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エステサロンの広告手法13選!要注意な4つの法律も解説

エステサロンの集客力を高めるには、まず多くの人々からの認知を得る必要があります。広告はその認知拡大にとても有効な手段です。

しかし、広告に掲載できる表現には厳しいルールがあります。違反すると罰則を受けたり、顧客からの信頼を失ってしまったりと、集客において逆効果になるため注意が必要です。

本記事では、エステサロンにおける広告規制の内容・有効な広告手法・集客成功のポイントをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

エステサロンの広告は表現に要注意

エステサロンの広告は、表現に注意する必要があります。

なぜなら、エステサロンは医療機関ではないからです。医療行為を実施できるのは医療機関のみと法律で定められています。よって、顧客が医療機関と勘違いしてしまわないような配慮をしなければなりません。

またエステサロンに限らず、顧客を騙すような表現も禁止されています。

施術効果を過剰にアピールしたり、実際の価格よりもお得であるかのように表現したりすると、顧客が誤解から「騙された」と感じてしまう可能性があります。後に深刻なトラブルへと発展しかねません。

広告は表現ひとつで顧客の勘違いを生みます。そのため、顧客が不利益を被らないように、法律でさまざまな広告規制が設けられているのです。

エステサロンが気をつけるべき4つの法律・ガイドライン

では、エステサロンが気をつけるべき法律はどのような内容なのでしょうか。4つの法律を順番に見ていきましょう。

  1. 薬機法
  2. 医師法
  3. 景品表示法
  4. あはき法

薬機法

薬機法は、医薬品や医療機器などの品質や安全性を確保するために定められた法律です。以下の5つが対象となります。

  1. 医薬品
  2. 医薬部外品
  3. 化粧品
  4. 医療機器
  5. 再生医療機器

エステサロンは医療機関ではないため、医薬品や医療機器を使用したサービスを実施してはいけません。よって「治療」「セラピー」など、医薬品や医療機器を使用しているかのように誤解させる広告は禁止されています(薬機法第68条)。

また、化粧品や医薬部外品を取り扱っているエステサロンは表記に注意が必要です。「1ヶ月でシワがなくなる」「ニキビが治る」など、根拠のない効果や効能などを掲載すると、虚偽・誇大広告と見なされる可能性があります(薬機法大66条)。

参考:厚生労働省「医薬品、医療機器の品質及び安全性の確保等に関する法律」

医師法

医師法は、医師免許や業務について定められた法律です。「医師以外が医業をしてはいけない」という旨が記載されています(医師法第17条)。

エステサロンでは医業をおこなえません。よって、以下のような医療行為を連想させる表現は禁止されています。

  • 治す
  • 治療
  • 診断
  • 矯正
  • 効く
  • 医学的

なお「レーザー脱毛」「ピーリング」も医業にあたります。エステサロンが実施していると違法になるため注意してください。連想させる表現も法律に触れる可能性があります。

参考:厚生労働省「医師法」

景品表示法

景品表示法は、一般消費者の利益を保護するために定められた法律です。

エステサロンが気をつけるべき項目は、以下の2つが挙げられます。

  1. 優良誤認表示
  2. 有利誤認表示

優良誤認表示とは、実際よりも優れた商品・サービスであるかのような表現を指します(景品表示法第5条件1項)。

例えば「最新のマシン」「顧客満足度No.1」という表現をする際は、一般的に認められている調査から証拠を示さなければなりません。

有利誤認表示とは、競合他社よりも優れている・著しくお得であると勘違いさせる表現を指します(景品表示法第5条2項)。

具体的には、「期間限定〇%オフ」「今だけ〇〇円」などは、明確な期間を表示する必要があります。常に割引をおこなっていたり、期間終了後も継続していたりすると、顧客は「急がなくてもよかった」と不利益を被る可能性があるからです。

