【Instagram広告】費用対効果はどのくらい?ワンポイント施策付
国内にて、アクティブ利用者数が月間で約3,300万人いる、という調査結果もあるInstagramへ広告出稿したい、という方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなInstagram広告って実際どんな感じに表示されるの?効果あるの?に対して解説していきます。
運用のポイントも併せて紹介しますので、Instagram広告へ出稿をお考え方の参考になれば幸いです。
この記事の目次
Instagram広告ってどこに表示されるの?
出稿するときに1つ大きなポイントとして、広告はどこに表示されるのか?になるかと思います。
まずは、Instagram広告はどこに表示されるのか?について解説していきます。
Instagram広告の表示面は7か所!
Instagram広告の広告掲載面は全部で7か所あります。
また、下記の7か所はそれぞれ指定して掲載することも可能です。
- Instagramのフィード面
- Instagramのプロフィールフィード面
- Instagram発見タブ面
- Instagram発見ホーム面
- Instagramショップ面
- Instagramストーリーズ面
- Instagramリール面
それぞれの掲載例を提示しつつ、適切なサイズのクリエイティブフォーマットを紹介します。
Instagram広告のフィード面について
まずは、多くの方が目にしたことがある、Instagram広告のフィード面の広告です。
ユーザーが一般投稿した間に差し込まれてくる広告になり、表示単価が安価な傾向にあり、クリック率も高めです。
媒体に推奨クリエイティブ(広告素材)のフォーマットは下記のとおりです。
画像広告 | 1:1の正方形画像 |
動画広告 | 4:5の縦型動画 |
Instagramプロフィールフィード面について
前述したInstagramのフィード面と類似していますが、プロフィールとついている通り、Instagramのホームから1つのアカウントを選択して、過去の投稿をさかのぼっている時に投稿の間に表示される広告になります。
フィード面と同じため、推奨されている広告クリエイティブフォーマットについてもInstagramフィード面と同様の内容となっています。
画像広告 | 1:1の正方形画像 |
動画広告 | 4:5の縦型動画 |
Instagram発見タブ面について
Instagram発見タブ面の広告もフィード面と類似した掲載となりますが、表示のされ方がやや特殊です。
- Instagram下部の虫眼鏡のアイコンをタップ
- どれか1つの投稿を選択
- 下にスクロール
- 広告が投稿の間に表示
表示されるまでの手順は複雑ですが、表示のされ方はフィード面と同類のため、推奨されているフォーマットも同じです。
画像広告 | 1:1の正方形画像 |
動画広告 | 4:5の縦型動画 |
Instagram発見ホーム面 について
Instagram広告のInstagram発見ホーム面は、Instagramアプリの画面下部、虫眼鏡をタップした際に表示される各種投稿の中に表示される広告面になります。
他の投稿の間に挿入される形となるため、フォーマットは下記が推奨されています。
画像広告 | 1:1の正方形画像 |
Instagramショップ面について
Instagram広告のInstagramショップ面は画面下部のカバンのアイコンをタップするときに表示される、Instagramショップに掲載される広告になります。
Instagram利用ユーザーがモノを購入する際に利用する掲載面のため、広告の表示例にあるように、販促したい場合には掲載面として指定することも有効です。
こちらも、他の投稿の中に表示されるため、下記の正方形の画像広告が推奨されています。
画像広告 | 1:1の正方形の画像 |
Instagramストーリーズ面
24時間で投稿が消える、ストーリーズへ広告を掲載する場合はInstagramストーリーズ面を指定する必要があります。
アクティブユーザーがよく閲覧する箇所のため、効果は高いことも多いです。
広告の表示頻度としては、2~3ユーザーのストーリーズ投稿を閲覧すると表示されます。
推奨のクリエイティブフォーマットは動画、ですが画像でも表示することが可能です。
画像広告(媒体非推奨) | 9:16の縦型画像 |
動画広告(媒体推奨) | 9:16の縦型動画 |
また、推奨ではありませんが正方形の画像・動画も表示させることは可能です。
Instagramリール面について
続いて、Instagramの中でも比較的新しい、縦型のショート動画を投稿するリール面へも広告出稿することが可能です。
ここは、ユーザーの投稿するものはすべて動画のため、広告クリエイティブも動画を推奨します。(いざ、広告出稿すると画像広告でも掲載面を確認するとリール面への表示履歴があることもありますので、必ず動画でなければ表示されない、というわけでもありません。)
推奨されるフォーマットは当然、動画になります。
動画広告 | 9:16の縦型動画 |
ここまで、Instagram広告の掲載面7か所、について解説しましたが、媒体推奨のフォーマットを確認すると大きく分けるとフィード面か、ストーリーズ・リール面の2つに分けられます。大きく2つに分けられる、という点はポイントの1つのため、理解しておくことが必要です。
Instagram広告を検討すべき商材・サービスとは?
ここまでで、Instagram広告の表示のされ方、について解説しましたが、実際にInstagramを利用しているユーザー層、つまりInstagramへ広告を出稿した場合に広告と接触するユーザーはどんなユーザーが想定されるのか、について解説します。
Instagramの利用者層について
上記のとおり、Instagramは男女比では女性の方が利用率が高い傾向にあります。
また、利用者の数・年代の利用率を捉えると10~20代の女性が多い傾向が分かります。
また、30代においても年代の利用率は50%超えで、そのうち利用者のうち60%は女性である、という点も見逃せません。
Instagram広告に向いている商材について
利用者層から、まずInstagram広告で最も成果を上げる、というポイントでは女性向けの商品が向いているだろう、ということが分かります。
また、世代の利用者割合という観点では下記のと推測できます。
- 10~20代の女性向けの場合
- ほぼ世代の全員(大多数)が利用しているため、万人受けする商品・サービスが好ましい
- 30~40代の女性向けの場合
- 世代の約半数が利用→世の中の半分の人がいいと思う商品・サービスが刺さる可能性有
また、掲載面で示した通り、ショップ面や、実際の投稿の間に挿入されながら広告が表示されるため、成果を伸ばしやすい商品はやはり、女性向けの美容関連や、衣類が獲得に結び付きやすい傾向です。
Instagram広告の費用対効果について
ここまでで、Instagram広告の表示のされ方、Instagram広告に向いている商材について解説してきましたが、ここからはInstagram広告の費用対効果、について解説していき、実際に出稿するときのポイント、も併せて解説します。
Instagram広告の費用対効果をあげる適正予算とは?
