ビュースルーコンバージョン、確認していますか?(思わぬ落とし穴も…?)
今回は、WEB広告のCV項目の1つ、ビュースルーコンバージョンについて解説していきます。
主に、Google広告において解説していきます。がYahoo!広告でも確認することが可能です。
この記事の目次
ビュースルーコンバージョンってなんだ?
ビュースルーコンバージョンとは「広告をユーザーが見た(視認した)ものの、クリック等はせず、後日コンバージョンを達成したユーザーの数」を指します。
また、Google広告の場合、例えばYouTube広告と検索広告を出稿していると、YouTube広告を見た、がクリックしなかった、その後検索広告でCVした、というユーザーは、ビュースルーコンバージョンに含まれません。
これらのユーザーを測定するには、コンバージョンのアトリビューションモデルを変更する(ラストクリック以外にする)必要があります。
ビュースルーコンバージョンが効果的な広告手法は?
このビュースルーコンバージョンは、どのような広告で効果的なのか、について解説しますと、あくまで弊社の考えですが、下記の2施策では非常に効果的です。
・Yahoo!ブランドパネル
・YouTube広告
どちらも、直接コンバージョンを取るために実施するケースも当然ありますが、認知拡大のために実施するケースも少なくありません。
その際に、ビュースルーコンバージョンは非常に効果的です。
まず、Yahoo!ブランドパネルに関しては、単純な出稿として考えてしまうとディスプレイ広告ですが、クリック単価が高く、他の広告施策より獲得単価が高騰しがちです。
しかし、ビュースルーコンバージョンを計測することで、ブランドパネルの有益性を確認することが可能となります。
また、YouTube広告ではTrueView広告の長編動画を出稿する場合は、直接CVに結び付ける可能性がありますが、バンパー広告では、直接コンバージョンまで行きつく、という点での出稿より、認知拡大の目的、意味合いが非常に多いです。
そのため、ビュースルーコンバージョンを計測することで、認知拡大+その広告で認知を取った人がコンバージョンまで至ったかどうか、を確認することが可能となります。
ビュースルーコンバージョンの計測で気を付けるべきこと
Google広告で、ビュースルーコンバージョンを指標の1つに組み込む際に重要なことが1つあります。
それは、ビュースルーコンバージョンの計測期間です。
実は、Google広告のデフォルト設定ではビュースルーコンバージョンの計測期間は3日間になっています。
もし、商材によっては検討時間が長い商材もありますので、商材に応じて、計測期間を再設定することをお勧めします。
おわりに
今回はビュースルーコンバージョンについて解説しました。
コンバージョンが直接つきにくい商材を扱う場合、広告の成果指標の1つとして組み込まれることをお勧めいたします。