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BtoB企業のSNS広告ガイド!成功させる5つのポイントと各媒体の特徴を解説

  • 2024.08.28

SNS広告

近年、SNS広告を利用して認知拡大を目指す企業が増えています。その成功事例を見て「自社でも活用したい」と考える方は多いかもしれません。

とはいえ、SNSにはBtoCで有効なイメージがあり「BtoB企業が取り組んでも効果があるのか?」という疑問があるでしょう。

結論からお伝えすると、BtoB企業でもSNS広告を利用する価値はあります。多くのユーザーに広告配信をすれば潜在層の育成ができますし、Facebookのようなビジネスパーソンの利用率が高いSNSは、BtoB企業でも効果を実感しやすいです。

本記事では、BtoB企業がSNS広告を活用するメリット・成功させるポイント・各SNS広告媒体の特徴を解説します。実施を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

BtoB企業も有効活用するSNS広告とは?

SNS広告とは、FacebookやInstagramなどのSNSプラットフォーム上に配信できる広告を指します。

ユーザーの投稿と同じ形式で配信できるため、多くの方に見てもらいやすいのが特徴です。数十円〜数百円の費用から手軽に出稿できます。

SNSと言えば、BtoC向けのイメージが強いかもしれません。しかし、コンテンツマーケティング支援を行うサイトエンジン株式会社の調査によると、20.6%の企業が「SNSで情報収集をしている」と回答しています。

参考:PR TIMES|【BtoBサイトに関する調査レポート】サービス購入時の情報源は「公式サイト」49.5%、「SNS」20.6%

約2割という数字は決して多くありません。しかし、少しでも多くの企業にアプローチしたいのなら「取り組む価値はある」と言えるでしょう。

BtoB企業がSNS広告を活用する6つのメリット

BtoB企業がSNS広告を活用するメリットは、以下の6つが挙げられます。

  1. 他の広告よりも高精度なターゲティングができる
  2. 潜在層に認知してもらえる可能性が高い
  3. Webサイトから離脱したユーザーに再アプローチできる
  4. 細かい効果検証から改善につなげられる
  5. 拡散やフォローによって認知拡大が期待できる
  6. ユーザーに違和感なく広告配信できる

順番に見ていきましょう。

メリット1.他の広告よりも高精度なターゲティングができる

SNS広告は、リスティング広告やディスプレイ広告よりも高精度なターゲティングができます。

なぜなら、SNSユーザーはアカウント開設時に年齢・性別・居住地・興味関心などを入力していることが多いからです。

特にFacebookは実名登録制であることから、正確な情報を入力している可能性が高いと言えます。会社名・部署・役職などからもターゲティングが可能です。

広告を届けたいユーザーをピンポイントにターゲティングできれば、それだけ成果につながりやすくなります。無駄な広告費の削減もできるでしょう。

メリット2.潜在層に認知してもらえる可能性が高い

成果を上げやすい広告といえば「リスティング広告」が挙げられます。

リスティング広告は、ニーズが顕在化している検索ユーザーに向けて配信可能です。広告をクリックされれば、購入や問い合わせにつながる可能性が高いでしょう。

しかし、リスティング広告の欠点は「検索ユーザーにしかアプローチできない」ことです。キーワードの検索数が少ないと、そもそも広告をあまり見てもらえません。

その点、SNS広告は多くのユーザーを抱えるプラットフォームに配信できます。ニーズが顕在化していない潜在層にも広告を見てもらいやすいため、自社の認知拡大に向いています。

また、SNS広告には、設定したターゲットに似た特徴を持つユーザーにも広告配信をしてくれる「類似オーディエンス機能」が備わっています。活用すれば、見落としていた潜在層にもアプローチ可能です。

メリット3.Webサイトから離脱したユーザーに再アプローチできる

SNS広告には、過去に自社サイトを訪れたことのあるユーザーに広告配信をする「リターゲティング機能」が備わっています。

すでに認知を獲得しているユーザーに再度アプローチすることで、自社の製品・サービスを再検討してもらえるかもしれません。新製品・サービスを紹介するのもいいでしょう。

ただ、同じ広告に何度も追いかけられることで企業のイメージダウンとなる可能性もあります。リターゲティングする際は、フリークエンシーキャップで、1人あたりの表示回数を制限するのがおすすめです。

メリット4.細かい効果検証から改善につなげられる

他のWeb広告と同じく、SNS広告にも細かい分析機能が備わっています。

広告の表示回数・クリック回数・コンバージョン率はもちろん、どのような属性に興味を持ってもらえているのかも確認可能です。

SNSは、アクティブユーザーが多いため豊富なデータを集められます。データが多いことで、より良い広告作成ができるでしょう。

メリット5.拡散やフォローによって認知拡大が期待できる

SNS広告には、いいねやシェアによる拡散機能もあります。ユーザーに刺さる広告作成ができれば、大きな認知拡大が期待できるでしょう。

また、広告経由で自社アカウントをフォローしてくれるユーザーもいます。フォロワーを増やすメリットは、以下の通りです。

  • 購買意欲を育成ができる
  • 直接メッセージからファン化できる
  • 広告費をかけずに新製品やサービスを宣伝できる
  • 製品やサービスに対する改善案を得られる
  • 企業の信頼性担保につながる