参考:消費者庁「景品表示法」

あはき法

あはき法は、「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」について定められた法律です。

各施術をおこなうには「国家資格」が必要になります。そのため、基本的にエステサロンでは「マッサージ」という表現をしてはいけません(あはき法第1条)。

マッサージに関する広告を掲載する際は、「あん摩マッサージ師資格保持者を表記する」もしくは「リラクゼーション」「トリートメント」といった表現にしましょう。

参考:厚生労働省「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」

エステサロンに有効なオンライン広告手法9選

広告規制の内容を押さえたうえで、エステサロンに有効な広告手法をお伝えします。

まずは、インターネットを活用したオンライン広告から見ていきましょう。

  1. リスティング広告
  2. SNS広告
  3. YouTube広告
  4. ディスプレイ広告
  5. SNS運用
  6. YouTube運用
  7. ホームページ・ブログの運営
  8. Googleビジネスプロフィール(MEO広告)
  9. ポータルサイトへの掲載

リスティング広告

リスティング広告とは、特定のキーワードで検索エンジンの上位や下部に表示されるテキスト型の広告です。

検索エンジンを利用するユーザーは悩みが顕在化しています。よって見込み顧客の検索ワードを予測して設定すれば、広告をクリックしてくれる可能性が高いです。

特にリスティング広告は「費用対効果の高さ」が魅力となります。理由は以下の3つです。

  1. 設定後すぐ検索結果に表示される
  2. 広告がクリックされた場合のみ費用が発生する
  3. 配信するターゲットを詳細に絞り込める

検索エンジンの利用者は顕在ニーズを感じています。「エステ+地域名」「エステ+脱毛」などのキーワードで広告を打てば、即日から来店や予約につながる可能性が高いです。

広告費を気にされる方も多いかもしれません。しかし、リスティング広告はクリックされた場合のみ費用発生となります。表示されただけで広告費はかからない仕組みです。

クリック費用は、キーワードによって異なりますが、1クリック数十円〜数百円とそこまで高くはなく、あらかじめ上限金額を決めることも可能です。

配信するターゲットも年齢・性別・地域・興味関心などから詳細に設定できますので、見込み顧客に絞って配信すれば高い費用対効果が期待できるでしょう。

SNS広告

SNS広告は、FacebookやInstagram、LINEやX(旧Twitter)などのタイムラインに表示できる広告です。

近年、SNSは若者を中心に幅広い層から生活に欠かせないツールとなっています。そんなSNSで広告運用をすれば、多くの認知獲得が期待できるでしょう。

SNS広告の特徴は、以下の3つが挙げられます。

  1. ユーザーに自然な形で見てもらえる
  2. 拡散効果で想定外のターゲットにも届けられる
  3. ユーザーとコミュニケーションをとれる

SNS広告は、ユーザーが見ている投稿の間に設置されます。広告感が薄いため、自然な形で見てもらいやすいです。

また、SNSは気に入った投稿を「いいね」や「シェア」などで拡散できる機能があり、これは広告にも適用されます。広告に興味を持ってもらえれば、思わぬ見込み顧客の発掘ができるかもしれません。

さらには、ユーザーがリプライや引用でコメントを送ってくれることもあります。ユーザーからの質問に回答したり、生の声から広告やサービスの改善につなげたりすることで、信頼性を高めることが可能です。

このように、SNS広告には独自の魅力がたくさんあります。1日100円から出稿できますので、ぜひお気軽に実施してみてください。

YouTube広告

YouTube広告は、動画共有サービスのYouTubeに配信できる広告です。

広告の設置場所は「YouTubeの検索結果ページ」「動画の再生前後」「動画再生中」とさまざまあります。スマートフォンや5Gの普及によりYouTubeのユーザー数は増えていますので、広告配信をすれば認知拡大が期待できるでしょう。

