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美容鍼・鍼灸院の広告戦略!手法や大事な規制もわかりやすく解説

美容鍼・鍼灸院の経営を続けていくには、広告戦略を立てて集客を安定させることが重要です。とはいえ、「どのような広告戦略が有効なのかわからない」と頭を悩ませる方も多いでしょう。

そこで本記事では、美容鍼・鍼灸院に有効な広告戦略・作成のポイントを解説します。広告作成にあたって重要な規制についてもお伝えしますので、美容鍼・鍼灸院の経営安定を目指す方はぜひ参考にしてください。

美容鍼・鍼灸院に有効な広告戦略6選

美容鍼・鍼灸院に有効な広告戦略は、以下の6つが挙げられます。

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ広告
  3. SNS広告
  4. 動画広告
  5. MEO広告
  6. チラシ作成

順番に解説します。

広告戦略1.リスティング広告

リスティング広告とは、特定のキーワードによる検索結果で最上位に表示される広告です。

例えば「美容鍼+地域名」や美容・健康に関するお悩みなどのキーワードで広告を出稿しておけば、検索ユーザーが自院の存在を認知してくれます。

広告費用は、1クリック数百円程度の「クリック型課金」が基本です。表示されただけで費用が発生することはありません。

また年齢・性別・地域などを設定し、自院の狙うターゲット層に広告配信できるため、不特定多数にチラシを配るよりも費用対効果は高いです。

広告配信をするキーワード選定に悩まれるかもしれませんが、専門家に相談することで成果を上げやすくなりますので、ぜひご活用ください。

広告戦略2.ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告掲載枠に表示できる広告です。

ユーザーが特定のキーワード検索を行わないと表示されないリスティング広告とは異なり、ディスプレイ広告は検索する前のユーザーにもアプローチできます。

ディスプレイ広告は、自院の認知拡大に比重を置く場合に向いています。

また、ディスプレイ広告は画像や動画でアプローチできるため、よりユーザーの目を引けるのも特徴です。広告作成にはクリエイティブ技術が必要ですが、制作会社にお任せもできますので、認知拡大を狙うのなら検討してみてください。

なお、ディスプレイ広告においても「クリック型課金」「配信するユーザー層の絞り込み」などの設定ができます。

広告戦略3.SNS広告

SNS広告は、Instagram・X・Facebookなどのタイムライン上に表示できる広告です。

今は多くの方がSNSを利用しています。特に美容鍼・鍼灸院のターゲットとなる若い女性は、Instagramで情報収集されている方も多いでしょう。タイムライン上に広告を配信すれば、大きな認知拡大が期待できます。

SNS広告もリスティング広告やディスプレイ広告と同様に、配信するターゲット層の設定ができます。出稿費用は、月30〜50万円が相場になるでしょう。

広告戦略4.動画広告

動画広告とは、YouTubeやTikTokなどのサービスで配信される動画形式の広告です。

今は「テレビよりもYouTubeやTikTokを見ている人の方が多い」と言われる時代です。そのため、ディスプレイ広告やSNS広告同様に、動画広告も認知拡大に役立ちます。

クリエイティブ制作に多くのコストがかかりますが、その分、ストーリー性のある広告制作が可能です。「ストーリーはユーザーの心に刺しやすい=自院に興味を持ってくれる可能性が高い」となりますので、予算に余裕のある場合は検討してみてください。

広告戦略5.MEO広告

MEO広告とは、Googleマップの検索結果で自院の情報を上位表示させる広告です。

例えば、「美容鍼+新宿」と検索した場合は、以下のように表示されます。

MEO広告の魅力は、営業時間や口コミ情報、院内の画像や現在地からの経路などを端的に伝えられることです。Googleマップで検索をするユーザーはすでに美容鍼・鍼灸院への関心が強いといえるため、自院の存在を知ってもらえれば大きな集客効果を期待できます。

費用感はリスティング広告と同じですので、ぜひ積極的にご活用ください。

広告戦略6.チラシ作成

ここまでWebを活用したオンライン広告を紹介しましたが、インターネットを利用していない方には届けられません。

特に年齢層の高い方はインターネットに疎い可能性がありますので、オフライン広告の代表例である「チラシ作成」も合わせて行いましょう。

チラシは不特定多数に配布する仕組み上、どうしても費用対効果は低くなりますが、デザインや訴求方法の工夫で集客ツールとして役立ちます。

美容鍼・鍼灸院の広告を作成する3つのポイント

美容鍼・鍼灸院の広告を作成するなら、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  1. ターゲットを明確にする
  2. 競合との差別化を意識する
  3. ホームページの見栄えにこだわる

順番に解説します。

ポイント1.ターゲットを明確にする

まずは、年齢・性別・職業・家族構成など、ターゲットを明確にすることが大切です。

ターゲットを明確にすることで、自院の見込み顧客となるユーザーに刺さる広告配信ができます。例えば、20代と40代では訴求方法が異なるでしょう。また、顧客の経済状況によってもアピールするべきポイントは変わるはずです。

