リフォーム会社の集客方法15選!現代に合わせた売上を上げるコツも紹介
「リフォーム会社の集客が上手く行かない……」
「売上を上げるには何をしたらいいのだろう……」
こういった経営者の方は多いかもしれません。というのも、近年は集客方法が変化しており、従来通りの方法ではなかなか人が集まらなくなっているからです。
そこで本記事では、現代に有効なリフォーム会社の集客方法とよくある失敗例を解説します。売上を上げるためのコツもあわせて紹介しますので、リフォーム会社の経営安定を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
リフォーム業界の集客における現状と課題
「そもそもリフォーム会社の需要はあるのか?」と気になる方も多いかもしれません。
そこで、まずはリフォーム業界の現状と課題を解説します。
テレワークの拡大で需要は増える
リフォーム業界の現状ですが、テレワークの拡大で今後も需要は増えていくと予想されています。
株式会社矢野経済研究所の調査によると、住宅リフォーム市場規模は以下の表の通りです。
出典:株式会社矢野経済研究所「住宅リフォーム市場に関する調査を実施(2023年)」
上記の表を踏まえると、2030年まで右肩上がりに上昇する見通しがされています。
リフォーム需要者は50代が約6割を占める
また、リフォーム需要者の年齢層は、50代が約6割を占める形となっています。
50代は子供が独り立ちをするタイミングですので、老朽化が気になり始めてリフォームを検討し始めるのかもしれません。
出典:住宅リフォーム推進協議会「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査(第11回)」
もちろん、他の年代のリフォーム需要も高いのですが、いずれにせよ50代の需要が最も高いことを意識した上で集客施策を検討するのが成功への道でしょう。
リフォーム会社の集客でよくある失敗例
リフォーム会社の集客でよくある失敗例をまとめました。
「集客が上手く行かない……」という方は、以下に当てはまっている可能性があります。
- ホームページを開設したけど何もしていない
- チラシを手当たり次第に配っている
- Web集客を実施しているが効果検証をしていない
まず、ホームページを開設しただけで満足してしまっているケースがあげられます。ホームページは重要な集客ツールですが、アクセスを集められていなければ意味がありません。ホームページを開設したのなら、アクセスを増やすための施策もセットで実施する必要があります。
また、チラシを配るのは、従来からの有効な集客方法です。しかし、ターゲットを絞ることができないため、すぐに捨てられてしまうなど、余計なコストの方が目立ってしまいます。Web広告であれば自店舗のターゲットや顕在顧客だけに絞り込んだ集客を実施できるため費用対効果が高いです。
すでにWeb広告での集客を実施している方もいるかもしれませんが、実はWeb広告には業界やターゲットによって相性があるのです。効果検証をしていないばかりに集客につなげられない事例は多いため、施策の見極めと改善を繰り返すことが重要です。
では、実際にどのようなWeb集客が有効なのかを、以降で特徴をおさえながら紹介します。
リフォーム会社に有効なWeb集客8選
リフォーム会社に有効なWeb集客は、以下の8つです。
- ホームページやブログのSEO対策
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- InstagramなどのSNS運用
- GoogleビジネスプロフィールのMEO対策
- YouTube運用
- ポータルサイトへの登録
順番に紹介しますので、取り組みやすい方法を取り入れてください。
1.ホームページやブログのSEO対策
インターネット時代において、ホームページやブログを開設するのは集客する上で欠かせません。
ただ、ホームページやブログを開設しただけで満足してしまうケースはよくあります。ただ開設しただけでアクセスを集めるのは、不可能といっても過言ではありません。
そこで実践すべきなのが「SEO対策」です。SEO対策とは、自社のサイトを検索結果で上位表示させるための施策を指します。