YouTube広告の特徴は、以下の3つが挙げられます。

  1. 商品やサービスの魅力が伝わりやすい
  2. 冒頭の5秒間は見てもらいやすい
  3. 広告スキップの場合は費用が発生しない

YouTube広告は静止画の広告もありますが、動画広告での出稿がメインです。

動画は音声やストーリーまで組み込めるため、ユーザーの感情に訴えかけることができます。スタッフの人柄やサロン内の雰囲気も伝わりやすいです。

また、他の広告は興味がないと流されてしまいますが、YouTube広告は「最低5秒は見ないとスキップできない仕組み」になっています。ユーザーも「5秒なら待てる」という心情であるため、確実に見てもらえるのが魅力です。

仮にスキップされたとしても、その場合は費用が発生しません。見込み顧客だけに広告予算を割けるため、高い費用対効果が期待できます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、あらゆるWebサイトやアプリの広告枠に表示できる広告です。

表示形式は、画像・動画・テキストから選択できます。

ディスプレイ広告は、目に留まりやすく、認知拡大につながりやすいです。見込み顧客に絞って配信すると結果に結びつけられるでしょう。

ディスプレイ広告を実施するメリットは、以下の3つが挙げられます。

  1. 単純接触効果を狙える
  2. リスティング広告よりも費用が抑えられる
  3. リスティング広告との相乗効果を狙える

単純接触効果とは、接触する回数が多い相手への興味が増す心理現象のことです。

基本的にディスプレイ広告は、ユーザーが悩みに気づいていない潜在層へのアプローチになります。潜在層は広告にあまり興味を持っていないため、クリック率は期待できません。

しかし、何度も広告を見ているうちに「ちょっと見てみようかな……」と気持ちが変化する可能性があります。

またディスプレイ広告は、リスティング広告よりもコンバージョンにつながりにくいですが、その分だけクリック単価が低い傾向にあります。認知拡大が目的なら、ディスプレイ広告が向いているでしょう。

リスティング広告とあわせて出稿しておけば、ユーザーが潜在層から顕在層へ変化した際に、検索行動を起こしてくれる可能性もあります。

SNS運用

広告費をかけたくない場合は、自社でSNSアカウントを運用する手法もあります。

以下に、各SNSの種類と特徴をまとめてみました。

種類特徴
Instagramエステに関心のあるユーザーが多い
ハッシュタグによる検索もされやすい
Facebook30代以降の社会人が多い
写真+長文で深い投稿がしやすい
LINE幅広いユーザーが連絡用途で利用している
メッセージの開封率が高い
X(旧Twitter)年齢層の幅が広い
拡散力が高い
TikTok10代〜20代の若いユーザーが多い
比較的競合が少なく埋もれにくい

SNSはどの媒体も基本無料で利用できます。エステの豆知識やサロン内の雰囲気などの投稿をすれば、興味を持ったユーザーがフォローしてくれるかもしれません。

ユーザーの共感を得る投稿をすることで、拡散効果による絶大な認知拡大も期待できます。上手くいけば「SNSで話題のエステサロン」として有名になる可能性も秘めていますので、ぜひ取り組んでみてください。