Instagram広告の費用対効果を上げる方法と適正予算には3つの考え方があります。それぞれ紹介していきます。
すぐに効果を最大限上げたい
すぐに、最大限の効果を上げたい場合は、媒体の推奨する1週間で50件のCV(商品の購入や、資料請求、問い合わせの獲得など)を目指すことを推奨します。しかし、この場合最低でも1週間で目標とする1件当たりのCV単価(CPA)の50倍の予算が必要となりますので、大きな広告予算を用意できる場合はいいですが、難しい場合もありますので、要検討といったところではないでしょうか?
また、弊社実績でも、1週間で20件ほどのCVが発生するご予算であれば、かなり費用対効果を高めることが可能なケースが多いため、すぐに効果を出したい!という方は目標CPAの20倍のご予算を用意いただければと思います。
程よく成果を出していきたい
媒体側では、1週間に50件のCVが発生しないと情報収集不足、と表示されますが実際には週に20件程度である程度の情報収集はできているとのことです。
さらに、弊社実績を加味しますとおおよそどの案件でも、月間の広告予算が20万円~30万円程度かけることで、運用の施策を多数講じることが可能となりますので、おすすめさせていただいております。
WEB広告はすでに実施していて、Instagram広告を新たに媒体追加の位置づけで出稿する場合に最も最適かと思います。
まずはお試し!で始めたい
WEB広告を用いたWEB集客が全くの初めて!でInstagram広告を活用されようとしている場合は、10万円程度の広告予算から開始することが望ましいかと存じます。
基本的に、1件のCVが発生するまでの費用感を確かめる、という内容で進めるイメージになります。
WEB広告を用いたWEB集客の場合に必要なクリック数をシミュレーションすることは可能ですが、実際に出稿した場合にそのシミュレーションより良いのか、悪いのか、を元に広告を出稿する費用対効果、を確かめていく、という進め方になります。
費用対効果を最大限上げる3つの運用ポイント
Instagram広告の費用対効果を最大限引き上げるために必要になる可能性が高い出稿のポイントを3つ、ご紹介します。
すでにInstagram広告を出稿されている方、これから出稿しようとしている方の成果向上に少しでも貢献出来たら幸いです。
出稿面に対して最適化を図る!
前述したとおり、Instagram広告には7つもの掲載箇所があります。理想としてはこれら全てに最適化させるように広告を用意することですが、クリエイティブの制作工数を考慮すると、理想は理想になるケースも多いかと思います。
そんな時は、フィード面かストーリーズ・リール面か、だけでも考慮して広告を出稿することを推奨いたします。
フィード面に掲載したいと考えているのにも関わらず、全画面サイズの9:16の縦型画像を入れると、勝手にトリミングされてせっかく作成したクリエイティブの要素がユーザーに映らない、ということもありますので、掲載面に対し、最適化したクリエイティブを入稿することを検討してください。
また、全画面である9:16の縦型のバナー広告・動画広告で起きるケースとしてデフォルト表示と広告の要素が被ってしまう、ということがあります。
そんな事態を避けるために有効な手段として、入稿時に上記のようなセーフゾーンのガードレール等を活用することをお勧めいたします。
クリエイティブを訴求軸×パターンでテスト!
Instagram広告を出稿する場合に多くの方がクリエイティブは大切だ、と言われ、多くの場合にクリエイティブのテストを実施する、という表現が用いられますが、テストは2つのやみくもに複数のクリエイティブを入れて成果を見る、というものでは、次回以降に活かしにくく、またなぜ、今回は良かったのか?が分からないです。
このため、クリエイティブのテストをするときは『何をテストするのか』(訴求内容なのか、デザインなのか、コピー表現なのか)を明確にしたうえで、クリエイティブテストを実行することで、成果を右肩上がりへ押し上げていくことが可能となります。
予算を上げる時には慎重に。でも大胆に!
Instagram広告の成果が望み通り出ている!という場合は広告の予算を増やす、という行動も視野に入ってくるかと思います。
この時に、注意してほしいことが、Instagram広告は自動最適化を媒体側でもかけてくれているため、1日にこの学習を損なわずに増額する量は20%程度にすることが推奨されています。
つまり、現状の成果がすごくいいから、日額予算1万円を明日から2万円へ!という行動は控えることを推奨します。
一方で、皆さんはクリエイティブが摩耗した、という表現を聞いたことはありますでしょうか?
Instagram広告は同じクリエイティブで出稿していると、同一ユーザーへ何度も広告が表示され、徐々にユーザーに飽きられてしまいます。
このため、せっかく成果が良く、また増額する広告予算もある場合は、1日では20%程度の増額ですが、これを日々繰り返し、費用対効果が合っている間に出し尽くす、という運用が最も効果的です。
おわりに
今回はInstagram広告の費用対効果、について解説しました。
Instagram広告って効果あるのかな?運用のポイント・掲載面分かったけど、自分でやるには心もとない、という方はぜひ1度弊社、サイバーホルンへお気軽にご相談ください。