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インバナー広告の意味とは?メリット・デメリットや効果的な活用方法・事例を解説

「インバナー広告ってどうやって利用すればいいか分からない…」

「インバナー広告の効果的な活用方法が知りたい」

このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

本記事では、動画市場の成長とともに重要性が増しているインバナー広告について解説していきます。インバナー広告を活かして効果的な広告戦略を打ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

インバナー広告とはディスプレイ広告枠に配信される動画広告

インバナー広告は、ディスプレイ広告枠に配信される動画形式の広告フォーマット。「インディスプレイ広告」とも呼ばれます。

運用方法はディスプレイ広告と同様であり、運用経験があれば必要不可欠なターゲティングやリターゲティング設定にも困りません。課金形式として、インプレッション課金(CPM)が採用されており、1,000回表示されるごとにコストがかかります。

なお、音声はデフォルトでオフの状態になっています。DSPを経由すれば、動画サイトに関わらず、広告枠に動画広告を配信できる強みがあります。

インバナー広告をはじめとする動画広告市場の推移

サイバーエージェントの調査によると、2022年における動画広告市場は、昨年対比133.2%の5,601億円に達したという結果になりました。

2023年には、動画広告市場は7,209億円に拡大すると予測され、2026年には1兆2,451億円に達する見込みです。

参照:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施

大手動画配信サービスの普及やショート動画の流行など、ユーザーニーズに合わせた変化によって視聴時間が増加したことも起因しているでしょう。

広告主企業もショート動画を活用したユーザーとのコミュニケーションに関心を寄せており、その需要が拡大しています。

インバナー広告を活用するメリット

では、インバナー広告を活用する4つのメリットを紹介します。

  1. 高い訴求力を期待できる
  2. リターゲティングやオーディエンスターゲティングを行える
  3. 動画を視聴しないユーザーにもアプローチできる
  4. ユーザーにかかるストレスを緩和できる

高い訴求力を期待できる

インバナー広告は、ディスプレイ広告と同様に正方形のバナー形式で訴求できるため、訴求力の高さが最大のメリットです。

デザインやコピー、音声とさまざまな要素でアピールできるため、製品やサービスの特徴や魅力を豊富に伝えることが可能です。

閲覧したユーザーの中に興味を惹かれる方も増えるでしょう。

リターゲティングやオーディエンスターゲティングを行える

インバナー広告は、ディスプレイ広告と同様にターゲティングやリターゲティングを行えます。DSPを介した、ユーザーの興味関心に最適化された広告を的確に配信できます。

興味関心が高いユーザーに限定した広告配信や入札単価の調整など柔軟に行えるため、CV率アップや費用対効果の向上などを期待できるでしょう。

動画を視聴しないユーザーにもアプローチできる

インバナー広告は、動画サイトをあまり見ない層にもリーチできます

Yahoo!ニュースやlivedoorなど、月間アクセス数が多い人気のWebサイトをはじめさまざまな媒体に表示でき、母数の多い中でアプローチが可能です。

これまでアプローチしづらいものの、獲得できたら大きく事業拡大できる層もターゲットにできるかもしれません。

ユーザーにかかるストレスを緩和できる

インバナー広告はWebサイトの広告枠に掲載されるため、ユーザーの視聴を邪魔しません。

動画の合間に差し込まれるインストリーム広告のように、スクロール中に入ることもないため、ストレスを感じにくいメリットもあります。

印象を下げることなく、アピールできるでしょう。

インバナー広告のデメリットはコストがかかること

インバナー広告のデメリットは、コストが高いことです。

動画広告は静止画広告と比較して、制作にかかるリソースは大きいです。よって制作コストも割高になりやすいでしょう。

また、運用費用も高く、静止画広告よりもCPMが数倍〜数十倍にもなる可能性があります。コスト面は十分に検討したうえで運用を検討してください。

インバナー広告とインストリーム広告・インリード広告との違い

続いて、インバナー広告と類似する動画広告のインストリーム広告とインリード広告との違いを解説します。

インストリーム広告

インストリーム広告との最大の違いは、広告の配置場所です。

インストリーム広告はYouTubeなどの動画サイトで、合間に差し込まれる5秒スキップが可能な広告です。一方、インバナー広告は動画サイトではなく、Webサイトのディスプレイ広告枠に表示されます。

