GA4のカスタムイベント設定とCV設定について(基礎編)

GA4はUAとは異なる方法でCV設定(目標設定)を行う必要があります。

GA4のCV設定はイベント(clickやpage_viewなど)とパラメータ(page_locationなど)を組み合わせてカスタムイベントを作成し、CVとして登録する必要があります。

本基礎編では、GA4で設定できる簡単なCVの設定とカスタムイベント設定手順に関して説明します。

この記事の目次

カスタムイベントとCVの設定

弊社HPで設定しているCVとカスタムイベントを例に手順を解説していきます。

今回は、弊社HPのお問い合わせページ（/thanksをURLに含むページ）を見たということを条件にしてCV計測する例にしています。

ざっくりとした手順は、カスタムイベントを作成し、CVとして登録を行うという流れになります。

①GA4上の「設定」→「イベント」をクリック

②赤枠で囲った「イベントを作成」をクリックしてカスタムイベントの作成を行います。

③下記のような画面が表示されるので、「作成」をクリックします。

④赤枠で括った部分でカスタムイベントの名前を設定します。

今回は、「問い合わせ完了」という名前で設定を行います。

⑤こちらの赤枠部分でどのイベント(行動)をベースにして、どの条件(パラメータ)で動作させるのか？を指定します。

今回の場合、「/thanks」を含むページを見た場合、CV(イベント)として計測することを条件としているため、下記のような設定を行っております。

以上でカスタムイベントの設定は完了です。

実はGA4では設定したイベントが発生するまで、画面上には表示されない仕様になっております。

イベントの動作確認については、GTMを使用する必要があるため別記事で解説をさせていただきます。

ここからは、ここまでに登録したカスタムイベントをCVとして登録する手順を解説します。

①まず、「設定」→「コンバージョン」を開きます。

②次にカスタムイベントとして登録した「問い合わせ完了」をCVとして登録する必要があるので、赤枠部分をクリックします。

③ ②のボタンをクリックすると赤枠の画面が表示されるので、CVとして計測したいイベント「問い合わせ完了」を入力し「保存」をクリックします。

④下記のように「問い合わせ完了」がCVとして表示されるようになりました。

CVの設定は以上で終了です。

カスタムイベント計測後に上記の「設定手順②　CVの設定」とは別の方法でCVの設定を行うこともできます。

下記の設定方法もあるので、ご参照ください。

イベント設定画面の「コンバージョンとしてマークを付ける」のスライドボタンをオンすることで選択したカスタムイベントをCVとして計測することもできます。

また、Googleの公式ヘルプによると、イベントにコンバージョンとしてマークを付けた場合、標準レポートとリアルタイムレポートで反映・表示されるタイミングが異なるようです。

上記の通り、標準レポートには、即時反映されるわけではないので注意しましょう。

GA4はUAとは異なり、自分で作成したイベント(カスタムイベント)をCVとして設定することで初めてCV計測が可能になります。

カスタムイベントが動作しない限り、設定が上手くできているのか？すぐに仕様上確認することができないので、残念ではありますが別記事でGTMを使ったイベントの動作確認について紹介します。

そして、まだイベント・CV設定以外の設定が済んでいない方は、下記の記事を使って他の設定も完了させましょう。

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