拡散・フォロー機能があるのは、SNS広告ならではの魅力です。認知拡大や信頼性向上を目指すなら積極的に実施を検討してみてください。

メリット6.ユーザーに違和感なく広告配信できる

リスティング広告やディスプレイ広告の場合、どうしても広告特有の違和感が出てしまいます。

デジタルマーケティングを支援する株式会社ニュートラルワークスの調査によると、約7割のユーザーが意識的に広告を避けていることがわかりました。

参考:株式会社ニュートラルワークス「リスティング広告ユーザー意識調査」

広告配信をしても、ユーザーがクリックしてくれないことには成果につなげられません。

その点、SNS広告はユーザーの投稿に紛れて配信できます。違和感が少ないため、広告を避けがちなユーザーにも自然にアプローチが可能です。他の広告よりも、クリック数やインプレッション数が期待できるでしょう。

BtoB企業に適したSNS広告の媒体一覧!各媒体の特徴

BtoB企業に適したSNS広告は、以下の6つがあります。

  1. Facebook
  2. Instagram
  3. LINE
  4. YouTube
  5. X(Twitter)
  6. Linkedln

それぞれの特徴やユーザー層などを詳しく解説します。

Facebook

Facebookは、実名登録制で信頼関係を構築しやすいSNSです。ユーザーの年齢層は30〜50代が中心となっています。

ビジネスパーソンの利用率が高く、会社・部署・役職などのターゲティングも可能です。BtoB企業には最も向いているSNS広告と言えるでしょう。

経営者や役員に絞ってターゲティングできるため、セミナー申し込み資料請求に関する広告を出稿するのがおすすめです。

Instagram

Instagramは、写真や映像といったビジュアル訴求に適したSNSです。ユーザーの年齢層は10〜30代が中心となっています。

Instagram広告は、Facebookの広告管理画面から配信も可能です。Facebookの高度なターゲティング機能を活用できるのは魅力的でしょう。

年齢層の若いユーザーが多いため、販売促進以外にも、採用PRに関する広告出稿をするのもおすすめです。

LINE

LINEは、日頃のコミュニケーションツールとしても活用されるSNSです。ユーザーの年齢層には偏りが少なく、幅広い年代の方が使用しています。

国内の月間ユーザー数は、2023年6月末時点で約9,500万人です。またSNS利用者の中には「LINEのみを利用している」という方が41.2%もいます。

参考:LINEキャンパス「LINEのユーザーはどんな人?」

他のSNSではリーチできないユーザーにも広告を届けられるため、認知拡大を目指すなら積極的に検討してみてください。

YouTube

YouTubeは、世界最大級の動画配信サービスです。LINEと同じく、ユーザーの年齢層には偏りがありません。

動画広告は、複雑な製品やサービスでもわかりやすく伝えられるのが魅力です。また、ストーリーを組み込みやすいため、広告を通じてブランドイメージ向上も図れます。

動画再生中に配信されることから煙たがられやすい広告ですが、スキップされるまでの数秒間は必ず見てもらえます。ユーザーの興味を引く工夫ができれば、高いエンゲージメントが期待できるでしょう。

X(Twitter)

Xは、短いテキスト投稿が中心のSNSです。ユーザーの年齢層は10〜30代が中心になっています。

Xの特徴は「拡散力の高さ」です。リポストや引用といった機能は、他のSNSよりも気軽に投稿をシェアできます。よって、数多くの潜在層へアプローチできる可能性が高いです。

ただし、拡散力の高さゆえに炎上リスクも高くなります。広告を出稿する際は、十分に内容を確認しましょう。

Linkedln

Linkedlnは、キャリアアップを目指すユーザーのためのSNSです。ユーザーの年齢層は20〜30代が中心になっています。

日本の利用者は300万人程度と少なめですが、ビジネスパーソンに特化しているSNSであるため、BtoB企業には適している媒体でしょう。

Facebookと同様、会社・部署・役職などのビジネス情報からターゲティングが可能です。BtoB向け商材の販売促進採用PRをするなら、ぜひ活用してみてください。

BtoB企業がSNS広告を配信する流れ

BtoB企業がSNS広告を配信する大まかな流れは、以下の通りです。

  1. 広告戦略を設定する
  2. SNS媒体を選定する
  3. クリエイティブやLPを作成する
  4. 広告アカウントを開設する
  5. 広告の配信設定をする

