マイクロコンバージョン(MCV)とは?広告におけるメリットや設定例を解説
インターネット広告における「マイクロコンバージョン(MCV)」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
マイクロコンバージョンの設定にはさまざまメリットがあるものの、その一方で注意すべき点も多いです。
そこでこの記事では、マイクロコンバージョンの設定におけるメリット・デメリットや、実際の手順・例について解説します。広告の分析をさらに効率よく行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
マイクロコンバージョン(MCV)とは成約直前に行うアクションのこと
そもそもマイクロコンバージョンとは、最終ゴールとなるコンバージョンの一歩手前に置かれる目標のこと。商品購入が最終ゴールならその手前にある「カートに追加」、資料請求が最終地点ならフォームページの到達などが挙げられます。
Webサイトへのアクセスからコンバージョンまでの距離が遠い場合、なぜ成約しないのか計測するのは容易ではありません。
そこでマイクロコンバージョンの設置により、コンバージョンに至るまでにユーザーがどこで離脱しているのかを測り、広告の改善箇所を見える化できます。
マイクロコンバージョンでは、以下のポイントによく設定されます。
- 名前・メールアドレスなどの情報を入力して資料請求するページの閲覧数
- 商品が「カートに追加」「注文内容を確認」「注文確定」された回数
- 商品の購入時・問合せ時に入力フォームがクリックされた回数
- ホームページ・ランディングページなどが最後まで閲覧された回数
上位のようなマイクロコンバージョンを設定しておくことで、ユーザーが広告からどのように流入し、どの行動まで進みやすいのかを把握できます。
マイクロコンバージョン(MCV)を設定できる広告媒体一覧
マイクロコンバージョンを設置できる主な広告を以下にまとめました。
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Yahoo!広告
- LINE広告
それぞれの媒体では掲載される場所や入稿規定などに違いがありますが、マイクロコンバージョンの設定方法に大きな違いはありません。数多くの媒体で設定できますので、それぞれの特徴を活かしながら、広告を出稿しましょう。
マイクロコンバージョン(MCV)を設定するメリット・効果
マイクロコンバージョンの設定により、以下5つのメリットがあります。
- コンバージョンよりも細かい分析指標になる
- ユーザー行動を可視化できる
- コンバージョン以外の指標で課題を発見できる
- 各媒体で広告を最適化できる
- 自動入札にデータを反映できる
これらの効果について詳しく見ていきましょう。
コンバージョンよりも細かい分析指標になる
マイクロコンバージョンは、詳細な分析指標に基づいて効果検証できます。コンバージョンの母数が少ない場合、何が原因か発見するのは容易ではありません。
また、広告に当てられる予算が少なかったり、商品の価格が高く購入するユーザーが限られていたりすると、広告の評価が困難になります。
そこで、マイクロコンバージョンを設定して細かいデータを取得すると、それらを分析指標にできます。
このようにマイクロコンバージョンは、データが取得しづらい広告において、より多くの情報を収集できます。
ユーザー行動を可視化できる
マイクロコンバージョンでは、キーとなるページの閲覧数やクリック数などを測れるため、各ページにおけるユーザー行動を可視化できます
コンバージョンだけでは、実際に成約したかどうかという指標でしか分析ができません。その点、ユーザー行動を数値で把握できるのは大きなメリットです。
たとえば、コンバージョンが下がった場合には、マイクロコンバージョンの変化も追跡することで、どのページまたはポイントで離脱しやすくなるか把握できます。よりユーザー目線で広告の分析が可能になるでしょう。
コンバージョン以外の指標で課題を発見できる
コンバージョンだけでは発見できない課題を見つけられるのも特徴です。
コンバージョンの数値は、最終的な成約に至ったかどうかしか判断できず、その件数の増減で広告の評価をするほかありません。