例えば、「リフォーム会社+地域名」の検索結果で上位表示できれば、多くのユーザーに自社のホームページやブログを認知してもらえるでしょう。
SEO対策で成果を出すには知識と時間が必要ですが、専門家にお任せすることも可能です。ホームページやブログを開設したままである方は、ぜひご検討ください。
2.リスティング広告
リスティング広告とは、特定のキーワードによる検索結果で最上位に表示される広告です。SEO対策と同じく、リフォームについて検索するユーザーにアプローチできます。
リスティング広告の魅力は「すぐに効果を実感できる」ことです。SEOは、対策してから数ヶ月後に結果がついてきますが、リスティング広告は設定後すぐに上位表示が可能です。
また、クリック型課金と呼ばれる仕様であるため、費用も広告をクリックされない限り発生しません。さらにはターゲットの年齢や地域を絞って配信ができますので、見込み顧客のみにアプローチが可能となっています。
広告配信をするキーワード選定に悩まれるかもしれませんが、専門家とタッグを組むことで成果に直結する運用が可能です。
3.ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告掲載枠に表示できる広告です。検索をしないユーザー、つまり顧客の潜在的ニーズにアプローチできます。
また、広告は画像や動画での配信となるため、ユーザーの目を引きやすいのも特徴です。
ディスプレイ広告の費用は「クリック型課金」と「インプレッション型課金」の2種類があります。クリック型は1クリックで、インプレッション型は1,000回程度の表示で数十円から数百円の相場となっています。
どちらを採用するかは状況によって異なるため、専門家と相談の上で決めるのがおすすめです。
4.InstagramなどのSNS運用
InstagramやFacebookをはじめとするSNSアカウントの運用で、集客アップが期待できます。
例えば、リフォーム作業をしている画像や動画、お家に関するお役立ち情報などを投稿するとフォロワーが増えて集客につながる可能性があります。
特に、画像や動画に特化しているInstagramは、リフォーム会社のSNS運用に向いているでしょう。ルームツアーなどを「#(ハッシュタグ)検索」で楽しむユーザーに上手くアピールできれば集客効果を期待できます。
SNS運用による集客は、ファン作りが肝心です。知識と時間が必要になりますが、専門家からコンサルティングを受けたり、SNS運用代行者にお任せしたりもできますので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。
5.SNS広告
SNS広告は、InstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどのタイムラインに表示できる広告です。ディスプレイ広告と同じく、ユーザーの潜在ニーズにアプローチしたい場合に向いています。
総務省の「令和3年通信利用動向調査」によると、SNSの利用者は50代でも約80%と報告されています。広告を配信すれば、大きな認知度拡大を狙えるでしょう。
参照:令和3年通信利用動向調査
SNS広告の費用は、クリック型やインプレッション型に加えて、いいねやリツイートなどに応じて発生するエンゲージメント型があります。
SNSの拡散力を活かす知識を持った専門家もいますので、認知度拡大を期待する場合はぜひご検討ください。
6.GoogleビジネスプロフィールのMEO対策
Googleビジネスプロフィールは、Googleマップに自店舗の情報を無料で表示できるツールです。
例えば「リフォーム 中目黒」と検索した場合、以下のように表示されます。
営業時間や口コミなどの情報も掲載されるため、近隣ユーザーの認知拡大や店舗の信頼度の担保に役立ちます。
なお、MEO対策をすることでGoogleマップの検索結果で上位を狙うことも可能です。
- MEO広告とは?MEOとの違いや広告枠・やり方5ステップを解説
- 「MEO広告とは何だろう」 「MEO広告のメリットや出稿方法について知りたい」 このように悩んでいる方はいませんか。MEOとMEO広告の違いがわからず、困ってい...
