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セルフサービスBIツールとは?弊社での活用体制も紹介

  • 2021.03.18
  • 2021.02.15

データ×マーケティング

ビジネスにおけるデータ活用、デジタルトランスフォーメーション(DX) の文脈で耳にする機会が多くなった「セルフサービスBIツール」について、弊社での活用事例を交えながら紹介します。

そもそもBIツールとは

そもそも「BIツールとは、何ぞや?」と疑問に思っていらっしゃる方は、こちらの記事も参考にください。セルフサービスBI ツールの1つであり、弊社サイバーホルンでも活用している「Googleデータポータル」を例として、BIツールについて解説しております。

<div align="center">Googleデータポータルでできること<br>活用事例</div>

Googleデータポータルでできること
活用事例
こんにちは、サイバーホルンのマーケティングデータチームのエンジニアです。 今回は、Google データポータルでできること、弊社での活用事例について紹介したいと...

BIツールについて簡単に復習すると、「データを分析、可視化するためのツール」です。

「BIツールって、要するにExcelみたいなものでしょ?」という理解は正確ではなく、そもそもExcelのような表計算ソフトでデータを処理、分析し、レポートとして可視化する上での面倒な部分を解決してくれる上位互換ツールが、BIツールです。

BIツールにおいて一度レポートのテンプレートを作成すれば、データが更新されるとともにレポートの数値も連動して最新の数字が表示されます。

最近の多くのBIツールは、webサービス、クラウドサービス(SaaS) といった形式で、利用するためのハードルが下がりつつあります。Excel で作ったレポートを他人と共有するには、.xlsx ファイルをやり取りする必要があります。一方でBIツールでのレポートは、リンクとして他人に共有可能であり、Googleスプレッドシートのように、最新の変更がリアルタイムで同期・反映されます。

そのため、「Excelレポートに数字ミスが発覚したから、修正したファイルを再度共有」するような必要はBIツールではありません。

セルフサービスBIツールとは

本題となりますが、セルフサービスBIツールとは「レポート作成者 (利用者、閲覧者) 自身で、データを集計、可視化、分析を完結させることができるBIツール」です。

「BIツールは本来、データの可視化やレポートを楽にするものだから、セルフサービスBIツールなんて概念はごくごく当たり前のことでは??」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

従来のBIツール=エンタープライズBI について

セルフBIツールの特徴を理解するには、従来のBIツールがどのようなものであったかを知ることが近道と思われます。

1990年から2000年頃にかけて、BI関連のソリューションやシステムを社内に導入する企業が現れるようになりました。

当時はERP (全社的な基幹業務システム) 導入に関するITシステムへの投資が活発に行われるようになり、その一環として、BIツールに相当する機能もシステムに盛り込まれていました。

大企業における ERP の導入は、システムベンダーと社内の情報システム部門(情シス)が主導となってすすめるケースが多く、情シス部門がシステムの管理を行いながら、各部門がシステムを使いこなすためのサポートを行います。

当初のエンタープライズBIツールは、情シス以外の現場のメンバーが使いこなすには難しく、情シス部門がデータベースを整備し、データの分析の専門メンバーが分析や可視化を行う、という分担がなされるというBI体制でした。

これでは、「データ(レポート)を閲覧する人」「データ(レポート)を可視化する人」「データを用意する人」がそれぞれ別の人が担当しており、データから得られたインサイトを現場が把握し、改善に生かすまでのスピードに課題がありました。

ちなみに、ERPに付随して現在も提供されているエンタープライズBIツールの例としては、SAP BusinessObjects Business Intelligence  などが挙げられます。

データ活用のスピードがビジネスに直結する時代へ

時代は移り変わり、データの活用、データの分析から改善までのスピードがビジネスの成否に直結する時代となりました。

特に web や SNS を活用したオンラインマーケティングの現場では、日々得られるユーザーの行動情報、アクセス数をもとにしながら、PDCAサイクル中で様々な改善施策を打っていかなければなりません。マーケティングや営業部門のみならず、経営部門にとってもリアルタイムなデータ活用は不可欠です。

従来のエンタープライズBI が進化して、ITやデータ分析を必ずしも専門としない各現場のユーザー(BIツールのエンドユーザー)が BI ツールを使いこなせることを目的として提供されているBIツールが、セルフサービスBIツールなのです。

弊社 (サイバーホルン) でのBIツール活用体制

サイバーホルンはこれまでほぼ全員が web広告運用メンバーからなる会社で、web広告データのリアルタイムな活用・レポート自動化 のためにBIツール (Google データポータル) を導入の必要性を感じていましたが、Googleデータポータルを導入するノウハウ、物理的リソースがありませんでした。

そこで、Googleデータポータルをメイン業務とするメンバーを複数人加えることで、BIツールを社内で活用する体制を整えてきました。

現在は、web広告運用チームとデータ活用チームが近い距離感で連携しながら、社内でのGoogleデータポータル活用、Googleデータポータルで作成したレポートをクライアント様に提供することを行っています。

記事の冒頭で、セルフサービスBIツールの定義として「レポート作成者 (利用者、閲覧者) 自身で、データを集計、可視化、分析を完結させることができるBIツール」と説明しました。

本来のBIツールのメリットには、「操作画面がExcelやPowerPoint、Googleスプレッドシートのように簡単、かつ直感的で、ITを専門としない部門でも、容易に活用可能」というものがあります。

しかしながら弊社では、レポート利用者 = 広告運用者、レポート作成者・データ整備 = データ担当チーム となっており、BI ツールの活用を必ずしも1つの部門だけで完結させているわけではありません。

これには、いくつかの理由があります。

その理由の1つには、社内のBIツール導入をスピーディーに進めたかったため、です。

セルフサービスBIツールのひとつ、Googleデータポータルの活用についてのセミナーが、web解析・リスティング広告コミュニティでも最近では活発に行われるようになっています。このように、web マーケティング業界におけるセルフサービスBIツール (Googleデータポータル) の需要は高い状況です。

しかしながら、web広告運用担当者がセミナーに参加し、その内容を咀嚼し、web広告運用業務の傍らにBIツール導入・活用を進めるには負担が多く、BIツールのスピーディーな導入が不可能であると判断しました。

そのため、BIツール活用の専門チームを立ち上げ、Googleデータポータルの機能や最新情報をキャッチアップできるように専念できる体制をとりました。

その中で、広告運用担当者からのリクエスト、BIチームからの活用提案を繰り返しながら、社内でのBIツール浸透を図ってきました。

セルフサービスBIツールのメリットとして、「必ずしもITに関する専門性がない部門でも、レポート化や分析を完結できる」というメリットが語られています。

しかしながら、そのメリットを言葉通り受け止めて、ITやデータを専門としない部門に、BI導入・活用を推進させようとすると無理が生じる場合もあります。

弊社のように、導入を推進する担当者を明確に決めた上で、BIツール導入の体制、責任の所在を明確にする。そして、BIツールの使い方すべてを理解した1人が社内で育てば、その人が、社内の他の人にノウハウ共有を行っていく。BIツールでわからないことがあれば、社内のその人に聞けばスピーディーに解決できる、という体制です。

「分析対象に対する知識」と「BIツールを使いこなすスキル」をチームの中でどう分担して人材育成、BIツール導入を進めていくのか、チームの状況に応じて見極めることが大切であると思われます。

  • 2021.03.18
  • 2021.02.15

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