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製造業のSNS広告運用ガイド!集客に有効な7つの理由と成功のコツを解説

  • 2024.08.08

SNS広告

SNS広告とは、FacebookやInstagramなどのSNSプラットフォーム上に表示させる広告のことです。利用者が多いSNSに広告配信することで効果的に認知拡大を狙えます。

製造業においてもSNS広告は有効です。自社の製品やサービスを認知してもらうのに、SNS広告運用は最適な施策と言っても過言ではありません。

本記事では、製造業にSNS広告が有効である理由・広告運用を成功させるポイント・各SNS広告の特徴を解説します。実施を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

製造業にSNS広告が有効である7つの理由

SNS広告は製造業の集客にも有効です。

その理由は以下の7つが挙げられます。

  1. SNSは情報収集ツールとして活用されている
  2. 自社のターゲット層へダイレクトにアプローチできる
  3. 拡散力が高く潜在層にもアプローチできる
  4. フォロワーと気軽にコミュニケーションを取れる
  5. 広告感をなくして自然に宣伝できる
  6. 低コストで運用を開始できる
  7. 効果測定から改善につなげられる

順番に解説します。

理由1.SNSは情報収集ツールとして活用されている

SNSといえば、コミュニケーションツールの印象が強いかもしれません。しかし、近年は情報収集ツールとしても活用されています。

総務省が行った「令和4年通信利用動向調査の結果」によると、64.5%のユーザーがSNSを情報収集に活用していることがわかりました。また、インターネット利用者の80%がSNSを利用していることも報告されています。

参照:令和4年通信利用動向調査の結果|総務省

つまり、SNS広告を活用すれば多くのユーザーから自社の認知を得られる可能性があります。遠くの企業に自ら足を運んで営業をかける必要がなくなるわけです。

理由2.自社のターゲット層へダイレクトにアプローチできる

SNS広告は、ユーザー属性を詳細に絞って配信ができます。

主に絞り込みできる項目は以下の通りです。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 地域
  • 興味関心

広告配信のターゲティングは、リスティング広告やディスプレイ広告でもできます。しかし、SNSはアカウント作成時にユーザー自らがプロフィールを入力しているため、より精度の高いターゲティングが可能です。

自社の製品やサービスを必要としているユーザーに広告配信をすれば、費用対効果の高い運用ができるでしょう。

理由3.拡散力が高く潜在層にもアプローチできる

SNS広告には、いいねやシェアなどの拡散機能が備わっています。ユーザーは良い製品やサービスは広めたい心情になるため、魅力的な広告作成ができれば拡散してもらえるでしょう。

また、拡散によって話題になるとメディアに取り上げてもらえる可能性があります。自社の商品やサービスを知らないユーザーの興味関心を引けるため、潜在層へアプローチする手段としても優れているのが特徴です。

この拡散力はSNSが持つ魅力です。自社の認知拡大を目指すなら最適な施策と言えるでしょう。

理由4.フォロワーと気軽にコミュニケーションを取れる

SNS広告には、コメント機能も備わっています。広告についたコメントに丁寧な対応をすれば、ユーザーからの信頼度アップ・ファンの獲得へとつながるでしょう。

SNSは、広告にも気軽にコメントしやすい風潮があるため、商品の口コミや広告の印象をリアルタイムに確認できます。すぐに改善活動へ活かせるのも魅力です。

理由5.広告感をなくして自然に宣伝できる

SNS広告は、ユーザーの投稿に紛れて表示されます。広告特有の違和感が少ないため、嫌悪感を抱いている方からも受け入れてもらいやすい点が特徴です。

デジタルマーケティングを支援する株式会社ニュートラルワークスが行った「リスティング広告ユーザー意識調査」によると、約7割のユーザーが意識的に広告を避けていると言われています。

「興味のある広告は積極的にクリックする」という回答も得られていますが、自然に宣伝できるに越したことはありません。

理由6.低コストで運用を開始できる

SNS広告は、数十円〜数百円の費用で出稿できます。低コストで運用を開始できるため取り組みやすい施策です。

課金方式は、以下の6つから選択できます。

課金方式詳細費用相場(目安)
クリック課金広告がクリックされて費用が発生。
表示されただけで費用は発生しない。
1クリックごとに24〜200円
インプレッション課金広告が表示された回数に応じて費用が発生。
1,000回表示されるごとに◯円となるケースが多い。
1000回表示ごとに400〜650円
インストール課金SNS広告経由でアプリやサービスがインストールされると費用が発生。
クリックや表示だけで費用は発生しない。
1インストールごとに100〜250円
エンゲージメント課金いいねやリポストが行われた際に費用が発生。
主にX広告で採用される方式。
1エンゲージメントごとに40〜100円
動画再生時間課金動画が再生された際に費用が発生。
長時間再生されると追加費用がかかる。
動画再生ごとに5〜20円(長時間再生で追加費用)
フォロー課金SNS広告経由でフォロー獲得につながった際に費用が発生。
主にX広告で採用される方式。
1フォローごとに40〜100円

