広告運用自動化ツールおすすめ10選！成果につながる選び方のポイントを解説
「Web広告を運用したいけど、ノウハウもリソースもない…」
「Web広告の運用に役立つツールのおすすめが知りたい」
Web広告はマーケティングにおいて、認知度拡大や集客に有効な施策です。
しかし、設定や測定などを適切にしなければ期待する効果は得られません。手間だけかかっても成果につながらないリスクは避けたいでしょう。
そこで本記事では、広告運用自動化ツールのおすすめ10選を紹介します。ツールの選び方や、導入時のメリットと注意点もご紹介しますので、広告運用ツールをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
広告運用ツールとは？
広告運用ツールは、Web広告の運用に関わる業務を自動化できるツールです。
Web広告の運用には多くのタスクが発生するため、社内で運用する場合には多くのリソースを必要とします。広告運用自動化ツールを活用すれば、タスクをツールによって自動化できるため、リソースを節約しながら最適化された運用が可能です。
広告運用自動化ツールの一般的な機能として、以下が挙げられます。
- 広告出稿設定
- キーワード設定
- 予算調整
- データ集計／分析
- レポート作成
ツールによって提供されている機能は異なるため、自社に必要な機能を検討したうえで製品を選定しましょう。
広告運用自動化ツールの選び方のポイント6つ
広告運用自動化ツールを選ぶ際は、以下6つのポイントをおさえてください。
- 導入目的に適しているか
- 運用したい広告媒体に対応しているか
- コスト以上の成果が見込めるか
- 操作性は良好か
- 既存ツールとの連携ができるか
- サポート体制は万全か
導入目的に適しているか
自社の導入目的に適しているツールを選択しましょう。重要なのは、ツールを導入することで「何を改善したいのか」という点です。はじめに導入目的を明確にしておかないと、せっかくツールを導入しても成果にはつながりません。
レポート作成に手間がかかっているのであれば、レポートの自動化ができるツールを選ぶなど、目的に合わせて選定する必要があります。
運用したい広告媒体に対応しているか
運用したい広告媒体に対応しているツールを選ぶことも大切です。
Web広告には数多くの媒体があり、ツールが全ての媒体に対応しているとは限りません。自社で運用している広告媒体に対応したツールはもちろん、できるだけ多くの媒体に対応しているツールを選びましょう。
例えば、今はGoogle広告だけを運用しているとしても、将来的にはInstagram広告やLINE広告など別媒体の運用を始める可能性もあります。
コスト以上の成果が見込めるか
ツールの導入にもコストがかかるため、コスト以上の成果が見込めるかどうか、慎重な検討が必要です。
ツールを導入すれば、たしかに業務効率化と成果の向上が期待できます。しかし、コストを考えずに導入すると負担になる恐れもあるでしょう。
「導入にどの程度のコストがかかるのか」「コストに見合うだけのリターンが得られるのか」を検討してツールを選んでください。
操作性は良好か
ツールの操作性も重要なポイントの1つです。ツールを導入しても、操作や設定方法が難しく使いこなせなければ社内に浸透しません。
操作や設定のしやすさや視認性の高さをチェックし、広告運用の経験に関わらず利用できるツールを選びましょう。
既存ツールとの連携ができるか
既存のツールとの連携ができるかどうかも重要なポイントです。
自動化ツール以外にも、広告運用に役立つツールを利用している企業は多いでしょう。
ツール同士での連携が整っていれば、双方のデータを用いてデータ分析や管理がしやすくなります。
ツールがどのサービスと連携可能であるかも、チェックしておきましょう。
サポート体制は万全か
ベンダーのサポート体制も大切なポイントです。
ツールを導入しても、使い方が分からないことや設定がうまくできないこともあるでしょう。ツールの利用に関するトラブルが発生した際に、ベンダーのサポート体制が整っていないと、解決に時間も手間もかかります。
電話やメールでの質問ができるかどうか、マニュアルやヘルプサイトがあるかどうかなど、サポート体制が万全かどうか、事前のチェックが必要です。
また、海外のツールを利用する場合は、日本語での問い合わせができるかどうかも確認しておきましょう。
広告運用自動化ツールのおすすめ10選
ここでは、広告運用自動化ツールのおすすめを10個ご紹介します。
- Shirofune（シロフネ）
- ATOM（アトム）
- AdSIST（アドシスト）
- Lisket（リスケット）
- AdFlow（アドフロー）
- glu（グルー）
- Optymizer（オプティマイザー）
- Gyro-n DFM（ジャイロンDFM）
- AD EBiS（アドエビス）
- Perpetua（パーペチュア）
Shirofune（シロフネ）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! Twitter（X） LINE |
| 主な機能 | 広告配信 予算調整 レポート確認 Excelレポートダウンロード 改善施策提案・実行 など |
| 料金プラン | セルフプラン：月額広告費×5％ サポートプラン：月額広告費×5％＋月額11万円 |
| 公式サイト | https://shirofune.com/ |
Shirofune（シロフネ）は、導入実績の豊富さと操作性の高さが魅力の自動化ツールです。
広告運用の専門家が開発したツールで、国内利用実績13,000件でトップクラスの支持を集めています。広告運用の経験やノウハウがないスタッフでも対応できる分かりやすさがポイントで、直感的な操作で広告運用を最適化できると評判です。