しかしそれでは、複数の広告を比較する際や改善効果を測定する際、コンバージョンがほぼ同じなら評価が変わらないことになります。
そこで、該当するページやフォーム、ボタンへのアクションが多かったかというコンバージョン以外の指標を用意することが重要になります。
また、ターゲットユーザーがどこに興味関心を持ったかというデータを得られるため、課題発見につながったり、新たなマーケティング戦略への足がかりとなったりもします。
各媒体で広告を最適化できる
多くのインターネット広告媒体では、機械学習によって広告の表示を自動的に最適化する仕組みを採用しています。
そのため、効果的な広告表示をさせるためには機械学習に反映させるデータが欠かせません。
そこで、データ量を増やすためにも、マイクロコンバージョンの設定が有効です。
収集する対象データがコンバージョンだけなら「成約に至ったかどうか」という数値しか反映されません。しかし、マイクロコンバージョンの設定により、データ量が格段に増加します。
このように、マイクロコンバージョンには、各媒体の機械学習を促進して広告を最適化する役割も期待されます。
自動入札にデータを反映できる
マイクロコンバージョンを設定すると、広告運用の自動入札にデータを反映できるメリットもあります。
そもそも自動入札とは、成約数の最大化・クリック数の最大化など、目的に合わせて広告費を自動で調節する機能のこと。多くの媒体で採用されており、手動入札の手間が省けるだけでなく、AIがデータに基づいた適切な価格設定をしてくれます。
この自動入札の価格を設定するために必要なデータとして、マイクロコンバージョンも対象となります。
なお、コンバージョン数が少ない広告では、適切な自動入札が行われない可能性もあります。マイクロコンバージョンの設定で、その精度向上が期待できます。
マイクロコンバージョン(MCV)を設定するデメリット・注意点
マイクロコンバージョンの設定により、多くのメリットが得られますが、一方で注意点も存在します。
- 管理指標が増える
- 自動入札に悪影響が出る可能性がある
- 目標CPAにマイクロコンバージョン分の再設定が必要にある
ここでは、これらの注意すべきポイントについて解説します。
管理指標が増える
マイクロコンバージョンを設定することで、広告をより細かく分析できますが、運用の煩雑化につながります。
複数のコンバージョンデータを適切に収集・分析する必要があるため、担当者に求められるスキルも高くなるでしょう。
データが多くなれば、分析が複雑化して誤った判断をしてしまう恐れもあるため、注意が必要です。
また、管理指標が増えれば広告運用の方針や作業手順の刷新も余儀なくされます。
担当者の負担や工数が多方面から増えるため、費用対効果を考慮した計画的な運用を心がけましょう。
自動入札に悪影響が出る可能性がある
マイクロコンバージョンにおけるデータは、自動入札として反映できますが、適切な設定がされていないと正しい入札ができない可能性もあります。
たとえば、最終的に商品購入や資料請求をしないユーザーもマイクロコンバージョンで成果があれば積極的に出稿するという判断をされるケースが想定されます。
これでは、なぜコンバージョンに至らないのかを分析して改善するまでの期間、マイクロコンバージョンだけに反映されるユーザーへ無駄になりかねません。
このように、マイクロコンバージョンを自動入札データに反映すると適切な出稿ができない可能性がある点に注意が必要です。
目標CPAにマイクロコンバージョン分の再設定が必要にある
これまでコンバージョンデータだけで自動入札を行っていた場合、マイクロコンバージョン設定時に目標CPAも再設定する必要がある点に注意が必要です。
そもそも目標CPAとは、成果1件あたりにかけられる費用のこと。マイクロコンバージョンを設定すると、それに対応した新しい目標CPAを定めなければいけません。
また、Google広告では「目標コンバージョン単価制」を採用しているため、目標コンバージョン単価の設定も求められます。
マイクロコンバージョンを設定するなら、このような目標設定の更新にも意識を向けておきましょう。
マイクロコンバージョン(MCV)を設定するポイント
それでは、実際にマイクロコンバージョンを設定する際にはどのように設定すればよいのでしょうか。
- コンバージョンへの流れを意識する
