【最新版】Yahoo!広告 ディスプレイ広告 運用型(YDA)のオーディエンスカテゴリーについて

今回の記事では、Yahoo!広告 ディスプレイ広告 運用型(YDA)にて設定することができる、オーディエンスカテゴリーの一覧と共に、そもそもオーディエンスカテゴリーってなんだ?というところから、活用方法についてまでを開設していきます。
リターゲティングなどの通常刈り取り施策、と呼ばれているターゲティングから、新規ユーザーへ獲得を広げたい方には必見の情報をお届けいたします。
それでは、早速ですがオーディエンスカテゴリーって何?から設定可能なターゲット一覧、設定するメリットまで一気にお届けいたします。
オーディエンスカテゴリーとは?
いきなりですが、こちらまずはYahoo!広告のヘルプページの説明を引用させていただきます。
「オーディエンスカテゴリーターゲティング」は、特定のカテゴリーに興味・関心を持つインターネットユーザーや、特定の属性を持つユーザー、ライフイベントを迎えるユーザー層に対して広告を配信するターゲティング機能です。
Yahoo!広告ヘルプ
上記内容をより、かみ砕いて表現しますとYahoo!側がユーザー情報(閲覧コンテンツなど)をもとに、ユーザーをグルーピングしたものをオーディエンスカテゴリーと呼称していること。
また、そのオーディンスカテゴリーは大きく分けて3つに分類され、それが『興味関心』『購買意向』『属性・ライフイベント』に分類される、という内容になります。
では、この『興味関心』『購買意向』『属性・ライフイベント』についてそれぞれ、どのような役割を持つかについて説明していきます。
興味関心について
これまた、Yahoo!広告ヘルプにてしっかり明記されておりますので、引用いたします。
商品やサービスに興味関心を示しているユーザー(潜在層)に対して広告を配信します。潜在顧客の集客、ブランド認知を目的とするカテゴリータイプです。
Yahoo!広告ヘルプ
旧YDNではインタレストカテゴリに分類されていた内容と類似したターゲティングと考えることが可能です。
1つ1つのカテゴリーのボリュームも大きく、広く浅く配信される、という意味で「潜在層」という表現が使用されております。これらのユーザーからCVを獲得する、と想定する場合は、『購入』『申込み』という具体的なCVアクションより「資料請求」「動画の視聴」を設定すると広告成果を実感しやすいです。
また、表記で「ブランド認知」という表現がある通り、2020年より実施可能になった「運用型ブランドパネル広告」と相性が良く、後述する通り、クリック単価を抑えて大量に配信する際に非常に多用する機会が多いターゲティング手法になります。
ここで、1点注釈をく分けますとFacebook広告、Instagram広告の興味関心ターゲティングと比較すると獲得単価がやや高騰しやすい(獲得率が低い)ため、CV絶対重視の際にはあまりお勧めすることは出来ません。
購買意向について
こちらも最初はYahoo!広告のヘルプの引用からまいりましょう。
商品の検索やカートに入れるなどの購買検討を行っているユーザー、もしくは旅行や結婚などの計画を立てているユーザー(顕在層)に対して広告を配信します。見込み顧客へのアプローチを目的とするカテゴリータイプです。
Yahoo!広告ヘルプ
商品を検索している、ないしカートに入れているなど、前出の興味関心から一歩進んだ顕在層よりのユーザーへ配信するターゲティングとなります。
なお、Yahoo!広告ヘルプでは、顕在層と呼称しておりますが、『顕在』とは言い切れないユーザーであると推定されます。こちらは、後述するターゲティングカテゴリーも地域ごとに分類されていたり、『興味関心』と比較すると絞られたユーザーへ配信されるのだ、という事が分かります。一方で、CVの敷居を上げすぎてしまうとこのユーザー層もなかなか動かすことが難しいため、軽いCVアクションにすることをお勧めいたします。
また、競合類似商品を調べていると推測することで、シェア拡大などを狙う広告施策との相性も良い傾向にあります。
属性・ライフイベントについて
家族構成や年収、学歴や仕事など特定の属性を持っているユーザー、もしくは就職や結婚などのライフイベントを迎えるユーザーに対して広告を配信します。属性やライフイベントでの絞り込みを目的とするカテゴリータイプです。
Yahoo!広告ヘルプ
属性・ライフイベントはYahoo!独自のカテゴリーになります。
大まかなターゲティングですが、職業なども選択可能で、結婚、出産などの人生の転換期にあるユーザーへ配信することが可能なため、獲得できる商材、コンテンツが見つかることで効果が上がりやすい項目です。
オーディエンスカテゴリーを活用するメリット
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)にてオーディエンスカテゴリを活用することで下記のようなメリットが得られます。
- 広告と接点を持つユーザーを増やすことができる
- 潜在層へアプローチできる
- 簡単にクリエイティブテストが可能
広告と接点を持つユーザーを増やすとは?