ただし、拡散効果がある分、常に「炎上リスク」が付きまといます。拡散を狙うことは大切ですが、過度なバズ狙いは控えた方がいいかもしれません。

YouTube運用

施術内容やサロン内の雰囲気、スタッフの人柄などの情報をより詳しく発信したい場合は、YouTubeを活用するのがおすすめです。

YouTubeは撮影機材の用意が大変に感じる方も多いかもしれません。しかし、近年のスマートフォンはカメラ性能が高いため、高価な機材でなくても十分撮影できます。

以下は、エステサロンのYouTube活用事例です。

こちらはBEAUTY GAREGEさんの「美zen筋骨トリートメント(フェイシャル)」の施術シーンを撮影した動画になります。

各ステップのポイントが解説されているため、視聴者は安心して予約へ進めるでしょう。

こちらは自分deエステさんが撮影した「エステティシャンの1日密着動画」になります。

勤務するスタッフの人柄や、サロン内の雰囲気がしっかり伝わるため、視聴者は「ここのサロンに行ってみたい」と感じることでしょう。スタッフの採用活動にも活かせます。

ホームページ・ブログの運営

広告の役割を持つホームページやブログにも力を入れることが大切です。

ホームページの情報をわかりやすく整理して、ブログでメニューの説明やスタッフ紹介、役立つ豆知識の発信などをすれば、来店や予約につながる可能性が高まります。

ただ、ユーザーに露出できなければアクセスを集められません。そこで「SEO対策」を実施しましょう。

SEO対策とは、自社サイトを特定の検索キーワードで上位表示させる施策です。リスティング広告のように「エステ+地域名」「脱毛+地域名」などで上位表示できれば、広告費をかけずに集客アップを狙えます。

SEO対策は、検索エンジンが評価に時間を要することから、すぐに反映されるわけではありません。半年以上かかることもあります。

そのため、最初はリスティング広告を出稿し、SEO対策の効果を見ながら徐々に広告を減らしていく手法がおすすめです。

Googleビジネスプロフィール(MEO広告)

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップに自店舗を表示させる無料ツールです。

登録しておけば、エリアで探しているユーザーに自店舗の存在をアピールできます。口コミ評価や営業時間なども掲載可能です。

なお、Googleマップの検索結果に出せる「MEO広告」もあります。広告を出稿しておけば、マップ検索で目につきやすくなるため、より効果的なアピールが可能です。

リスティング広告と同じく、Googleマップで検索をするユーザーもニーズが顕在化しています。集客につながりやすいため、忘れずに登録しておきましょう。

ポータルサイトへの掲載

ポータルサイトとは、さまざまな店舗の情報や口コミが掲載されたサイトのことです。

エステサロンにおける代表的なポータルサイトは、以下の3つが挙げられます。

  1. ホットペッパービューティー
  2. 楽天ビューティー
  3. Beauty Park

「他の店舗と比較したい」と考えるユーザーは、ポータルサイトを使用する傾向にあります。登録しておけば「新規顧客獲得」の可能性が高まるでしょう。

ただし、ポータルサイトは競合が多いことから、上手く差別化できていないと埋もれてしまいます。差別化戦略として、クーポンや割引きなど価格競争に巻き込まれることが多いのもデメリットです。

集客できても「初回の割引目当て」の顧客では利益アップは望めません。もし掲載する際は、しっかりリピート施策を打ち出してからにしましょう。

エステサロンに有効なオフライン広告手法4選

地域密着で店舗運営をしているのなら、オフライン広告も十分に宣伝効果を発揮します。

エステサロンに有効なオフライン広告は、以下の4つです。

  1. チラシ・ポスティング
  2. フリーペーパー
  3. 交通広告
  4. 紹介カード

順番に見ていきましょう。

チラシ・ポスティング

チラシは、オフライン広告の代表例でしょう。

近隣エリアにポスティングしたり、美容室やカフェに設置してもらったりすると、エステサロンに興味のある方が見てくれます。チラシ内にホームページのQRコードを掲載したり、クーポンを付けたりするのも有効です。

ただし、チラシは作成や配布に費用も労力もかかります。費用対効果は要検討です。

フリーペーパー

フリーペーパーは特集を組んで作成する傾向にあります。そのため、チラシよりもターゲットを絞りやすいのがメリットです。

ただし、目立つページに掲載してもらうには、多額のコストがかかる可能性があります。予算のある大手に埋もれてしまうケースが多いため、掲載する場合は、差別化戦略が重要です。