上記から最適な課金方式を選択すれば、費用対効果の高い広告運用ができます。広告にかける上限金額も設定できるため、必要以上にコストが割かれる心配もありません。

理由7.効果測定から改善につなげられる

広告を配信しても期待していた効果を得られないこともあるでしょう。しかし、SNS広告は効果測定ができるため、すぐに改善へとつなげられます。

主な効果検証項目は、以下の通りです。

項目詳細指標
インプレッション広告が表示された回数認知
インプレッション単価1,000回表示あたりの広告単価認知
リーチ広告を見たユーザー数認知
フリークエンシー1人あたりの広告表示回数認知
クリック数広告をクリックした回数誘導
クリック率広告表示に対してクリックされた割合誘導
クリック単価1クリックあたりの広告単価誘導
コンバージョン数広告経由で成果につながった数獲得
コンバージョン率広告経由でWebサイトやLPを訪れたユーザーのうち、成果につながった割合獲得
顧客獲得単価1コンバージョンあたりの広告単価獲得

SNS広告は低コストでスタートできるとお伝えしました。とはいえ実際のところ、成果を上げるには月10万円程度かかるのが一般的です。

低コストで始められるので、トライアンドエラーを繰り返しやすい点は大きなメリットです。効果測定からすぐに改善へとつなげられるSNS広告は、いち早く成果につなげられる手法と言えるでしょう。

製造業がSNS広告運用を成功させる6つのコツ

製造業でSNS広告運用をする際は、以下6つのコツを意識しましょう。

  1. ビジュアルやキャッチコピーにこだわる
  2. ターゲットを明確にする
  3. 製品ではなく体験をアピールする
  4. 目的に合った媒体を選ぶ
  5. 効果測定と改善を繰り返す
  6. 不適切な表現がないか確認する

順番に解説します。

成功のコツ1.ビジュアルやキャッチコピーにこだわる

SNS広告は、ユーザーの投稿に紛れて自然に宣伝できるのが魅力です。

しかし裏を返すと、目に留まる工夫をしないと関心を抱いてもらえないとも言えます。SNSユーザーは面白い投稿がないかと「なんとなく」で画面を見ているため、一瞬で興味を引かなければすぐに流されてしまうでしょう。

そのため、SNS広告では魅力的なビジュアルやキャッチコピーが求められます。どのようなビジュアルやキャッチコピーが効果的かは商材やターゲットによって異なりますが、例えば以下を意識するといいでしょう。

興味を引くビジュアルの要素例

  • 解像度の高い画像や動画を使用する
  • 綺麗な風景やインテリアと一緒に撮影する
  • 製品を現場に取り入れた様子を撮影する

興味を引くキャッチコピーの要素例

  • 具体的な数字を盛り込む(例:販売数◯万個突破!)
  • 疑問文で問いかける(例:〇〇に困っていませんか?)
  • 簡易性をアピールする(例:毎日たった◯秒!)

クリエイティブ制作は専門家に依頼も可能です。ビジュアルやキャッチコピーに力を入れて、ユーザーの目に留まる広告作成をしましょう。

成功のコツ2.ターゲットを明確にする

「広告を誰に届けたいか」とターゲットを明確にすることも大切です。ターゲットが明確になっていれば、どのようなクリエイティブを作成するかの指針が定まります。

SNSは、ほかの広告よりもターゲティング精度が高いのが魅力です。「どのアカウントをフォローしているか」「どの投稿にいいねを押したか」など、特殊なターゲティングもできます。広告効果を最大化させるためにも、しっかりターゲットを設定しておきましょう。