- ターゲットユーザーに合わせて設定する
- 定期的な追跡とサイト改善を行う
ここでは、上記3つのポイントについて解説します。
コンバージョンへの流れを意識する
マイクロコンバージョンはユーザーのアクションを追跡できるのが大きなメリットです。そこで、ユーザーの通り道に沿ってマイクロコンバージョンを置き、どの地点で離脱されやすいか可視化できるようにしましょう。
たとえば、ECサイトの場合は以下のようにマイクロコンバージョンを設置するとわかりやすくなります。
- 商品ページの「カートに追加」ボタン
- カートページの「注文内容の確認」ボタン
- 注文ページの「名前・住所・支払い方法」フォーム
このように、ユーザーが遷移するページに沿ってマイクロコンバージョンを設定することで、最終的なコンバージョンに至るまでのユーザーの流れを確認できます。
ターゲットユーザーに合わせて設定する
マイクロコンバージョンは、何を改善したいかという目的によって設置項目は大きく異なります。
たとえば、ほとんどのECサイトの場合は商品の購入がコンバージョンとなるため、その数値を上げるのが目的です。
しかし、アフィリエイトブログのように目的の広告クリック率を上げたり、企業向けサイトのように問合せ数・資料請求数を向上させたりする場合もあるでしょう。
ターゲットにどのような行動をとって欲しいか、またどんなアクションを起こしやすいかによって、どこをマイクロコンバージョンに設定するか決めることが重要です。
定期的な追跡とサイト改善を行う
マイクロコンバージョンの設定後は、必ず定期的に追跡してそれをサイト改善に役立てるようにしましょう。
得られた数値を検証して、どこをブラッシュアップするかを考えなければマイクロコンバージョンの意味が薄くなってしまいます。
たとえば、ECサイトでカートページへは多くのユーザーが流入するものの、個人情報や支払い情報の入力で離脱率が高い場合。このケースでは、そのページに改善の余地があると判断でき、入力フォームの配置は適切かどうかといった課題が生まれてくるでしょう。
このように、マイクロコンバージョンで得たデータを分析に使うことで、より効果的な広告運用が可能になります。
Google広告におけるマイクロコンバージョン(MCV)の設定手順3ステップ
ここからは、実際にマイクロコンバージョンはどのように設定するのか、その手順についてGoogle広告を例に解説します。
Google広告では、大まかに以下3つの流れでマイクロコンバージョンを設定可能です。
- Google広告の管理画面からマイクロコンバージョンを設定する
- Googleタグマネージャー(GTM)を設定する
- マイクロコンバージョンの確認と分析を始める
マイクロコンバージョンは、Google広告の管理画面から設定します。
設定したマイクロコンバージョンは、GoogleタグマネージャーというWebサイトなどに挿入されるタグを一括管理できるツールで管理するのがおすすめです。
必ずしもGoogleタグマネージャーを設定する必要はありません。とはいえ、設置しておけば、よりマイクロコンバージョンを管理しやすくなります。
Googleタグマネージャーの設定が完了したら、実際にマイクロコンバージョンが機能しているか確認し、データ分析などに役立てましょう。
Google広告におけるマイクロコンバージョン(MCV)の設定手順
それでは、Google広告におけるマイクロコンバージョンの設定方法をさらに詳しく見ていきましょう。
- Google広告のコンバージョン設定を開く
- コンバージョンアクションを追加する
- コンバージョンの種類を選択する
- コンバージョンアクションを設定する
- コンバージョンID・ラベルを作成する
上記5つの手順に従って進めていきます。
Google広告のコンバージョン設定を開く
まず、Google広告のページからコンバージョン設定を開きます。
コンバージョン設定は、管理画面の上部にある「ツールと設定」をクリックして出てくるメニューから「計測」と進み、その後に「コンバージョン」と進むとアクセス可能です。
コンバージョンアクションを追加する
次に、コンバージョンアクションを追加します。
コンバージョン設定の画面左側にある「+(プラス)マーク」をクリックすると、コンバージョンアクションを選択可能です。