7.YouTube運用
YouTubeも集客ツールとして有効です。
Instagramと同様に、リフォーム作業の様子や物件のルームツアーなどを撮影して投稿すれば、視聴者がホームページへアクセスしてくれる可能性が高まります。
また、動画内ではスタッフの人柄を伝える工夫をすると、競合との差別化ポイントになりやすいです。親しみを感じた視聴者が「この店にリフォームをお願いしたい」と申し込んでくれる可能性も大いにあり得ます。
YouTubeを本格的に運用する場合は、撮影機材の用意・動画編集・アルゴリズム攻略など大変なことが多いため、専門家とタッグを組むのがおすすめです。
8.ポータルサイトへの登録
ポータルサイトは、さまざまな店舗の情報や口コミが掲載されているサイトです。
リフォーム店は数多く存在するため、まずポータルサイトで情報を比較してから利用する店舗を絞り込むユーザーも増えています。
ただし、基本的にポータルサイトは、掲載費用が毎月10〜20万円ほど発生します。また競合も多数登録しているため埋もれてしまう可能性も考えなければなりません。
目立つために価格競争になったり、多額の掲載費用だけを支払い続けたりする失敗例は多いため、利用する際は費用対効果をよく検討しましょう。
リフォーム会社に有効なアナログ集客7選
リフォーム店の集客には、Web集客が重要視されています。
しかし、Webだけでなく、以下7つのアナログ集客も効果的です。
- チラシのポスティング
- フリーペーパーへの掲載
- モデルルームの見学会
- セミナーや相談会
- 訪問営業や無料点検
- 看板や社用車の活用
- 顧客からの紹介
Web施策と合わせて、確認してみてください。
1.チラシのポスティング
チラシのポスティングは、馴染みの深い集客方法でしょう。
Web集客ほど詳細なターゲティングはできませんが、高齢者の多い地域に絞って配布したり、新聞折り込みを利用したりすると費用を抑えられます。
また、チラシにはホームページのQRコードやSNSアカウント情報を載せておくと、Web集客から申し込みにつながる可能性が高まります。
2.フリーペーパーへの掲載
フリーペーパーは、地元住民へのアプローチに有効です。
ただし、それなりの費用を支払わないと目立つページに掲載されないデメリットがあります。掲載は費用対効果を慎重に考えた上で決断しましょう。
3.モデルルームの見学会
モデルルームを持っている企業なら、見学会を開催するのがおすすめです。
「リフォームを検討しているけど踏み出せない」という顧客は、実物を見ることで決断してくれる可能性が高まります。
SNS広告や自社アカウント、チラシなどで宣伝して上手く集客につなげましょう。
4.セミナーや相談会
リフォームに興味のある方へ向けたセミナーや相談会を開催するのも有効です。
セミナーや相談会に足を運ぶ方は、リフォームに大きな興味を持っています。上手くコミュニケーションを取れれば信頼感や安心感が高まり、申し込みを決断してくれるかもしれません。
地域のイベントに参加したり、見学会と同じく、SNSやチラシで宣伝して自社主催で開催したりする方法があります。
5.訪問営業や無料点検
訪問営業や無料点検のように、こちらから顧客にアプローチする手法も有効です。
訪問営業は顧客から毛嫌いされることも多いかもしれません。とはいえ、築年数が古い住宅を見定めて無料点検の営業をかければ話を聞いてくれる可能性があります。
また、過去に施工実績のある顧客である場合は、定期点検から修繕提案へつなげることもできるでしょう。
営業スキルが必要になりますが、直接対話は信頼を生みやすいため、話を聞いてもらえれば成約する可能性が高いです。
6.看板や社用車の活用
看板や社用車の活用も侮れません。
すぐに集客につながる方法ではありませんが、顧客は街中で何度も社名やロゴを見ているうちに自社を認知してくれます。
認知を獲得できていれば、将来的にリフォームしたくなったタイミングで「そういえば」と思い出して、ホームページにアクセスしてくれるかもしれません。
7.顧客からの紹介
顧客満足度が高い場合は、顧客が親戚や友人に紹介してくれる可能性もあります。
特に、紹介してくれた人には点検無料、簡単な修繕なら割引きのようなサービスを行うと、紹介が活発化するのでおすすめです。
もちろん、顧客満足度を高める技術力・接客力があることが大前提ですが、紹介で回るようになると経営は楽になります。
リフォーム会社の集客を成功させる5つのコツ
リフォーム会社の集客を成功させるには、以下の5つのコツがあります。
- 価格や作業工程の説明を詳細にする
- 実績や口コミを伝えて安心感を与える
- 他社にはない差別化ポイントを伝える