最初からピンポイントに狙いを定めるのは難しいかもしれませんが、SNS広告は低コストで開始できます。広告配信をしながら徐々にチューニングしていけば問題ありません。

成功のコツ3.製品ではなく体験をアピールする

広告を作成する際は、製品そのものではなく導入後の体験をアピールすることが大切です。ユーザーは製品のスペックを説明されてもなかなか関心を抱きません。

例えば、車の広告では「燃費性能が高いです」とだけ言われても購入意欲は湧かないでしょう。しかし、「ガソリン代が節約できて、燃費を気にせず通勤や旅行でドライブを楽しめます」とアピールすれば、購入後のイメージが湧くことから興味を引く可能性が高まります。

広告作成をする際は「その製品やサービスを使うと何が良くなるのか」をイメージさせる工夫をしましょう。

成功のコツ4.目的に合った媒体を選ぶ

SNSは各媒体でユーザー層が異なります。自社のターゲットに合わない媒体で広告配信をしても、思うように成果が出ないことがあるため媒体選択も重要です。

総務省の「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」から各SNSのユーザーをまとめました。

SNS媒体ユーザー層
Facebook30〜40代(男性がやや多い)
Instagram10〜30代(女性が多い)
YouTube全年代(男女差なし)
LINE全年代(男女差なし)
X(Twitter)20〜40代(男女差なし)
TikTok10〜20代(女性がやや多い)

参照:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

各SNSの特徴は次章で解説していますので、あわせて参考にしてください。

成功のコツ5.効果測定と改善を繰り返す

SNS広告で成果を上げるには、効果測定と改善の繰り返しが欠かせません。一度で仮説通りに運用して効果を最大化させるのは難しいため、徐々により良くしていく必要があります。

効果測定で見るべきポイントは目的ごとに異なりますが、SNS広告には「クリック率」「インプレッション数」「コンバージョン率」など、あらゆる数値をチェックできる機能があります。数値を見ながら改善を繰り返していけば、効果的な広告配信ができるようになるでしょう。

成功のコツ6.不適切な表現がないかを確認する

SNSは拡散力の高いプラットフォームです。ゆえに広告配信すれば認知拡大を狙いやすいとお伝えしました。

しかし、この拡散力がデメリットになる場合もあります。それが「炎上リスク」です。炎上とは、主に不適切な言葉や表現に対して批判的な意見が殺到する状態を指します。

SNSでは拡散を過度に狙ったことで、ユーザーから誤解を招いてしまうケースがたびたび起こっています。

炎上すると企業イメージの悪化につながりますので、広告配信前のチェック体制は整えておきましょう。

製造業向けSNS広告の種類とは?各媒体の特徴

製造業に向いているSNS広告は、商材やターゲットによって異なります。

各媒体の特徴を紹介しますので、ぜひ自社に合った媒体で広告配信をしてみてください。

SNS媒体特徴国内ユーザー数年齢層ユーザーの傾向
Facebook実名登録・役職ターゲティングができる2,600万人30〜40代ビジネスで利用するユーザーが多い
InstagramFacebookと連携したターゲティングができる3,300万人10〜30代ビジュアルの良いコンテンツに反応する女性が多い
YouTubeスキップまでの数秒間は必ず広告を見てもらえる7,000万人全年代老若男女の幅広いユーザーが利用している
LINE国内最大のユーザー数を誇っている9,500万人全年代毎日使用しているユーザーが多い
X(Twitter)リポストやいいねによる拡散力が高い4,500万人20〜40代話題性を求めるユーザーが多い
TikTok広告がコンテンツとして成り立つ1,700万人10〜20代10代のユーザーが圧倒的に多い

Facebook広告

項目内容
特徴実名登録・役職ターゲティングができる
国内ユーザー数2,600万人
年齢層30〜40代
ユーザーの傾向ビジネスで利用するユーザーが多い

Facebookは、個人なら実名、法人なら会社名で運用できるSNSです。ビジネス目的で利用するユーザーが多いため、年齢層は30〜40代が中心になっています。

ほかのSNSに勢いでは負けている印象がありますが、職歴・学歴・役職・ライフステージなど、精度の高いターゲティングが可能です。

中高年層のユーザーや法人向けに広告配信をしたい企業におすすめなSNSと言えるでしょう。

Instagram広告

項目内容
特徴Facebookと連携したターゲティングができる
国内ユーザー数3,300万人
年齢層10〜30代
ユーザー傾向ビジュアルの良いコンテンツに反応する女性が多い

Instagramは、写真や動画の投稿がメインのSNSです。おしゃれに敏感な方が利用する傾向にあるため、ほかのSNSよりも女性の利用率が高くなっています。

「インスタ映え」という言葉がある通り、ユーザーは高クオリティーの写真や動画に慣れています。しかし、ビジュアルをしっかり作り込むことで顕在層から潜在層まで幅広くリーチできるでしょう。