オーディエンスカテゴリーを活用する最大のメリットがこの、広告との接点を持つユーザーを増やすことにあります。
リスティング広告(検索広告)とリマーケティングのみでは、ある程度ユーザーが能動的にアクションしなければ広告との接点を持つことができませんが、オーディエンスカテゴリーを活用することで、見込み顧客との接点を持つことが可能になり新規の市場を開拓することも可能です。
また、最近の広告目的の主流になりつつある「ブランディング」という観点からも、接点を増やすことができる、という点において有効な広告手法になります。
潜在層へアプローチできる
前述した通り、まだ能動的にアクションしていないユーザーを潜在層へアプローチできる、と捉えることも可能です。最初に『興味関心』でアプローチ後、広告を通じて『購買意向』まで引き上げることができれば、商材のファンを獲得することも可能になります。
簡単にクリエイティブテストができる
オーディエンスカテゴリーターゲット配信はクリック単価を抑え、多くのユーザーへ広告配信を行うことが可能です。この特性を活かし、またターゲットが潜在層であることから、新規のユーザーを獲得する軸を定めるためクリック率、CV獲得数から新規のコンテンツや訴求軸の参考になり得るデータも得ることが可能です。
オーディエンスカテゴリー一覧
| 興味関心 |
|---|
| ショッピング |
| 買い物好き |
| 高級ブランド好き |
| 旅行 |
| 旅行好き |
| 出張が多い |
| ニュース/情報メディア |
| ニュース好き |
| 女性向けメディア好き |
| 男性向けメディア好き |
| スポーツ/フィットネス |
| スポーツ好き |
| フィットネス・トレーニング好き |
| ヨガ・ピラティス好き |
| 銀行/金融 |
| 投資家 |
| メディア/エンターテイメント |
| テレビ好き |
| ラジオ好き |
| 音楽好き |
| 映画好き |
| 演劇好き |
| アイドル好き |
| マンガ好き |
| 読書好き |
| 占い好き |
| ゲーム |
| ゲーム好き |
| ライフスタイル/趣味 |
| アウトドア好き |
| 釣り好き |
| カメラ好き |
| アンティーク好き |
| ギャンブル好き |
| 懸賞好き |
| 工芸好き |
| 自動車好き |
| 高級車好き |
| バイク好き |
| 鉄道好き |
| ファッション好き |
| ペット愛好者 |
| インテリア/DIY |
| DIY愛好者 |
| インテリア好き |
| グルメ/料理 |
| 食通 |
| 料理好き |
| 美容/健康 |
| 美容通 |
| 健康志向な人 |
| 購買意欲 |
|---|
| アパレル・アクセサリー |
| 食品・飲料 |
| アウトドア・釣り・旅行用品 |
| コスメ・美容・ヘアケア |
| ダイエット・健康 |
| 家電・スマホ・カメラ |
| コンピューター・周辺機器 |
| ソフトウェア |
| ビジネスサービス |
| 家具・インテリア |
| DIY・工具 |
| ギフト |
| 行事 |
| ペット・ペット用品 |
| 幼児・子供向け商品 |
| 教育 |
| スポーツ・フィットネス |
| 旅行・交通 |
| 飲食店 |
| 求人 |
| 自動車・バイク |
| 不動産 |
| 金融 |
| ゲーム・エンターテイメント |
| 属性・ライフイベント |
|---|
| 家族構成 |
| 配偶者の有無 |
| 子供の有無 |
| 個人年収 |
| 1,000万円~ |
| 800~1,000万 |
| 600~800万 |
| 世帯年収 |
| 1,500万~ |
| 1,000~1,500万 |
| 800~1,000万 |
| 600~800万 |
| 世帯資産 |
| 5,000万以上 |
| 学歴 |
| 大学院卒 |
| 大学/専門学校卒 |
| 高校卒 |
| 職業 |
| 公務員 |
| 経営/役員 |
| 正社員 |
| 派遣社員 |
| 自営業 |
| パート |
| 専業主婦 |
| 学生 |
| 無職 |
| 仕事/職業 |
| 大学卒業 |
| 就職 |
| 退職 |
| 結婚 |
| 出産 |
| マイホーム購入 |
| 引っ越し |
おわりに
今回はYDAのターゲティング方法の1つである、オーディエンスカテゴリーに関する内容について説明しました。
これから、YDAの出稿を検討する方や、ターゲティングでお困りの方の一助になれれば幸いです。







