Yahoo!広告 ディスプレイ広告 運用型(YDA)のサイトカテゴリーターゲティングについて
今回は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告 運用型(以下、YDA)のサイトカテゴリーターゲティングについて解説していきます。
サイトカテゴリーターゲティングとはなにか?から、ターゲティングできる内容の一覧、さらに活用方法まで説明していきます。
この記事の目次
サイトカテゴリーターゲティングとは
サイトカテゴリーとは具体的に、どのようなターゲティング手法なのでしょうか。
まずは、Yahoo!広告ヘルプの説明からみてみましょう。
サイトカテゴリーターゲティングでは、特定のカテゴリーを指定し、そのカテゴリーに属するサイト(広告掲載面)に広告を配信するターゲティング機能です。
カテゴリーを指定しない場合は、配信可能なすべての掲載面に広告を配信します。
Yahoo!広告ヘルプ
上記を簡潔にまとめ直すとサイトカテゴリーターゲティングはリターゲティングやサーチキーワードターゲティングなどの「人」をターゲティングしている広告とは異なり、掲載面でターゲティングする手法であることが分かります。
Yahoo!では、TOPページから各情報サイト(ニュース面)へ遷移するユーザーが多いためこのターゲティング手法は非常に有効だと考えられます。
また、WEB広告は「人」をターゲティングし、4マスでは「面」で出稿する、という捉え方をする場合もありますが、サイトカテゴーターゲティングは「面」で出稿するため、新聞広告、雑誌広告に近い感覚を持つことが可能です。
サイトカテゴリーターゲティングの活用方法
サイトカテゴリーターゲティング、最大の活用ポイントはユーザーが『今、興味を示しているモノ』と連動して広告を配信することです。
ゆえに、活用方法も上記の性質を活かした内容になります。
例えば、野球用品などスポーツ関連する商品でしたら、『スポーツ』のターゲティングを行ういます。
また、健康サプリやダイエット器具は生活、料理などのコンテンツが最適となってきます。
また、サイトカテゴリーターゲティングは配信を面で選択できる事から、WEB上の雑誌広告のように扱うことも可能なため、ブランディング広告として活用することも可能です。
例:自動車のページへ「自動車メーカーの新商品」「自動運転技術」の広告を出稿する⇒将来、クルマを買い替える際に第一想起キーワードになりやすくなす。
サイトカテゴリーターゲティング一覧
以下、サイトカテゴリーターゲティングで使用できる一覧となります。
カテゴリー数は277カテゴリーになっており、
- ニュース、情報系:62カテゴリ
- ソーシャルサービス:4カテゴリ
- 電子メール、ストレージ:2カテゴリ
- エンターテインメント:12カテゴリ
- 専門サイト(サービス):180カテゴリ
- 専門サイト(製品、物販):13カテゴリ
- 専門サイト(その他):4カテゴリ
ニュース、情報系
ニュース、情報系のカテゴリーには「ニュース」「地域情報」「天気」「企業情報」が中カテゴリーとして用意されています。「ニュース」と「地域情報」はそれぞれさらに小カテゴリーが用意されています。
ニュースの小カテゴリーは下記の9つです。
「国内」「海外」「経済」「政治」「地域」「スポーツ」「エンターテインメント」「コンピューター、IT、テクノロジー」「サイエンス」
また、地域情報の小カテゴリーは、47都道府県と海外、を選択することが可能です。
ソーシャルサービス
ソーシャルサービスを大カテゴリーに、その中で「Q&A」「ブログ」「掲示板」に分類されています。
電子メール、ストレージ
上記は、記載の通り「電子メール」と「ストレージ」へ分類し、配信する形となっております。
エンターテインメント
エンターテインメントもさらに、11個のカテゴリーに分類されています。分類項目は下記の通りです。
「芸能」「テレビ」「映像、動画」「映画」「音楽」「漫画、アニメ」「電子書籍」「電子書籍/携帯小説」「ゲーム」「占い」「デコメ」
専門サイト(サービス)
こちらが最も細かく分類されているサイトカテゴリーになります。
中カテゴリーとしては下記の24件に分類されています。
「生活、暮らし」「ライフイベント」「不動産」「法務、税務」「仕事」「教育、学習」「金融」「医療」「美容、健康」「介護」「旅行、旅行券」「出張」「高速バス」「道路、ドライブ」「鉄道、路線」「地図」「レジャー、アミューズメント」「イベント」「スポーツ」「グルメ」「レシピ」「ギャンブル」「通信、インターネット」「アプリ」
上記のカテゴリーがさらに都道府県等に分類されております。
専門サイト(製品、物販)
このカテゴリーには「自動車」「バイク」「ファッション」「インテリア」「携帯電話」「コンピューター」「玩具」「食品」「化粧品」「出版」「オークション」が分類されております。
見ている情報と近しい商材を広告で表示させることで、購買意欲を高めることが可能です。
専門サイト(その他)
「ペット」を中カテゴリーに犬、猫で分類されております。また、「その他法人、事業者向けサイト」もここにカテゴライズされています。
BtoB商材の場合はぜひ、試してみたいターゲティングカテゴリーになります。
おわりに
今回はYDAのサイトカテゴリー配信について解説いたしました。
原則、人をターゲティングするWEB広告において珍しい、広告掲載面でのターゲティングがサイトカテゴリーターゲティングになります。
WEB広告がどこに表示されるのか不安だ、という場合でしたらこのターゲティングが適切かと存じます。
この記事はYDA出稿の際に、YDAに関する情報として役立てば本望です。