Facebookと連携して広告配信の設定をするため、精度の高いターゲティングもできます。

YouTube広告

項目内容
特徴スキップまでの数秒間は必ず広告を見てもらえる
国内ユーザー数7,000万人
年齢層全年代
ユーザー傾向老若男女の幅広いユーザーが利用している

YouTubeは、世界最大級の動画配信プラットフォームです。近年は動画メディアに力を入れる企業や個人が多く、それにともなって視聴者層も拡大傾向にあります。

YouTubeは広告をスキップする機能がありますが、最初の数秒は必ず見てもらえるのが特徴です。よって、最初の数秒でユーザーの興味を引くクリエイティブを意識しましょう。

テレビの代わりに長時間YouTubeを視聴するユーザーも多いため、幅広い年齢層にアプローチしたい企業におすすめなSNS広告です。

LINE広告

項目内容
特徴国内最大のユーザー数を誇っている
国内ユーザー数9,500万人
年齢層全年代
ユーザー傾向毎日使用しているユーザーが多い

LINEは、国内最大のユーザー数を誇るSNSです。多くの方が毎日のコミュニケーションツールとして利用しているため、ほかのSNSと比較してリーチ力は圧倒的と言えます。

ほかのSNSは利用していなくてもLINEだけは利用しているユーザーも多いため、リーチ獲得においてはうってつけのSNS広告です。

ただし、LINEは登録時に詳細情報を入力する必要がありません。ターゲティングはユーザーの行動をもとに分析・推測された「みなし属性」であることは留意しておきましょう。

X(旧Twitter)広告

項目内容
特徴リポストやいいねによる拡散力が高い
国内ユーザー数4,500万人
年齢層20〜40代
ユーザー傾向話題性を求めるユーザーが多い

X(旧Twitter)は、短いテキストの投稿がメインのSNSです。気軽に投稿できることから、ユーザー同士で活発なコミュニケーションが行われています。

特にトレンド機能は、ユーザーがリアルタイムの情報収集をすることに役立っています。トレンドと広告をうまく組み合わせれば、高い反応を得られるでしょう。

気軽に拡散できる仕組みから炎上リスクも高いSNSですが、適切に活用することで大きな認知拡大を狙えます。

TikTok広告

項目内容
特徴広告がコンテンツとして成り立つ
国内ユーザー数1,700万人
年齢層10〜20代
ユーザー傾向10代のユーザーが圧倒的に多い

TikTokは、音楽と動画を組み合わせた投稿がメインのSNSです。近年でもっとも勢いのあるSNSであり、特に10代や20代前半から絶大な人気を集めています。

特にBGM付きの動画広告は、TikTokならではの特徴です。ユーザーのコンテンツと広告の区別がつきにくいため、ほかのSNSよりも見てもらいやすい傾向にあります。

コンテンツとして流される傾向が強いことから成約につながりにくいのが欠点ですが、若年層からの認知を得たい場合にはおすすめなSNSです。

製造業のSNS広告運用ならサイバーホルンにお任せ

SNS広告運用は、製造業においても有効な宣伝ツールです。しかし成果を上げるには、クリエイティブ制作はもちろん、正しい運用を継続する必要があります。

そこで、もし社内にリソースがない場合は、私たちサイバーホルンにお任せください。初期費用や最低広告費は一切かからず、最低契約期間もありません。運用代行手数料のみで承っております。

製造業のニーズに沿ったクリエイティブ制作や、広告の遷移先であるLP(ランディングページ)の作成も行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ:製造業で認知拡大を目指すならSNS広告を活用しよう

顧客に自社の製品を選んで購入してもらうには、まず「自社を知ってもらうこと」が欠かせません。

しかし、ホームページだけで顧客から認知を得るのは厳しいでしょう。自社を知らない顧客がわざわざ見に来てくれることはないからです。

多くのユーザーを抱えるSNSに広告を配信すれば、簡単に自社の存在を認知してもらえます。ターゲットを選定して、魅力的なクリエイティブをすれば、拡散による大きな認知拡大も期待できるでしょう。

適切なターゲット選定やクリエイティブ作成の難しさはありますが、その点は私たちサイバーホルンが徹底サポートします。SNS広告は低コストで開始できますので、ぜひ実施を検討してみてください。

  • 2024.08.08

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