ここから、コンバージョンアクションの詳細を設定していきます。
コンバージョンの種類を選択する
コンバージョンには「ウェブサイト」「アプリ」「電話件数」「インポート」といった種類があります。
ここでは、Webサイトでのマイクロコンバージョンを計測すると仮定して「ウェブサイト」を選択しましょう。
コンバージョンアクションを設定する
次に、コンバージョンアクションの詳細を設定します。
まず、コンバージョンを測定するWebサイトのドメインを入力して「スキャン」を押しましょう。
その後、「+手動でコンバージョン アクションを追加」から、さらに詳細情報を入力します。
ここではアクションの目標カテゴリ・コンバージョン名・コンバージョンごとに同一の勝ちを割り当てるかどうかといった項目が設定可能です。
また、自動入札にマイクロコンバージョンのデータを反映する場合は、画面下部にある「コンバージョン列に含める」の項目を「はい」に設定しましょう。
コンバージョンID・ラベルを作成する
最後に、コンバージョンIDとラベルを作成します。
ここではGoogleタグマネージャーを利用してマイクロコンバージョンを管理するため「Googleタグマネージャーを使用する」を選択しましょう。
「コンバージョンID」「コンバージョンラベル」が表示されるため、これらをメモして「完了」をクリックします。
これで、コンバージョン設定は完了です。
Googleタグマネージャー(GTM)のMCV設定手順
Google広告での設定が完了したら、続いてGoogleタグマネージャーを設定します。
- Googleタグマネージャーへアクセスする
- トリガーを設定する
- タグを設定する
上記3つの手順を踏むことで、ユーザーの特定の動作がマイクロコンバージョンにカウントされるようになります。
ここでは、Googleタグマネージャーの詳細な設定方法をチェックしていきましょう。
Googleタグマネージャーへアクセスする
まずは、Googleタグマネージャーのサイトへアクセスします。
本ページから直接ジャンプするもしくは、Googleの検索窓からタグマネージャーと検索してアクセスしてください。
トリガーを設定する
Googleタグマネージャーの左側にあるメニューから「トリガー」を選択し、右上の「新規」をクリックします。
ここでトリガーを新規作成し、設定していきましょう。
「トリガーの設定」をクリックすることで右側にメニューが表示されるため、その中から「ページビュー」を選択します。
さらに、「このトリガーの発生場所」には「一部のページビュー」を選択しておきましょう。
その下にはトリガーを配信する条件を記載する場所があるため、以下のように設定します。
- Page URL
- 含む
- マイクロコンバージョンを計測するページのURL
ここまで入力したら「保存」をクリックしてトリガーの設定は完了です。
タグを設定する
最後に、タグの設定を行います。
Googleタグマネージャーの左側にあるメニューから「タグ」を選択し、右上の「新規」をクリックします。
「タグの設定」をクリックすると右側にメニューが表示されるため、ここから「Google広告のコンバージョントラッキング」を選択しましょう。
先ほどGoogle広告の設定画面で表示された「コンバージョンID」「コンバージョンラベル」を入力します。
次に、画面下部の「トリガー」を選択して、先ほど設定したマイクロコンバージョン用のトリガーを選択します。
ここまで設定したら「保存」を押して、すべての設定が完了です。
マイクロコンバージョン(MCV)の活用方法
マイクロコンバージョンには、具体的にどのような活用方法があるのでしょうか。
- コンバージョンが少ないサイトの改善
- ビッグキーワードからの集客を効率化
- コンバージョンポイントが複数あるサイトの最適化
ここでは、上記のような実際の活用事例を紹介します。
活用方法1.コンバージョンが少ないサイトの改善
マイクロコンバージョンを活用することで、コンバージョンが少ないサイトでも効率的に改善のPDCAサイクルを回せます。
そもそもコンバージョンが少ないサイトでは、A/BテストでUIなどを改善するためのデータを集めようとしてもなかなかすぐに結果が出ません。
そこでマイクロコンバージョンを使うと、たとえば異なる商品ページのUIを試したり、入力フォームの配置を変えたりといった測定を短期間で実施可能です。
