【YouTube動画広告】これで完璧!入稿規定を完全網羅
YouTube広告を出稿する時に、最初に必要になることは当たり前ですが「広告用動画」を用意することです。
YouTube広告を流すためにYouTube広告用の動画広告を作成することになりますが、この時に最も大事なことは「成果が良くなる内容」「伝えたいことが含まれている」「ターゲットが明確」といったことではありません。(もちろんこれらも大切ですが)
入稿する動画が、実際にYouTubeに入稿できるかどうかが大切です。
そこで、今回はYouTube動画広告の入稿規定について簡単に解説していきます。
この記事の目次
YouTube動画広告の入稿規定
YouTube動画広告には様々な種類があります。今回は種類とその特徴については割愛させて頂きますが、もしこの部分を詳しく知りたい方は下記をご参照ください。
- YouTube広告とは?【5分でわかる】種類や特徴、メリットをサクッと解説
- 「YouTube広告」の種類や特徴は?急拡大中のYouTubeを用いた効率的な広告やメリット、デメリットについて解説します!効果的なYouTube広告の運用法と...
では、今回の記事の本題であるYouTube広告の入稿規定について説明していきます。
YouTube広告の入稿規定の大筋は「YouTube動画」としてアップできるもの。になります。
そこで、まずはYouTube動画としてアップロードできるものについて述べていきます。
YouTube動画の入稿規定について
YouTube動画をアップロードするには、下記の2点の規定を守る必要があります。
※今回は動画内の著作権や薬機法に関しましては考慮しないこととします。
- 動画のサイズと長さについて
- 動画のファイル形式について
動画のサイズと長さについて
広告用の動画の中で、「長さ」に抵触するケースはほとんどないと考えられます。なぜならYouTubeへ動画をアップロードできる長さは「12時間以下」であるためです。
なかなか、広告用の動画で12時間を超える動画を入稿するケースは考えづらいかと思います。
一方で、動画のサイズも超えることは現状、めったに起きませんが「4K」が当たり前になり、「5G」回線によりより大きな要領の動画が一般的になると今後も超えてしまう可能性があるかも知れません。
動画のサイズは128GB以下です。
動画のファイル形式について
YouTube上にアップロードできる動画のファイル形式も指定があります。
Google上のヘルプによると下記のファイル形式に対応しています。
基本的に、弊社事例を鑑みると自社制作にしても制作会社様にご依頼された場合でも「YouTube広告用です。」と伝達できている場合、mp4ファイル形式が最もスタンダートかと存じます。
- .MOV
- .MPEG4
- .MP4
- .AVI
- .WMV
- .MPEGPS
- .FLV
- 3GPP
- WebM
- DNxHR
- ProRes
- CineForm
- HEVC(h265)
https://support.google.com/youtube/troubleshooter/2888402?hl=ja(Google公式ヘルプはコチラ)
ファイル形式以外は、YouTube広告へ出稿する際にはあまり大きな支障にはなりにくいかと思いますが、今後更なる高画質や長尺な広告がスタンダードになることで状況が変わってくる可能性はあります。
出稿別動画広告入稿規定
広告用動画の入稿規定を把握したことで、よりYouTubeの広告特有の入稿規定についてここからは説明していきます。
YouTube広告は、以下の6種類の動画広告が存在します。
- 1: スキップ可能なインストリーム広告
- 2:スキップ不可のインストリーム広告
- 3:インフィード広告
- 4:バンパー広告
- 5:アウトストリーム広告
- 6:マストヘッド広告
スキップ可能なインストリーム広告
これは、別動画の前後、または途中に再生される動画広告です。
広告料金の発生の仕組みが「ユーザーが何らかのアクション(スキップ除く)を取った場合」または「広告の視聴30秒以上」になります。
では、20秒の広告を入稿した場合はどうなるのか?という疑問が生じますが、この場合は広告動画の20秒全てを視聴した場合に料金が発生します。(もちろんその間にユーザーがアクションを取った場合も同様です。)
この時によく言われる構造として「30秒視聴されても60秒視聴されても料金同じだから長尺の方が良い」という主張もあり、また30秒視聴から料金が発生する仕組みなのに20秒で終わらせてしまうのはもったいない、という主張もあります。
ここに関しましては「広告目的による」という事が最大の論点かと思います。
広告目的が購入(CV獲得)であれば、間違いなく一世を風靡した漫画風の長尺動画広告でユーザーへ購入したいと思わせることが大切になります。
一方で、知名度向上のための認知施策やブランディングのためにはサービス名や企業名などインパクトを冒頭に持ってくる傾向があるため、長尺になると間延びする可能性があります。
そのため、長尺の方がいい、と全てを長尺にする必要はなく、ユーザーへ伝えたいことが詰まった長さの広告にすることがベストだと思います。
スキップ不可のインストリーム広告
動画の尺:15秒以下
スキップ不可のインストリーム広告は、WEBサイトやアプリで配信されている動画の再生前後または、再生中に再生される動画広告です。
この動画広告はスキップが不可能であるため、動画広告が最後まで配信されるメリットがあります。
インフィード広告
インフィード広告は、おすすめの動画一覧の一番上位に掲載される広告になります。
動画のサムネイル画像とテキストで構成されます。
ユーザーがクリックして広告が視聴された際に課金が行われます。
バンパー広告について
動画の尺:6秒
バンパー広告はスキップ不可の動画になります。このため、広告の長さは6秒と決まっています。
そのため、6秒以外の広告を入稿することは出来ません。つまり、バンパー広告を出稿したい場合は広告動画の長さを6秒にしてYouTubeへアップロードする必要があります。
アウトストリーム広告
より多くのユーザーに向けて最適なモバイルでリーチを獲得するときに使用します。
この広告の特徴としては、音声無しの動画が再生され、ユーザーがタップしてから音声が再生されるようになります。
ただモバイル専用のフォーマットである点に注意が必要です。
マストヘッド広告
このフォーマットは、短期間で大規模なユーザーに認知させたい場合に効果的です。
YouTubeのホームの部分で最大30秒間音声はなしで、自動再生されます。
動画のサイズ(画面比率について)
広告において最も大切なことにあたるかも知れないことが、画面比率(画面サイズ)です。
YouTubeが視聴される媒体はスマートフォンをはじめ、PC、タブレット、最近ではTV画面でも視聴される機会があります。
これらの媒体に表示させるために、画面サイズについてしっかり考慮する必要があります。
YouTube動画の基本サイズについて
アスペクト比:16:9
YouTubeの動画サイズは1280×720でアスペクト比16:9が主流です。
フルHD にする場合: 1920×1080
フルHDの高画質に設定したい場合は1920×1080で作成することで高画質にすることが可能です。
スマートフォン用に出稿する場合
スマートフォンで全画面に表示するためには9:16で制作することで、縦長の全画面に表示させることが可能です。
ただし、表示する本編の動画が一般的な16:9の動画(いわゆる一般投稿)である場合、自動的に縮小されてしまうため、出稿面には特に気を遣う必要がありますが、Instagram広告やTik Tok広告と同様のクリエイティブを入稿する場合は相性が良い出稿面になります。
おわりに
今回はYouTube広告を出稿する際に必要になるYouTube広告の入稿規定について説明しました。
WEB広告市場の中でも成長著しい動画広告市場に今後、出稿を考えている方にこの記事が出稿の際の一助になれば幸いです。
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