. 管理者権限
  2. 標準権限
  3. 読み取り専用
  4. お支払いとご請求
  5. メール専用

それぞれの違いを把握して使い分けましょう。

 Q.タグは2種類とも設置しないといけないですか?

グローバルサイトタグとイベントスニペットタグでは、それぞれで計測できるデータが異なります。

それぞれ設置すべきページは、以下のとおりです。

  • グローバルサイトタグ:計測したい全てのWebページ
  • イベントスニペットタグ:コンバージョンが期待できるページ

それぞれ適切なページに設定しましょう。

まとめ:Google広告の種類を上手く駆使して集客につなげよう

Google広告は多数あり、それぞれに用途や効果が違うためご自身のビジネスに適したものを選択する必要があります。

今回の記事を参考に、使用されている広告を一度見直し、Google広告を最大限利用し集客につなげていきましょう。

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