出稿対象となるサイトに違いがある点をおさえておきましょう。

インリード広告

インリード広告は、Webサイトのコンテンツ間に挿入される動画広告です。インバナー広告との最大の違いは、動画の再生タイミングです。

インリード広告の場合、スクロールして広告が画面内に表示されたら再生がスタートします。一方、インバナー広告は表示に関わらず、サイトにアクセスした時点で再生されます。

インバナー広告と形式がほとんど変わらないため、見分けがつけづらいかもしれません。動画の再生タイミングから見分けましょう。

インバナー広告の効果的な活用方法

では次に、インバナー広告の効果的な活用方法2選を紹介していきます。

  1. 動画にバナーやテキストを掛け合わせる
  2. 配信先メディアとジャンルを統一させる

動画にバナーやテキストを掛け合わせる

インバナー広告に、バナーやテキストを掛け合わせましょう

大前提として、インバナー広告は動画部分が丸々クリック領域になります。ですが、ただ動画を流すだけでは、ユーザーがどの部分をタップしたら良いのか分かりません。

広告運用の目標(KPI)が視聴完了なら、クリックされなくても問題ないでしょう。しかし、クリックが目標なら、タップできる位置が明確でないとなかなかアクションしてもらえずCTRを下げかねません。

そこでクリック領域をわかりやすくするために、「詳しくはこちら」のテキストやバナーの挿入をしましょう。

配信先メディアとジャンルを統一させる

インバナー広告の効果を最大化し、視聴完了率を向上させるためには、配信先メディアとジャンルとの親和性を重視することが大切です。

広告の内容やデザインがメディアに適しているかを注意深く考慮してください。

もし、視聴完了率の低い広告があるなら、ジャンルの統一性と親和性を検討し、改善を図りましょう。

インバナー広告の活用事例3選

それでは次に、インバナー広告の活用事例3選を紹介していきます。

  1. マネーフォード
  2. メディアレーダー
  3. サマージャンボ

マネーフォード

Yahoo! JAPANのウェブサイト内に、マネーフォワードが提供する「経理の未来会議」というセミナー動画の広告が掲載されています。

Yahoo! JAPANは、日本の大手ポータルサイトであり、ニュース、天気予報、エンターテイメント、スポーツ、金融など多岐にわたる情報を提供しています。広告掲載サービスでは、企業やブランドがYahoo! JAPANのウェブサイトやアプリ内に広告を掲載し、多くのユーザーに向けて広告を掲載することができます。この広告サービスを活用することで、広告主は自社の商品やサービスをターゲット層に効果的にアピールすることが可能となります。

「経理の未来会議」のセミナー動画を提供するマネーフォワードの広告には、無料でセミナーを聴講できるため、多くのユーザーがマネーフォワードに興味を持つきっかけとなります。

メディアレーダー

ライブドアニュース内に、メディアトレーダーが提供するYouTube広告の動画が掲載されています。

メディアトレーダーは、広告の媒体資料やマーケティングの資料を無料でダウンロードできるサイトであり、日本最大級の媒体資料ポータルサイトです。企業やブランドは、自社の広告を多くの媒体に掲載する際に、メディアトレーダーを活用して広告の効果やターゲット層などの情報を獲得することができます。

このインバナー広告により、メディアレーダーの利点、YouTube広告の獲得、コンバージョンが獲得できます。

アントレ

楽天Infoseek内の広告として、アントレが提供するインバナー広告が掲載されています。

アントレは、フランチャイズ加盟店募集情報や代理店募集情報、起業に対する支援情報などを提供しているサイトです。このサイトでは、起業やビジネスに興味を持つ人々に向けて、さまざまなビジネスチャンスや情報を提供しています。

インバナー広告とは、ウェブサイト内のバナー広告の一種で、一般的にウェブページの上部や下部に表示される大きな広告のことを指します。アントレが提供するインバナー広告は、楽天Infoseekのウェブページ内に掲載されていると考えられます。

ターゲット層の明確化、資料請求からのコンバージョンが獲得できます。

まとめ:インバナー広告を上手く活用してユーザーへ効果的にアプローチしよう

インバナー広告は今後、動画市場の拡大と共にますます注目されていくことでしょう。

インバナー広告のメリット、デメリットを理解し、効果的な活用方法を実践し、自社の広告効果を最大化させましょう。

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