Yahoo! ディスプレイ広告 運用型(YDA)コンテンツキーワードターゲティングについて
Yahoo!より、2021年7月29日にYahoo! ディスプレイ広告 運用型(YDA)の新ターゲティング手法、コンテンツキーワードターゲティングがリリースされることが発表されました。
今回はこの新しいターゲティング手法となる「コンテンツキーワードターゲティング」について7/16現在で公開されている範囲内での解説を行ってまいります。
まだ、正式サービス開始前のため、実際にサービス開始後の内容と差異がある可能性があることをご留意いただけますと幸いです。
この記事の目次
コンテンツキーワードターゲティングとは?
YDAの新機能である、コンテンツキーワードターゲティングとはどんなサービスなのか、ここではYahoo!公式の発表している内容を引用しながら解説していきます。
Yahoo!によると、コンテンツキーワードターゲティングとは下記のように表現されています。
お客様の指定したキーワードと関連性の高い配信面にターゲティングできる
Yahoo!広告より引用
この情報のみですと内容がいまいちわかりません。
しかし、その後の説明(Yahoo!広告が提供している資料)の画像を引用することで内容がよく分かります。
つまり現状YDAのターゲティングは「人」と「面」に大きく分けられますが、そのうち「面」に関するターゲティングが増える、という事になります。
Yahoo!の説明によるとコンテンツキーワードターゲティングはプレイスメントターゲティングより多くのユーザーへアプローチでき、サイトカテゴリターゲティングより狭い(確度が高い)ターゲティングであると捉えられていることが分かります。
限られる配信面には注意が必要かも知れない
現在時点で公表されている今回の新機能、コンテンツキーワードターゲティングは広告が配信される掲載箇所が限られることが発表されています。
今回、対象となるのは下記のサービス内の「記事コンテンツ」になるとのことです。
広告掲載箇所 |
Yahoo!ニュース |
スポーツナビ |
スポーツナビDO |
Yahoo! 映画 |
Carview! |
Yahoo! テレビ |
GYAO |
Yahoo! ファイナンス |
Yahoo!不動産 おうちマガジン |
上記の記事コンテンツのみ、となると現状のYDAの一般的なターゲティングと比較するとかなり掲載面が限られる可能性が高いです。
ここからは推測となりますが、YDAの強みである広告の視認性という観点ではやや既存の広告ターゲティングより劣る可能性があります。
コンテンツキーワードターゲティングはここがスゴイ!かも
現在発表されているYDAのコンテンツキーワードターゲティングはオーディエンスカテゴリやサイトカテゴリでは若干かゆいところに手が届かなかったターゲティングを可能にする可能性を秘めています。
それは、サイトカテゴリターゲティングでは「スポーツ」は選択できましたが、その先のスポーツの種目までは選択することができませんでした。
例えば、サッカーのシューズやテニスのラケットもひとまとめに「スポーツ」でしかくくることができませんでした。
しかし、今回のコンテンツキーワードターゲティングは「テニス」「サッカー」などの種目が選択できるようになりました。
もしかしたら、ファッションに関しても「夏服」「寝巻(寝具)」を指定できるようになるのかも知れません。
おわりに
今回は、コンテンツキーワードターゲティングについて解説しました。
今後もYDAの新機能が実装された場合や、この新ターゲティングでの広告成果が判明次第、本ブログにアップし少しでも読んでくださる読者の方の有益な情報になるよう作成していきますのでよろしくお願いいたします。