ただし、マイクロコンバージョンの数値はあくまでもそのページまでのユーザーの動きであり、数値が高くてもコンバージョンに結びつかない恐れがあります。
マイクロコンバージョンを用いてA/Bテストを行う場合、それが本当に最終的なコンバージョンに繋がるものかを十分に考慮しましょう。
活用方法2.ビッグキーワードからの集客を効率化
リスティング広告での集客を行う場合、ビッグキーワードでは競合が多くコンバージョンに繋がりにくいことも多いです。
このような場合も、マイクロコンバージョンが役立ちます。
仮のコンバージョンを計測することで、そのキーワードが広告に適切かどうかがすぐに分かり、運用可否の判断がスピーディーになります。
このようにマイクロコンバージョンを活用すると、評価しにくく敬遠されがちなビッグキーワードでもどれが有効なのか分かりやすくなり、効率的な広告運用ができます。
活用方法3.コンバージョンポイントが複数あるサイトの最適化
コンバージョンポイントが複数あるサイトは、単一のコンバージョンだけではサイトの改善に繋がりづらいため、マイクロコンバージョンが役立ちます。
BtoB商材のランディングページなどでは「見積り」「資料請求」「問合せ」など複数のコンバージョンポイントを用意していることも多いです。
そこで、それらをマイクロコンバージョンで別々に計測することで、より詳細にユーザーの行動を把握できます。
また、これらのマイクロコンバージョンを分析する際には、それぞれの重要度を決めておくといいでしょう。
たとえば「資料請求」よりは「見積り」のほうが実際の購入につながりやすいなど、そのサイトのゴールにより近いマイクロコンバージョンから優先的に改善してみてください。
広告におけるマイクロコンバージョン(MCV)の設定例
それでは、具体的にマイクロコンバージョンの設定例はどのようなものがあるのでしょうか。
- ECサイトにおける商品購入までの場合
- コーポレートサイトでの資料請求までの場合
- 採用サイトにおける求人応募までの場合
ここでは、上記の3パターンに分けて実際の設定例を紹介します。
ECサイトにおける商品購入までの場合
ECサイトにおける最終ゴールは、一般的に「商品の購入」です。そのため、ユーザーがそこに至るまでにたどるであろう、以下の箇所にマイクロコンバージョンを設置するといいでしょう。
- 商品ページのアクセス数
- 「カートに追加」ボタンのクリック数
- 「カートを確認」ボタンのクリック数
- 決済情報入力フォームのクリック数
アクセス数やクリック数を測ることで、どこに改善の余地があるか判断できます。
コーポレートサイトでの資料請求までの場合
コーポレートサイトの最終的な目的はさまざまありますが、代表的な例として「資料請求」が挙げられます。
このケースでは、資料請求に至るまでにユーザーが遷移するであろう以下の箇所にマイクロコンバージョンを設定しましょう。
- ランディングページのアクセス数
- ランディングページの「問合せ」ボタン
- 資料請求ページのアクセス数
- 資料請求フォームのクリック数
もし、資料請求ページのアクセス数が多いのにダウンロードまで至っていない場合、フォームに改善余地がありそうだと判断できます。
採用サイトにおける求人応募までの場合
採用サイトでは、ほとんどの場合「求人応募」が最終的なコンバージョンとなるでしょう。
そこで、ユーザーが求人応募までに起こすアクションに沿って、以下の箇所にポイントを設置しましょう。
- 求人案件ページのアクセス数
- 「応募へ進む」ボタンのクリック数
- 応募情報入力フォームのクリック数
それぞれの数値を分析することで、ユーザーがどの位置で離脱しているかを把握できます。
まとめ:マイクロコンバージョン(MCV)を活用してCVアップを達成しよう
マイクロコンバージョンは、広告の評価をするうえでとても便利な指標です。
効率的に課題を見つけられるだけでなく、機械学習や自動入札に反映するデータとしても利用できます。
ただし、数値管理に手間がかかる点や自動入札・目標CPAの再設定が必要な点はおさえておかなければいけません。
成約までの導線やターゲティングなどのポイントを踏まえつつ、マイクロコンバージョンを広告運用に取り入れてみてください。