広告戦略は「運用目的(認知拡大・顧客獲得など)」や「ターゲット層」を設定します。重要なポイントなので、時間をかけて設定しましょう。

戦略が決まれば、広告を配信するSNS媒体を選定します。各SNSのユーザー層と自社のターゲット層をマッチさせるのがポイントです。

広告アカウントの開設方法・配信設定は、各SNS媒体のヘルプページに記載されています。参考にしながら進めてみてください。

BtoB企業がSNS広告運用を成功させる5つのポイント

BtoB企業がSNS広告運用を成功させるには、以下5つのポイントを押さえることが大切です。

  1. 広告運用の目的を明確にする
  2. ターゲットとペルソナを明確にする
  3. ターゲットに適したSNS媒体を選ぶ
  4. LP(ランディングページ)の質を高める
  5. 効果の分析と改善を繰り返す

順番に解説します。

ポイント1.広告運用の目的を明確にする

まずは、広告運用の目的を明確にしましょう。

広告運用の目的は、主に以下の例が挙げられます。

  • 顧客獲得
  • 認知拡大
  • 信頼強化

SNS広告は、目的に応じて最適なクリエイティブや配信媒体が異なります。

そのため「とりあえず成果の出ている企業を真似してみよう」「利用者が多いSNSだから」という理由だけで広告配信をしても、思うような成果は得られません。

目的を明確にすることで、ターゲット選定・発信媒体の選定・クリエイティブ制作などがスムーズに決まりますので、最初に考えておきましょう。

ポイント2.ターゲットとペルソナを明確にする

商品やサービスと同じで、SNS広告でも届けるターゲットとペルソナの設定が重要です。

特にBtoB企業のターゲットは、BtoCに比べて母数が限られています。そこで、それぞれを適切に設定することで、効果的に成果を上げられるでしょう。

SNS広告は、年齢・性別・職業・居住地だけでなく、「どんなアカウントをフォローしているか・いいねを押しているか」などのデータを用いたターゲティングもできます。目的に沿ってピンポイントに設定できるのが魅力です。

ポイント3.ターゲットに適したSNS媒体を選ぶ

SNSは、各媒体でそれぞれ特徴やユーザー層が異なります。人気のSNSであっても、自社の目的やターゲットでは最適解ではないかもしれません。

例えば、大手企業の50代をターゲットにしているのなら、若い層が多いInstagramよりも、役員クラスの利用者が多いFacebookの方が適しているでしょう。しかし、ターゲットが若い女性担当者なら、Instagramの方が良い可能性もあります。

なお、媒体選択に迷う場合は、ビジネス向け利用者が多いFacebook広告から始めてみるのがおすすめです。

ポイント4.LP(ランディングページ)の質を高める

製品やサービスの販売促進が目的なら、LP(ランディングページ)の質を高めることも大切です。

広告で興味を引いても、遷移先のページが魅力的でなければ、ユーザーの気持ちが冷める原因になってしまいます。

ユーザーの購買意欲を高めるためにも、LP(ランディングページ)制作では以下の点を意識しましょう。

  • ファーストビューでベネフィットを明確に提示する
  • 各ポイントにフォームを設置する

特にSNS広告は、潜在ニーズへのアプローチが中心になります。読み進める理由を感じなかったり、わかりにくい導線だったりすると、すぐに元のSNSチェックへ戻ってしまうでしょう。

SNS広告で成果を上げるには、LP(ランディングページ)で離脱させない工夫も求められます。

なお、もし自社で遷移先のLP(ランディングページ)制作が難しい場合は、専門家への依頼も選択肢の一つです。弊社でも承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ポイント5.効果の分析と改善を繰り返す

マーケティング全般に言えることですが、成果を上げるには、分析と改善の繰り返しが欠かせません。

「ターゲットにしっかり届いているのか」「クリック数に対してコンバージョンはどれくらいしているか」などの分析で、広告をより最適化できます。

特に、SNSユーザーは1日に何度もチェックする傾向があるため、同じような広告では飽きられてしまいます。クリエイティブは積極的に改善していきましょう。

BtoB企業のSNS広告運用ならサイバーホルン

SNS広告は、BtoB企業においても有効な集客ツールです。しかし成果を上げるには、継続的な分析と改善が求められます。

そこで、もし自社にSNS広告運用のノウハウやリソースがない場合は、私たちサイバーホルンにお任せください。初期費用や最低広告費は一切かからず、最低契約期間の制限もありません。運用代行手数料のみで承っております。

BtoB企業のニーズに沿った動画制作、LP(ランディングページ)制作も行っておりますので、ワンストップで依頼したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:BtoB企業の認知拡大ならSNS広告がおすすめ

SNS広告は、他の広告よりも多くのユーザーに認知拡大を促せるのが魅力です。高精度なターゲティングもできるため、ターゲットの母数が少ないBtoB向け商材でも効果的にアプローチできます。

LP(ランディングページ)で潜在ニーズを顕在ニーズへ育成できれば、大きな成果にもつながるでしょう。数十円〜数百円の低コストでお試しもできますので、もし集客にお悩みなら、ぜひこの機会に実施を検討してみてください。

なお、顕在層をターゲットにする場合は、検索ユーザーに直接アプローチできる「リスティング広告」もおすすめです。以下の記事にて詳細を解説していますので、興味があればご覧ください。

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