交通広告

交通広告は、電車・バス・タクシーなど公共交通機関の車内や、駅・バスターミナルなどの構内に設置される広告です。

不特定多数の人にアピールできるため、認知拡大が期待できます。また単純接触効果を狙いやすいことから長期間設置できれば集客につながる可能性も高いでしょう。

オンライン広告のように、費用対効果の検証は難しいものの、潜在顧客へのアピールに優れたオフライン広告です。

紹介カード

紹介カードは、一度ご来店いただいた顧客に知人を紹介してもらうための施策です。

エステサロンは施術料金が比較的かかるため、見込み顧客目線では「失敗したくない」と慎重に検討しています。そのため、信頼している人物からおすすめされると、来店までの心理的ハードルが下がるものです。

実際、ホットペッパービューティーアカデミーの「美容センサス2023上期」によると、「初回来店時にサロン選びで重視したポイント」に対して、2割以上の方が友人・知人からの口コミと回答しています。これは全回答の中で最も多い割合です。

紹介カードの作成コストをかけたくない場合は、SNSの投稿やフォロー画面の提示で代用するといいでしょう。

エステサロンの広告運用に必要な費用の目安

エステサロンの広告運用にかかる費用は、取り組む手法や期間によって大きく変動します。とはいえ、SNS運用やYouTube運用、SEO対策は無料で宣伝できます。

またリスティング広告やSNS広告では上限金額を設定可能です。想定以上のクリック数が発生しても、上限金額を超えると自動で出稿停止できます。

本格的な広告運用をするなら、月10万円以上が目安にはなります。オンライン広告なら1日100円からお試し可能ですので、少しずつ実施してみてください。

エステサロンの広告運用を成功させる7つのポイント

エステサロンの広告運用を成功させるには、以下7つがポイントとなります。

  1. 適切なターゲット・ペルソナを選定する
  2. ターゲットに合わせた広告媒体を活用する
  3. 広告の上限予算を決める
  4. 競合との差別化を図る
  5. ビジュアルとキャッチコピーにこだわる
  6. 広告表現やデザインが適切か確認する
  7. 効果検証と改善を繰り返す

順番に解説します。

適切なターゲット・ペルソナを選定する

まずはターゲット・ペルソナを選定しましょう。

ペルソナとは、見込み顧客の典型像を指します。見込み顧客を具体的に想像できていないと無難な広告しかできません。

今はエステサロンに限らず、広告が世にあふれています。無難な広告では誰からも見られない可能性が高いでしょう。

よって広告作成では、具体的なターゲット・ペルソナを選定し、その1人を確実に来店へとつなげるような訴求が重要です。

例えば、以下の項目を設定します。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 世帯年収
  • 家族構成
  • 趣味/休日の過ごし方
  • 価値観

このような項目を設定していけば、その人物が興味を引きそうな訴求を考えやすくなるはずです。

ターゲットに合わせた広告媒体を活用する

広告の費用対効果を高めるには、ターゲットに合わせた広告媒体を活用する必要があります。

「さまざまな広告媒体で配信した方が、認知拡大を期待できる」と考えるかもしれません。しかし、ターゲットに合わない媒体では、費用が無駄になる可能性があります。

例えば、20代がターゲットならSNS広告、それもInstagramが利用者層とマッチしています。一方、40代なら親しみ深いチラシやフリーペーパーなどが好まれるでしょう。これが逆になると、あまり上手くいきません。

いくら素晴らしい広告を作成できていても、配信する場所が異なるだけで反応率が大きく変わります。広告媒体の選定もしっかりおこないましょう。

広告の上限予算を決める

広告にかけられる予算を決めることも重要です。

オンライン広告は、どの種類も安価から始められます。しかし、ターゲットに最適化された広告を作成するには、反応を確認しながら微調整を繰り返す必要があります。

上限予算を決めていないと、クリックだけされて来店につながらない……という広告を放置してしまう可能性があるため、上限予算で自動停止する設定をしておきましょう。

また、広告予算は、広告媒体の種類や出稿期間によっても大きく変動します。もし予算オーバーになる場合は、無料で宣伝できるSNS運用・YouTube運用・ホームページやブログのSEO対策などに力を入れるほうが効率的です。