- 自社ターゲットに合わせた訴求をする
- 複数の集客方法を掛け合わせて実践する
順番に解説します。
1.価格や作業工程の説明を詳細にする
まずは価格や作業工程を詳しく説明することが大切です。
住宅リフォーム推進協議会の調査によると、顧客が感じるリフォームの際の不安や心配として「見積もり相場や適正価格がわからない」「施工が適正に行われるか不安」といった声が上位となっています。
出典:住宅リフォーム推進協議会「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査」
ホームページに価格と作業工程を記載するのは、顧客からの信頼を得る上で不可欠といえます。
2.実績や口コミを伝えて安心感を与える
実績や口コミを伝えることも大切です。
リフォームは費用負担も大きいため、ユーザーは「信頼性」を重視してリフォーム会社を選択します。実績や口コミは、その信頼性の判断材料として重要な役割となるのです。
実績を伝える際は、写真や動画も一緒に添えるとより信頼度がアップするでしょう。口コミを集める際は、Googleビジネスプロフィールを利用したり、SNSで口コミ投稿キャンペーンなどを行うのが有効です。
3.他社にはない差別化ポイントを伝える
リフォーム業界は競合も多く、今はインターネットで簡単に比較できてしまう時代です。
競合と似たようなサービス提供をするだけでは埋もれてしまいますし、その中で目立つには価格競争をするしかなくなります。価格競争で集客をしても、経営の安定にはつながりません。
リフォーム会社の集客成功には、他社にはない差別化ポイントを伝える必要があります。
たとえば、以下のような差別化戦略があげられます。
- マンションリフォームに特化する
- 地域密着型の会社として活動していく
- 社長やスタッフのファンを増やす
競合との差別化ポイントを伝えて、ユーザーに「絶対この会社にお願いしたい」と言われることを目指しましょう。
4.自社ターゲットに合わせた訴求をする
集客を成功させるには「ターゲットに合わせた訴求」は重要なポイントです。
いくら集客に力を入れても、ターゲットとなるユーザーの要望からズレた訴求をしていては売上アップにはつながりません。
例えば、「予算をかけてでも丁寧にリフォームしてほしい」というユーザーに対して、価格の安さや納期までのスピード感を伝えても刺さらないでしょう。
そのため、自社のターゲットとなる年齢層や地域層を定めたら、そのターゲットがどのような要望を持っているのかを調査するようにしましょう。
顧客からのヒアリングはもちろん、SNSを利用してリフォームのトレンドを把握するのも有効です。
5.複数の集客方法を掛け合わせて実践する
集客をする際は、複数の方法を掛け合わせるようにしましょう。
本記事ではさまざまな集客方法を紹介しましたが、それぞれに良し悪しがあります。
例えば、検索結果の最上位に表示できる「リスティング広告」は、リフォーム意欲があるユーザーに訴求できるため申し込みにつながりやすいです。しかし、検索されないとアピールができないため認知拡大には向いていません。
一方、Webサイトの広告掲載枠に表示できる「ディスプレイ広告」は、リフォームと無関係のサイトを見ているユーザーにも訴求できるため認知拡大を期待できます。しかし、ユーザーにリフォーム欲があるとは限らないため、申し込み率は低くなってしまうのです。
その他の集客方法も同じように、良し悪しがあります。そのため、集客を実践するなら各施策の特徴を掛け合わせるのがおすすめです。
リフォーム会社のWeb集客にお悩みならサイバーホルン
リフォーム会社の集客には、Web集客が欠かせません。
しかし、Web集客には専門知識や経験が必要です。多くの競合他社がWeb集客を取り入れている現代では、知識や経験なしで実施するのは容易ではありません。
そこでWeb集客の実施でお悩みの方は、私たちサイバーホルンにご相談ください。
サイバーホルン株式会社では、リスティング広告を中心に、SNS広告などさまざまなWeb広告運用の代行を承っております。
初期費用や最低広告費は一切かからず、最低契約期間もありません。運用代行手数料のみでご利用いただけます。
リフォーム会社のニーズや目的に沿ったクリエイティブ制作も行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ:リフォーム会社が売上を上げるには適切な集客を実践しよう
リフォーム会社の売上を上げるには、自社のターゲットに合わせた適切な集客を実践することが重要です。
テレワークの拡大でリフォーム需要はますます伸びていくと予想されていますので、ぜひ本記事で紹介したWeb集客を検討してみてください。