「ターゲットは広い方が多くの顧客を呼び込めるのでは?」と考えがちですが、訴求ポイントがあやふやでは誰にも刺さらない広告になってしまいます。

そのため、自院の強みや立地条件などから「どのような顧客がメインターゲットになるのか」を考え、そのターゲットに刺さる広告作成を行いましょう。

ポイント2.競合との差別化を意識する

美容鍼・鍼灸院に有効な広告戦略を紹介しましたが、それは競合となる他院も力を入れていることです。

競合と同じような内容で広告配信をしても顧客の頭には残りません。「絶対ここに通いたい」と感じてもらえなければ、顧客は価格の安い方へ流れてしまうでしょう。

価格勝負をしても経営安定にはつながらないため、広告に打ち出すサービス内容で差別化を図る必要があります。

差別化を図るのは簡単ではありません。とはいえ、自院と競合のターゲットや強みを分析することで「この治療法をアピールする」「この悩みを抱えるユーザーに特化する」などが見えてくるはずです。

また、近年は動画広告も普及しているため、院長やスタッフの人柄を差別化ポイントにするところも増えています。

ポイント3.ホームページの見栄えにこだわる

広告から自院に興味を持ってくれたユーザーは、必ずと言っていいほどホームページに飛びます。治療内容や料金などの詳細を知りたいからです。

しかし、ホームページの見栄えが良くないと、せっかく興味を持ってくれたユーザーが離れてしまうかもしれません。例えば、院内の雰囲気が暗く伝わってしまったり、知りたい情報がすぐにわからなかったりです。

広告運用はあくまでもホームページに誘導することが目的ですので、専門家にお願いするなどして、ホームページの見栄えや内容にもこだわりましょう。

要注意!美容鍼・鍼灸院の広告規制とは?

美容鍼・鍼灸院の広告作成をする際は、規制に注意しなければいけません。あはき法(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師に関する法律)によって広告規制がされているからです。

参照:厚生労働省「あはき、柔整施術等の広告に関する実態等」

法律に基づく規制であるため、違反してしまうと広告禁止だけでなく、業務停止命令が下される場合もあります。

美容鍼・鍼灸院の広告に掲載可能な内容

では、どのような内容なら広告に掲載できるのでしょうか。美容鍼・鍼灸院の広告に掲載可能な内容は、以下の通りです。

  • 業務の種類
  • 施術所の名称や写真
  • 電話番号や住所
  • 予約の有無
  • 休日・夜間の急患受け入れに関する事項
  • 出張による施術の有無
  • 駐車場に関する事項
  • 医療保険療養費支給申請ができる旨

上記の内容であれば広告に掲載できます。

美容鍼・鍼灸院の広告に掲載不可の内容

一方、以下の内容は広告に掲載できません。

  • 施術の具体的な内容・料金
  • 実際の内容よりも過剰な表現
  • 他院よりも優れていると伝える表現
  • 病院・診療所の誤解を招く名称
  • 経歴や実績
  • 医療行為と誤認される表現

上記は広告規制の対象となっています。

特に鍼灸は「医業類似行為」で医業ではないため、医療行為を連想させる表現(クリニック・患者・治るなど)は掲載できません。

美容鍼・鍼灸院の広告規制が適用されない媒体

広告規制の内容を見て「これでは自院を広告でアピールするのは難しい」と感じた方も多いかもしれません。

しかし、厚生労働省「広告ガイドライン等について」を確認すると、「ホームページ」は広告規制の対象外となっています。

つまり、ホームページであれば、施術の具体的な内容や料金、施術者の経歴や実績を掲載することが可能です。

もちろん、過剰表現や顧客の誤認を招く表現はモラル違反となるため避けなければなりません。リスティング広告やチラシなどでは掲載できない情報でも、ホームページなら掲載できる内容はあります。

そのため、自院の強みなどはホームページに掲載し、広告は「ホームページへの誘導」を目的に運用するといいでしょう。

美容鍼・鍼灸院のWeb広告運用でお悩みならサイバーホルン

美容鍼・鍼灸院の経営安定には、Web広告運用が欠かせません。

しかし、Web広告で成果を出すには知識と経験が必要ですし、広告規制を遵守した上で競合と差別化を図らなければいけません。実際どのように取り組むべきか頭を悩ませている方も多いでしょう。

そこでWeb広告運用にお悩みであれば、私たちサイバーホルンにご相談ください。

サイバーホルン株式会社では、リスティング広告やSNS広告など、さまざまなWeb広告運用の代行を承っております。

初期費用や最低広告費用は一切かからず、最低契約期間もありません。運用代行手数料のみでご利用いただけます。

美容鍼・鍼灸院のニーズや目的に沿ったクリエイティブ制作も行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:美容鍼・鍼灸院の広告は規制に注意して運用しよう

美容鍼・鍼灸院の広告戦略は、リスティング広告やSNS広告など、さまざまな手法があります。

ただ、広告作成をする際は、広告規制に注意しなければなりません。どれだけ良さそうな広告を作成しても法律違反を犯してしまうと、顧客の信頼低下から経営不振に陥ってしまうでしょう。

とはいえ、広告規制を理解している専門家とタッグを組み、適切に広告運用をすれば、大きな集客改善が期待できます。

ぜひ本記事を参考にして、Web広告運用の実施を検討してみてください。

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