ATOM（アトム）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! Twitter（X） LINE SmartNews indeed など |
| 主な機能 | レポート作成 レポートフォーマットカスタマイズ 数値管理 データ出力 など |
| 料金プラン | 月額5万円～ |
| 公式サイト | https://www.atom.tools/top/ |
ATOM（アトム）は、レポート作成に特化した自動化ツールです。広告出稿や予算管理はできないものの、157種類もの形式でのレポート出力やデータ集計、各種形式でのデータの自動出力に対応しています。
CV獲得や目標未達などさまざまな条件でアラートを発することもできるため、機会を逃さず最適な広告運用体制を実現できます。複数媒体のデータをATOM上で一括管理できるのもポイントです。
AdSIST（アドシスト）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! LINE |
| 主な機能 | 広告配信・入稿 商品データ取得 ネットショップ自動連携 など |
| 料金プラン | フリープラン：投入予算の30％ スタンダードプラン：月額5,000円+投入予算の15％ プレミアムプラン：月額10,000円+投入予算の10％ |
| 公式サイト | https://corekara.co.jp/adsist/ |
AdSIST（アドシスト）は、ECサイトの集客に特化した広告運用自動化ツールです。「Shopify」や「BASE」など、主要なECシステムに幅広く対応しており、簡単に連携できるため手間がかかりません。
ECサイトから自動で商品データを取得して各媒体に配信できるため、リソースを抑えた集客が見込めます。チャットの質問に答える形で操作でき、専門知識がなくても使いやすいのもポイントです。
Lisket（リスケット）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! Twitter（X） LINE SmartNews YouTube など |
| 主な機能 | レポート作成 予算管理 など |
| 料金プラン | 100アカウント：月額22,000円 200アカウント：月額44,000円 |
| 公式サイト | https://lisket.jp/ |
Lisket（リスケット）は、レポート作成と予算管理に特化した広告運用ツールです。各種配信媒体のレポートを一括管理可能で、自由に編集できるレポートを自動で出力できます。
1アカウントあたり200円から利用できるリーズナブルな料金プランも魅力です。費用対効果の高いツールなので、コストを抑えたい方に特に向いています。
AdFlow（アドフロー）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! LINE Twitter（X） |
| 主な機能 | 承認フロー 発注テンプレート 稿数管理 修正指示 制作物管理 チャットタスク・スケジュール など |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 公式サイト | https://adflow.jp/ |
AdFlow（アドフロー）は、Web広告に欠かせないクリエイティブ制作に特化したプロジェクト管理ツールです。広告出稿を自動化するツールではなく、クリエイティブ制作のプロジェクト管理をサポートしてくれます。
広告効果分析・レポート機能も提供されており、キャンペーンごとではなくクリエイティブ単位で分析できるのが特徴です。クリエイティブを重視して広告を出稿したい企業に向いています。
glu（グルー）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! Twitter（X） LINE Criteo など |
| 主な機能 | データ収集・出力 オートコンパイル ダッシュボード CRM メディア連携 BI連携 など |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 公式サイト | https://glu.atara.co.jp/ |
glu（グルー）は、レポート作成に特化している広告運用自動化ツールです。レポートを自動生成するだけでなく、幅広い広告・メディアやツールと連携してデータを取り込み、分析できます。
オートコンパイルや目標KPI進捗に合わせた自動アラート機能からCRMまで提供されており、機能性の高さも魅力です。
Optmizr（オプティマイザー）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! |
| 主な機能 | 広告モニタリング AI分析 レポート生成 キーワード提案 自動入札 予算管理 など |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 公式サイト | https://optmyzr.jp/ |
Optmizr（オプティマイザー）は、リスティング広告の自動化に特化したツールです。AIを使った分析・提案・自動化を提供してくれるツールで、リスティング広告の運用を最適化できます。
世界中で80,000社以上の企業が導入した実績があり、世界各地で賞も受賞しているため、安心して利用できるでしょう。
Gyro-n DFM（ジャイロンDFM）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Criteo Yahoo! LINE Logicad KANADE など |
| 主な機能 | データフィード自動生成 データフィード最適化 など |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 公式サイト | https://www.gyro-n.com/dfm/ |
