Twitter広告の種類を分かりやすく解説!配信フォーマットや課金方式
Twitterは世界中で約3億3,000万人、日本国内では約4,500万人ものユーザーが利用するSNSプラットフォームであり、多種多様なターゲット層へのアプローチが可能です。
大きな市場のTwitterでビジネスを最大限伸ばす手段として、Twitter広告があります。
とはいえ、運用を成功させるためには各種類の広告を理解し、上手く使いこなさなければいけません。
本記事では、Twitter広告の各種類から配信フォーマット、課金方式まで詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
Twiter広告とは?
Twitterは全世界に多くのユーザーがいて、特に若年層の利用率は80%近くに達し、ユーザー層の幅広さが魅力の一つです。Twitter広告は特に若年層へのアプローチに強みを持つ一方で、ターゲティング設定の柔軟さも利点です。
Twitter広告の主なメリットは、高い拡散力によるリーチ拡大、若年層への効果的なリーチ、そして顕在層への的確なアプローチが可能なこと。若年層へのアピールはもちろん、特定の地域や年齢層に絞ったターゲティングもでき、費用対効果の高い広告運用が期待できます。
Twitter広告は大きく7種類
Twitter広告には大きく7種類あります。この章では7種類それぞれ解説します。
- プロモ広告
- フォロワー獲得広告
- Twitterテイクオーバー
- Twitterライブ
- Twitter Amplify
- ダイナミック商品広告
- コレクション広告
プロモ広告
プロモ広告は、ツイートをベースとした配信ができる広告です。
ユーザーがフォローしていないアカウントでも、ツイートをプロモーションとしてタイムラインに表示できます。
【プロモ広告のフォーマット】
- テキスト広告
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- モーメント広告
プロモ広告は一般的なツイートと同様にリツイートやいいねが可能。二次拡散効果が期待できます。
また、プロモ広告はユーザーの検索結果や特定のプロフィール上でも表示されるため、効果的なリーチを獲得できるでしょう。
フォロワー獲得広告
フォロワー獲得広告は、設定したオーディエンスに対して、アカウントをプロモーションできる広告です。
「おすすめユーザー」欄だけでなく、タイムラインにも表示されるケースもあり、効果的な認知度向上やフォロワー獲得が期待できるでしょう。
なお、フォロワー獲得広告は、フォロワー数キャンペーンから作成します。
Twitterテイクオーバー
Twitterテイクオーバーは、ユーザーの視界を多く占める広告形式。「タイムラインテイクオーバー」と「トレンドテイクオーバー」の2種類が存在します。
- タイムラインテイクオーバー:タイムラインの一番上に表示される広告
- トレンドテイクオーバー:話題を検索タブやトレンド検索の上部に表示される広告
それぞれ、目に留まりやすい位置に広告が表示されるため、印象付けやインパクトのある訴求が行えます。
Twitterライブ
Twitterライブは、ライブ動画配信でリアルタイムに訴求できる広告です。
主に、新製品リリースをはじめ、最新情報を即座にユーザーへ伝えられます。
また、視聴者との直接的なコミュニケーションやリアルタイムの反応を得られるでしょう。
なお、Twitterライブでは「イベントページ」という専用のライブ配信ページを作成することができます。特定のハッシュタグがついたツイートを一覧表示できるほか、外部リンクの設置やカルーセル形式での画像・動画掲載、説明文の記載なども可能です。
Twitterライブは、ユーザーとのつながりを深められる場としても有効です。
Twitter Amplify
Twitter Amplifyは、ユーザーが動画を再生した際に本編の前に流れる動画広告。「Amplifyプレロール」と「Amplifyスポンサーシップ」の2つ形式があります。
Amplifyプレロール | 15種類以上のカテゴリーから配信する動画のコンテンツカテゴリーを選べる広告表示形式 |
Amplifyスポンサーシップ | 指定した1つのパートナーと1対1で提携を結び、タイアップ広告の作成ができる広告形式 |
広告主のブランドと関連性の高い動画を対象に広告配信ができるため、ユーザーの興味関心を引きやすいです。
ダイナミック商品広告
ダイナミック商品広告は、広告主の商品を適切なターゲットとタイミングで配信できる広告形式です。
ダイナミック商品広告には、大きく2種類のターゲティング機能があります。
- リターゲティング機能:興味関心はあるものの、未購入のユーザーに配信
- 見込み顧客ターゲティング:訪問歴のないユーザーに関連性の高い商品広告を配信
2つの機能を組み合わせることで、Twitter上での広告効果を最大化し、コストパフォーマンスの向上が期待できます。
コレクション広告
コレクション広告は、メイン画像とその下に小さな商品画像を複数掲載し、カタログのように表示できる広告フォーマットです。
ユーザーは、1画面で全ての商品を確認できます。
商品のバリエーションはもちろん、利用シーンのサムネイルを掲載し、購入を促すことができるでしょう。
