Pinterest(ピンタレスト)ビジネス向け活用ウェビナー:上級編に参加してきました。
今回は、Pinterest(ピンタレスト)ビジネス向け活用ウェビナーに参加しました内容の、ご報告になります。
Pinterest(ピンタレスト)のビジネスアカウントを活用予定の方は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
この記事の目次
Pinterestビジネスアカウント運用の肝
ピンタレストをビジネスで活用する主目的は何でしょうか?投稿から自社商品を買ってもらう、認知度を上げる、などなど色々な理由があるかと思います。
Pinterest(ピンタレスト)によると、ビジネスアカウントの運用の肝は『ピンの発見から、ブランド認知へ』です。
検索から発見する、という特性を持つPinterestはピンをユーザーに発見してもらう、という事がファーストステップになります。
そして、その発見してもらったピンから、投稿している企業、またその企業が取り扱う商品を知ってもらい、ファンになってもらう、という事がPinterestでは可能です。
ではそんなPinterestでユーザーに興味を持ってもらうピン(投稿)はどのような傾向があるのか?について解説します。
Pinterestビジネスアカウント運用のコツ!
Pinterestのビジネスアカウントを運用するうえで、大切なことは3つです。それが下記になります。
- コンテンツ戦略を持っていること
- 成功するクリエイティブであること
- 適切なアカウント運用をすること
それでは、上記をより詳しく解説していきます。
コンテンツ戦略を持つとは?
Pinterestにおける、コンテンツとは投稿である『ピン』を指します。
つまり、どのようなピンを投稿すればよいか?ということを把握してることが必要です。
概念的に説明しますと、『インスピレーションを与えるピン』となります。
どういう事か?と言いますと、大きく分けて3つの要素が必要です。
- 魅力的なビジュアル
- 個々のユーザーの好みに響く
- アクションを促す
上記の3点を達成していると、『インスピレーションを与えるピン』である、という事が言えます。
では、どうコンテンツ戦略を組み立てることで上記3つのポイントを抑えた、『インスピレーションを与えるピン』になるのか?について、解説しますと、現状のPinterestビジネスアカウントの運用で一定の成果が出ているアカウントには下記のような特徴があるそうです。
『オリジナリティがある』『親しみやすい(試してみようと思う)』『ポジティブなコンテンツである』『アクションにつなげやすい』
この中で、興味深い点は『ポジティブなコンテンツである』『アクションにつなげやすい』の2点では無いでしょうか?
一般的に、ユーザーの購買意欲を作るうえで、不安を煽るような構成は旧来からよくある手法ですが、Pinterestではピンに『ポジティブさ』が必要とのことです。
これは、Pinterestの初級編のウェビナーでも解説があった通り、自分の未来をよくするためのプラットフォームである、という事が起因しているのかも知れません。
また、『アクションにつなげやすいピンとは、これもちょっと通常のSNS広告のような、詳細はこちら、購入はこちら、とは少し異なります。
ユーザーがピンで「これは何だろう?」と思い、ピンを展開し、より詳細を知ろうとしている時に、そのコンテンツについて知りたい情報が適切に記されているか、どうか、という事になります。
Pinterestで成功するクリエイティブとは?最大ブランド認知度11倍?
これは、非常に明快で、Pinterestに合わせたクリエイティブかどうか、という内容になります。
Pinterestのユーザーの80%がモバイルにてPinterestを利用しています。つまり、スマートフォンで見られることを前提にする必要があります。(横長のクリエイティブより、縦長の方が良い、という事です。)
また、ECなどの販売促進としてPinterestを活用する場合は「コールトゥアクション」をしっかり明記することで、購買の可能性が6%改善する、というデータがあるそうです。
また、より多くのユーザーに投稿したピンを閲覧してもらうためには『説明文』が非常に大切です。
説明文内にあるキーワードからPinterestは検索結果に反映させていくそうです。
所謂、SEO的な思考も必要になる、という事ですが、Pinterestの場合、ブログなどのコンテンツ施策(SEO)よりもキーワードは絞る必要があります。
また、Pinterestのユーザーが一般ワードでの検索が多いため(こちらも、初級編に記載)、ユーザーが検索しそうな一般ワードを盛り込んでいくことが必要です。
最後に、補足としてシーズンイベントを見据えたプランニングも加味すると、最大でブランド認知度が11倍になった、という結果も出ているそうです。
ただ、Pinterestは検索結果によって投稿が表示されるようになるため、投稿した翌日に沢山表示される、というよりも徐々に表示が増えていく、という特性を持っています。
よって、戦略としてはシーズンイベントのピークから、数か月~数週間前にはピンを投稿し始める必要がある、とのことです。
適切なアカウント運用とは?投稿タイミングはいつがいい?
推奨されていないことは『一度に大量のピンを投稿すること』です。
可能な限り、週に1回、積極的な運用を行う場合は、毎日でも継続して投稿することで、成果が生まれやすくなります。
また、ピン投稿に対して、クリエイティブの見栄えはもちろん非常に大切ですが、その他に設定することができる「タイトル」「説明文」「リンク先の質」も非常に重要です。
「タイトル」はキャッチコピーのつもりで設定、「説明文」は投稿内容の要約という形で投稿することで、質が向上し検索結果に表示されやすくなります。
また、ピン投稿時に作成することができる「ボード」も非常に重要な役割を果たします。(関連ピンなどで表示されやすくなります。)
この、ボード名はユーザーの興味を引きつつ、一般ワードで構成されることが必須です。
実際にうまくいっているボード名は「15分で作れるおかず」「休日の朝ごはん」などのようです。
最後に、こちらは補足的にはなりますが、自社で運用している他チャンネルからも流入できるようにすることで、さらにPinterestの運用効果は向上します。(SEOの被リンクと非常に類似しています。)
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回はPinterestのビジネスアカウントをどのように運用することで、効果が出やすいのか?についてPinterestビジネス向け活用セミナーの内容をもとに説明させていただきました。
今後も、継続的にPinterestの情報を発信していきますので、ご活用していただけますと幸いです。