Gyro-n DFM（ジャイロンDFM）は、データフィード広告に特化した自動化ツールです。データフィード広告とは、自社の商品データを複数の配信媒体に自動で配信する仕組みのことで、費用対効果の高い広告として知られています。サイトをクロールしてフィードを自動生成できるため、広告出稿にかかる運用負荷を大きく削減できるでしょう。
AD EBiS（アドエビス）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Google Yahoo! |
| 主な機能 | 広告効果分析 費用対効果分析 広告配信 データ自動取得 など |
| 料金プラン | 基本料金（定額）＋従量課金 ※要問い合わせ |
| 公式サイト | https://www.ebis.ne.jp/ |
AD EBiS（アドエビス）は、広告効果の測定に特化した広告運用ツールです。
自社のWebサイトへの流入を正確に計測できるのはもちろん、コンバージョンまでのユーザー行動の把握や、売上までのデータまで細かくチェックできます。中小企業から大手企業まで導入実績が豊富で、サポート体制が充実しているのも嬉しいポイントです。
Perpetua（パーペチュア）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応広告媒体 | Amazon |
| 主な機能 | Amazon広告自動最適化 広告効果分析 |
| 料金プラン | Plan A：月50米ドル（約7,250円） Plan B：月125米ドル（約18,125円） Plan C：月250米ドル（約36,250円） Plan D：月500米ドル（約72,500円） Plan E：月額広告費の 6.5%相当の米ドル |
| 公式サイト | https://perpetua.io/ja/ |
Perpetua（パーペチュア）は、Amazon広告運用の自動化に特化したツールです。
AIを使ってAmazon広告の運用を自動で最適化できるため、運用に慣れていなくても高いパフォーマンスが期待できます。1ヶ月あたり50ドル （約7,250円） から利用できるため、費用対効果も高いツールです。
広告運用自動化ツールを活用する3つのメリット
続いて、広告運用自動化ツールを活用するメリットを3つご紹介します。
- 運用初心者でも抵抗なく始められる
- 自動化で他の業務にリソースを注力できる
- 広告の的確な改善・最適化ができる
運用初心者でも抵抗なく始められる
広告運用自動化ツールを導入することで、運用経験が浅くても業務を担当できるというメリットがあります。
自動化ツールを使えば、専門的なスキルや経験が浅くてもタスクを自動で実行でき、広告効果を高めることが可能です。運用に必要なデータ分析やレポート出力も自動で実行できるため、初心者でも成果をふまえた分析や改善ができます。
自動化で他の業務にリソースを注力できる
広告運用にかかるタスクを自動化することで、他の業務に自社のリソースを集中させられます。
広告運用で成果を出すには多くのタスクをこなさなければならないものの、企業によってはリソースを十分に割けないこともあるでしょう。
自動化ツールを活用すれば、リソースを他の業務に回せるため、本業に影響を与えずに広告運用を進められます。
広告の的確な改善・最適化ができる
広告の的確な改善・最適化ができるのも、自動化ツールを導入するメリットの1つです。
広告の成果を最適化するには、高度な知識やスキル、経験が求められます。広告運用自動化ツールを使えば、成果を出すために各種データを活用して自動で最適化ができるため、費用対効果を大きく向上させられるでしょう。
人的ミスやスタッフ間のスキルの差をなくすことで、高い水準で広告成果を上げられます。
広告運用自動化ツールの導入で確認したい注意点3つ
では最後に、広告運用自動化ツールの導入で確認したい注意点を3つ紹介します。
- 初期コストや手間がかかる
- 定期的なメンテナンスが必要になる
- 実務的な運用ノウハウを蓄積しにくい
初期コストや手間がかかる
ツールを導入することで、初期コストや手間がかかる点に注意が必要です。
広告運用そのものにかかる費用だけでなく、ツール導入時の初期費用や月額費用がかかります。ツールの利用に関するマニュアルや社内ルールの制定など、別の手間が発生する点も把握しておきましょう。
運用ツールの導入は、コスト削減やリソースの節約につながります。しかし、導入コストに見合うだけの成果が得られるかどうか、事前に慎重な検討が必要です。
定期的なメンテナンスが必要になる
自動化ツールとはいえ、定期的なメンテナンスは必要です。
自動化できるとはいえ、Webマーケティングのトレンドや市場の状況は常に変化します。そのため、定期的に設定を見直して成果をチェックしておかないと、トレンドから外れた運用になる恐れもゼロではありません。
実務的な運用ノウハウを蓄積しにくい
ツールに頼ってしまうことで、実務的な運用ノウハウを社内に蓄積しにくくなります。
ツールを導入すれば、たしかに広告運用を自動化・最適化できます。しかし、運用担当者のスキルアップにはつながりにくいでしょう。
運用ツールは、あくまでも広告運用をサポートするものなので、自社の運用スタッフの教育のためにも、使い分けや運用体制を整えてください。
まとめ
広告運用ツールを導入することで、運用に関わるタスクを自動化し、リソースを節約しながら広告のパフォーマンスを最適化できます。運用スキルやスタッフが不足していても高い成果が期待できるため、広告成果を出したい場合は導入を検討してみてください。
自動化ツールを選ぶ際は、導入目的や広告媒体、操作性やコストなど、さまざまなポイントをチェックする必要があります。自動化ツールの導入にはコストや手間がかかる、ノウハウが蓄積しにくいなどの注意点もあるため、自社に必要なツールを慎重に検討しましょう。