Twitter広告のターゲティングは大きく3種類
Twitter広告は、フォーマットだけでなく、適切なターゲティングが欠かせません。
Twitterのターゲティングは大きく3種類あります。
- テイラードオーディエンスターゲティング
- オーディエンスの特性
- オーディエンスの条件
テイラードオーディエンスターゲティング
テイラードオーディエンスは、広告主やアカウントが独自に収集したデータリストをアップロードし、Twitterアカウントをマッチさせて特定のユーザーをターゲットとする手法です。
テイラードオーディエンス(リスト) | 広告主の独自データリストをアップロードして特定ユーザーを直接ターゲットにするタイプ |
テイラードオーディエンス(Web) | Webサイトの訪問者アカウントをリストとして収集するリマーケティングタイプ |
モバイルオーディエンス ターゲティング | モバイルアプリの利用者データを収集し、アプリ内アクションを行ったユーザーに広告を配信するタイプ |
それぞれ実際に収集したデータに基づいてターゲティングできるため、的確な広告配信が期待できます。
オーディエンスの特性
Twitterのオーディエンス特性を活用したターゲティングは、いわゆるペルソナ設定を行い、ターゲティングする手法です。
主な設定項目
- 性別
- 年齢
- 地域
- 言語
- 端末(端末・OS・キャリア)
例えば、言語ターゲティングでは、特定の言語を使用するアカウントへの広告配信、地域ターゲティングでは特定エリアにいるユーザーへの広告配信が可能です。
さらに、性別や年齢もユーザー情報や興味に基づいて推測し、ターゲティングも可能。これらの多様な特性を組み合わせることで、広告の効果を最大化します。
オーディエンスの条件
オーディエンスの条件では、いいねやリツイートなど、Twitter上で行ったアクションをもとにターゲティングする方法です。
主に設定可能な項目
- キーワード
- イベント
- 興味関心
- フォロワーの類似オーディエンス
- 映画、テレビ番組
- 会話トピック
- おすすめ
ユーザーの行動や興味に応じて最適な広告配信を行えます。
フォロワーターゲティング | 特定アカウントのフォロワーや類似ユーザーに広告を配信 |
行動ターゲティング | 購買活動や消費行動を基に購買意欲の高いユーザーにリーチ |
キーワードターゲティング | 指定キーワードを含むツイートや検索を行ったユーザーに広告を配信 |
興味関心ターゲティング | 25カテゴリの350種以上から興味関心に合わせて広告を配信 |
ターゲティングする範囲を詳細に調整できるため、より洗練された広告配信が可能になるでしょう。
Twitter広告の課金形態は5種類
続いて、Twitterの課金形態を5種類紹介します。
- クリック課金型(CPC)
- エンゲージメント課金型(CPE)
- アプリインストール課金型
- インプレッション課金型(CPM)
- 再生数型(CPV)
クリック課金型(CPC)
クリック課金型(CPC:Cost Per Click)は、広告がクリックされた際に発生する課金形態です。
ユーザーが広告のリンクをクリックした瞬間に課金が行われるため、ユーザーの具体的な反応を重視する広告戦略に有効です。
平均的な費用は、1クリックあたり24〜200円です。
エンゲージメント課金型(CPE)
エンゲージメント課金型(CPE:Cost Per Engagement)は、広告に対するエンゲージメントが発生した時に課金される形態です。
Twitterでの広告効果をユーザーの反応で評価する場合に適しており、1エンゲージメントあたり約40〜100円が相場でしょう。
アプリインストール課金型
アプリインストール課金型では、ユーザーが広告経由でアプリをインストールまたは起動したタイミングで課金が発生します。
アプリの普及を目指すマーケティングに適しており、費用相場はアプリの1インストールあたり100〜250円となります。
インプレッション課金型(CPM)
インプレッション課金型(CPM:Cost Per Mille)は、広告が1,000回表示されるごとに課金が発生する課金形態です。
リーチを重視する広告戦略に適しており、ブランド認知度の向上や新製品の告知などに適用されます。
1,000回表示の費用相場は、400〜650円です。
再生数型(CPV)
再生数型(CPV:Cost Per View)は、広告動画が再生されると費用が発生する課金形態です。
1再生あたり、5〜20円が費用相場となります。
Twitter広告の入札方法は3種類
Twitter広告の入札方法は、3種類あります。
自動入札 | 最大値の結果が得られるように入札額が自動で調整される方法 |
上限入札単価 | 各アクションごとに予算上限を設定できる方法 |
目標入札単価 | フォロワー数やWebサイト訪問数など、特定の目的で使用する方法 |
それぞれの入札を理解して、目的に応じて使い分けましょう。
まとめ:Twitter広告の種類ごとの特徴を活かして成果を上げよう
Twitter広告は、フォーマットやターゲティングなどさまざまな設定を最適化して、広告運用をしなければいけません。
最適化できれば、ターゲット層に対して興味関心を惹きつける広告配信ができます。これらを理解し活用してご自身のビジネスを加速させましょう。