競合との差別化を図る

今は多くのエステサロンが広告に力を入れています。競合に埋もれないためにも、差別化ポイントを意識しましょう。

例えば、以下のような差別化ポイントが挙げられます。

  • 最新の機械を導入している
  • 1日の組数を絞って丁寧な接客をしている
  • 競合にはないユニークなメニューを提供している

差別化を考えるのは容易ではありませんが、適切なターゲット選定と競合他社の分析を徹底することでアイデアが浮かんできます。

ただし、低価格を差別化ポイントにするのはおすすめしません。価格で集まった顧客は、より安価なサロンができれば流れてしまうからです。リピーター獲得を目指しましょう。

また、差別化を意識するあまりに過剰な表現をしてしまうことにも注意です。広告規制に引っかかると集客に悪影響を与えますので、十分に気をつけてください。

ビジュアルとキャッチコピーにこだわる

世の中には、たくさんの広告が出稿されています。

その中からユーザーの目に留めてもらうには、魅力的なビジュアルとキャッチコピーを作成することが重要です。

例えば、リラクゼーションを目的とするエステサロンであれば、落ち着けるようなカラーでビジュアルをまとめます。キャッチコピーは「癒し」をコンセプトに潜在層が抱える不安や欲求を満たせることを伝えるといいでしょう。

骨の折れる作業ではありますが、ターゲットを詳細に絞り込むことで、最適なビジュアルとキャッチコピーが洗練されてきます。

広告表現やデザインが適切か確認する

広告を掲載するには、厳しい規制を遵守する必要があります。

特にエステサロンは景品表示法に加えて、薬機法や医師法、あはき法による広告規制もあり、他業界よりも厳しいのが特徴です。

広告規制をしっかり把握せずに「治る」「セラピー」「痩せる」などの表現を使用する店舗は一定数存在します。また意図せずに「最新」「今なら〇〇円」などを使用し、指摘を受ける事例も多発しています。

広告出稿をする際は、広告規制をしっかり把握し、表現やデザインが適切であるかを十分に確認したうえでおこないましょう。

効果検証と改善を繰り返す

広告は出稿して終わりではありません。最適な広告を作成するには、効果検証から改善を繰り返す必要があります。

具体的には、以下を分析することで、より効果の高い広告作成が可能です。

  • どの広告文がよく反応されたか
  • どの媒体がもっとも反応されたか
  • どの時間帯がもっとも反応されたか

広告運用は、結果の出ている他社を真似ただけで成果が上がるわけではありません。ターゲットが異なれば、最適な広告も異なるからです。

オンライン広告では、クリック数や表示回数、広告からの成約率などを細かく分析できる機能が備わっています。上手く活用して最適な広告を作り上げましょう。

エステサロンのWeb広告運用ならサイバーホルン

エステサロンが広告運用を成功させるには「広告規制の遵守」と「効果検証から改善の繰り返し」が求められます。

しかし、「広告運用の知見に長けた人材が自社にいない……」と悩まれる方が少なくありません。

そこで、エステサロンの広告運用を検討されているのなら、ぜひ私たちサイバーホルンにお任せください。

サイバーホルンでは、リスティング広告・SNS広告などの運用代行を承っております。初期費用や最低広告費は一切かからず、最低契約期間の制限もありません。運用代行手数料のみでご利用いただけます。

動画制作やLP制作といった、エステサロンのニーズに合わせたクリエイティブ制作もおこなっていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:エステサロンの広告運用は表現に注意しよう

エステサロンの集客において、広告運用は欠かせません。

特にオンライン広告は、自社のターゲット層がよく見るWebサイトやSNS、悩み検索をした際のページに表示できることから、非常に高い効果を発揮します。

ただし、エステサロンが広告出稿をする場合は「薬機法」「医師法」「あはき法」「景品表示法」に注意してください。

もし広告運用にお困りでしたら、弊社サイバーホルンがサポートしますので、ぜひこの機会に広告集客を検討してみてください。

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