【効率化】Web広告予算管理・レポート出力環境やツールを紹介!(弊社事例)
弊社サイバーホルンは、
- リスティング広告(Google広告・Yahoo広告の検索・ディスプレイ)
- SNS広告 (Facebook・Instagram・LINE)
- その他広告 (YouTube広告 など)
といった媒体で、さまざまなお客さまの web広告運用を行っている代理店です。
(詳細はサービス一覧をご覧下さい。)
最大限の成果でそれぞれのお客さまのビジネスに貢献できることを目指していますが、
web広告運用を専門とする限られたメンバーで質の高い運用を行うには、
プロジェクトの課題や改善点の分析、管理業務を効率的に行う必要があります。
この記事の目次
web広告運用の専門性と管理作業
web広告運用の専門性には、
- 商材の理解と分析に基づいた配信ターゲットの選び方
- 配信キーワードの選び方
- 適切な広告配信面の選択
- 広告クリエイティブの提案
- 予算に応じた配信戦略と調整
といった様々な要素があります。
しかしながら、web広告運用・管理業務がすべて上記のような専門性を要するものではなく、
- データを決まったフォーマットに修正する作業
- 広告管理パネル上で数字をチェックする作業
- たくさんの広告キャンペーンの設定を地道に変更する作業
などといった、「泥臭い作業」がそれなりの割合を占めていることも事実です。
Google や Yahoo! や Facebook の広告管理は 1つのツール上で完結するものでなく、
それぞれの配信プラットフォームのツール上で、それぞれ別々に作業が必要になります。
特に、様々なお客さま × 様々な媒体 で広告運用を行っている弊社のような代理店では、
先程のような「泥臭い作業」は雪だるま式に膨れ上がります。
そんな中で、web広告代理店をはじめとした、webマーケティングに関わる人々の「泥臭い」作業を
サポート・自動化 できるサービスがいくつも登場するようになりました。
前置きが長くなりましたが、本記事では、弊社が活用しているマーケティングツール、
web広告運用サポートツールを紹介していきます。
「web広告業務の悩みをすべて解決できる、1つの完璧なサービス」があるのが理想的ではありますが、
村上春樹はデビュー作「風の歌を聴け」の冒頭には、このように書かれています。
完璧な文章などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。
弊社では、それぞれの強みを持つ複数のサービスを組み合わせ、
相互に補完させながら活用しているのが現状です。
これは、「より社内業務を効率化できる手段は何か?」
「よりよい web広告サービスをお客さまに提供するにはどうするべきか?」
という検討を重ねた結果によるものです。
複数のツールのどのように組み合わせ、どういった環境でweb広告業務を効率化できるか 、
弊社の事例も併せてご紹介していきます。
webデータに関するソリューションの導入を検討している方々や、
マーケティング担当者のみなさまの参考になれば幸いです。
予算管理・レポート作成ツール【ATOM】
1つ目のツールは、「ATOM」で、運用型広告を様々な面でサポートしてくれる協力なサービスの1つです。
広告の日々の運用を行う際に、
様々なお客さま × 様々な媒体 の広告配信の現状データを、
各プラットフォームにいちいちログインして数字を確認するのはあまりにも煩雑です。
そこで ATOM では、API接続によって各プラットフォームの広告データを取得し、
直近の広告配信成果を1つの画面上に一元化して表示させてくれます。
これにより、「予算の超過はないか?」「獲得が順調 or 悪い クライアント/媒体はどれか?」 ということをひと目で把握することができるようになります。
予算の超過や、プロモーション目標の進捗状況について、
様々なアラート機能が充実している点も大きなメリットです。
また、広告レポートの自動作成機能も搭載されており、月次の広告データ、年間の広告データを Excel のテンプレート上に自動記載させて出力することが可能です。
サポート体制も充実しており、導入、データ接続、レポートのカスタマイズのバックアップも充実しているという強みがあります。
データ出力・レポート作成ツール【Databeat】
Databeat は、アジト株式会社が提供する、マーケティングデータ自動出力・可視化ツールです。
Databeat では、 API接続によりデータ取得を行い、あらゆる媒体の広告データを Google BigQuery に格納することができます。
これにより、Google BigQuery に格納したデータベースを基に、Google Looker Studio(旧:Google データポータル)による広告レポートが作成可能となる点が、最大の強みです。
Google Looker Studioは Google が提供するデータ可視化ツールで、一度レポートのフォーマットを作成してしまえば、最新データが蓄積されることにより、最新の数値に基づいたレポートが自動で表示されます。
Google Looker Studioはリンク共有でお客さまにレポート閲覧権限を付与可能であり、毎度 Excel ファイルを生成してメールで送信する必要がありません。
そのうえお客さま側にとっても、必要な時に最新の広告成果を閲覧することができ、Excel 送付による報告よりもタイムリーな対応が双方にとって可能となります。
弊社においては、Google Looker Studio形式による広告レポートをお客さまに提供するために、Databeat を活用しております。
なお、Google Looker Studioの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
- 【Looker Studio】(旧Googleデータポータル)でいったい何ができるの?活用事例付
- Looker Studio(旧)Googleデータポータルでなにができるの?今回は、Looker Studioでできること、弊社での活用事例について紹介します!...
サイバーホルンブログ – データ×マーケティングについて 記事一覧
ウェブ広告レポート自動作成・広告予算管理ツール【リスケット (Lisket)】
ATOM 同様に、リスケットも運用型web広告のサポートしてくれるツールであり、
API接続によるレポートの自動作成機能、顧客管理を行うことができます。
加えてリスケットには、広告を管理画面上に入稿する業務を効率化できるツールが充実しているのが特徴で、弊社では広告入稿の効率化ツールとして、リスケットを活用しています。
キーワードのシミュレーション機能や掛け合わせ機能を活用することにより、入札キーワードの効率的な探索・入稿が可能です。
最も強力な機能が、「広告入稿 csv 変換機能」です。
これは、Google 広告上で設定した広告設定(キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告文)をエクスポートした csv を、Yahoo! 広告に入稿可能な形式に変換してくれる機能です。
これにより、「Google広告とYahoo!広告で、同様な配信設定でそれぞれ配信を行いたい」という場合に、GとYで同じような設定をする二度手間を省くことが可能になるのです。
※ 2021年2月現在、リスケットのリニューアルのため広告入稿 csv 変換機能 は利用できない状態になっています。そこで弊社では、この csv 変換を実行できるプログラムを社内で開発し、代替として利用しています。広告入稿 csv 変換 プログラムを作成した事例についても、近々本ブログにて公開予定です。
まとめ
弊社では、上記サービスを組み合わせることで、社内のweb広告業務効率化、およびサービスの向上に取り組んでおります。
上記サービスを活用した広告運用、マーケティングデータの自動レポート化などのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください!
(文章 : Cyberhorn マーケティングデータチーム エンジニア)