インリード広告とは?インフィード広告との違いや5つの活用ポイントを解説
「インリード広告って何のことかよく分からない……」
「インリード広告の活用方法も知りたい!」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
本記事では、インリード広告を理解し広告効果をアップさせる5つの活用方法を紹介します。インフィード広告との違いも解説しますので、自社でインリード広告を導入を検討されている方は参考にしてみてください。
この記事の目次
インリード広告とはメインコンテンツ間に表示される動画広告フォーマット
インリード広告とは、WebページやSNSなどのコンテンツ間に表示され、スクロールして画面内におさまった時に自動再生される最新の動画広告です。
メインコンテンツに挿入されるうえに画面の占有率も大きく、ユーザーの視認性向上が期待できます。
インリード広告が注目されている理由
インリード広告が注目される背景として、動画広告市場の急速な成長と5Gの環境下が挙げられます。
サイバーエージェントによると、2022年の動画広告市場は前年比133.2%成長し、その流れは2023年、2026年も右肩上がりだと予測されています。
参照:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施
このように、YouTubeやライブ配信といった映像コンテンツが盛り上がる中で、動画広告市場も成長をし続けていくと想定されます。
また、5G環境の到来により、超高速・大容量通信を実現可能になりました。5Gの通信速度は4Gと比較して20倍とされており、これまで角ついていた動画視聴もスムーズな表示と再生が可能になります。
インリード広告とネイティブアド
インリード広告を説明するにあたり、ネイティブアドの理解も欠かせません。
ネイティブアドとは、広告掲載面にクリエイティブを自然に溶け込ませ、あたかもコンテンツとして見てもらう目的を持った広告のことです。広告を嫌がるユーザーであっても、ストレスフリーに視聴してもらうための手法です。
広告を活用した自然な認知獲得を目指す取り組みとして、注目を集めています。
インリード広告と各動画広告の違い
では、インリード広告とその他にある動画広告との違いをそれぞれ解説します。
インフィード広告
インフィード広告は、Yahoo!ニュースをはじめとしたニュースサイトやSNSのコンテンツ間に表示される動画や静止画の広告フォーマットです。
掲載箇所はインリード広告と変わらないため、見分けがつきにくいと感じられるかもしれません。
ですが、インフィード広告では、動画よりも静止画が取り扱われるケースが多く、その点でインリード広告との見極めができるでしょう。
インバナー広告
インバナー広告は、コンテンツ間に掲載されるバナー形式の動画広告です。
インリード広告との大きな違いは「動画の再生タイミング」と「画面占有率」の2点です。
インバナー広告は、画面内に表示されているか否かに関わらず、サイトを開いた時点で再生されます。よって、いざ閲覧した頃には必ずしも最初から視聴できるとは限りません。
また、バナーは長方形サイズが一般的であり、画面占有率も決して広くはないでしょう。
その反面、インリード広告は画面表示後に最初から再生されるうえ、画面に広く表示されてユーザーに優しい設計といえます。
インストリーム広告
インストリーム広告も、インリード広告と同様に動画広告です。
しかし、インリード広告とは表示箇所が異なります。
インストリーム広告の表示箇所は、WebサイトやSNSのメインコンテンツ内ではありません。YouTubeをはじめとした動画コンテンツの再生時に前後で挿入されるスキップ可能な動画広告です。
また、インストリーム広告はインリード広告と違い、音声がデフォルトでオンになっているケースが多いです。
インリード広告の期待できる効果
続いて、インフィード広告で期待できる3つの効果を紹介します。
- コンテンツの冒頭からアピールできる
- 視認率やインタラクション率が高い
- デジタル広告の中では好感度が高い
コンテンツの冒頭からアピールできる
インリード広告が持つ最大の特徴は、広告の内容を冒頭からアピールできることです。
広告を最後まで視聴してもらううえで、最初に与えるインパクトの重要性は大きいです。第一印象で興味ないと思われれば、すぐに離脱されかねません。
そこで、クリエイティブの冒頭は、特に注力して作成します。
しかし、表示された頃には途中から再生されていると思うような効果は期待できません。
インリード広告は画面内に表示されてから自動再生されるため、途中から閲覧することがなく安心です。
視認率やインタラクション率が高い
インリード広告は、一般的なバナー広告などとは異なり、掲載面上のコンテンツと同じサイズで掲載されます。
そのため、広告の占有面積が広くなり視認率やインタラクション率が高まり、ユーザーとの関係をより深められます。
デジタル広告の中では好感度が高い
そして、インリード広告はコンテンツの間に表示されるため、他の記事や図解と被らず視界を妨げません。もし嫌な広告であれば、スクロールして画面外に持っていけば解決するため、好感度も高い広告です。
ユーザーからのイメージダウンにつながる恐れも低いため、ブランディングを維持しながら効果を獲得しやすい広告と言えます。
インリード広告を活用する際のポイント5つ
それでは、インリード広告を活用する際のポイントを5つ紹介します。
- 音声なしでも内容が分かるコンテンツを作成する
- 適切な動画配信プラットフォームを選ぶ
- アクション導線を設ける
- 検証や改善を繰り返し実施する
- クリエイティブ制作にはコストがかかることを把握する
音声なしでも内容が分かるコンテンツを作成する
まず、音声なしで内容がわかるクリエイティブにしましょう。
インリード広告は、基本的にデフォルトで音声がオフの状態になっています。音声ありを前提とすると、ユーザーに内容が伝わりません。
「テロップを多用する」「重要なキーワードはフォントを変更する」「動きを入れる」など、音声なしで伝わるように内容を工夫しましょう。
適切な動画配信プラットフォームを選ぶ
動画広告を出稿するにあたって、適切な配信プラットフォームの選定も重要です。
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSをはじめ、Yahoo!ニュースをはじめとしたニュースサイトもあります。
Twitterは10代〜40代、Facebookは30〜50代など、メインのユーザーは配信先により異なるため、ターゲット層とマッチする配信先を選びましょう。
アクション導線を設ける
アクション導線の設定も必ず行いましょう。
インリード広告を視聴したユーザーの中には、商品やサービスに興味を示す方がいるはずです。そうした方がより深く情報を知れるようにLP(ランディングページ)を導線にしましょう。
ここでポイントは、動画で紹介した特定商品専門のLPを設置すること。関係ない商品も掲載されたページでは、ユーザーを混乱させかねません。
分かりやすくシンプルな導線設定を行ってください。
検証や改善を繰り返し実施する
インリード広告の最適化には、検証と改善を繰り返し実行する他ありません。
適切なプラットフォームの選定においても、はじめから相性の良いプラットフォームを当てられるわけではないでしょう。
クリエイティブの色や訴求の流れなど、改善が必要な項目も出てくるはずです。
もし効果が得られていない場合は、ABテストの実施でどこに課題があるのか検証し、改善していくことで、徐々に最適な広告運用を実現できます。
クリエイティブ制作にはコストがかかることを把握する
インリード広告は、動画広告であり、制作には素材の収集や編集スキルが欠かせません。内容に応じて撮影も検討する必要があるでしょう。
最後まで再生される動画作りには、それ相応のクオリティが求められるため、その分制作費のコストがかかることはおさえておいてください。
まとめ:インリード広告を上手に活用し効果を最大化させる工夫をしよう
インリード広告は今後、動画市場が拡大していくに伴い、ますます重要性が上がっていくと予想されます。
本記事でインリード広告の理解を深め、自社の広告戦略の一つてして導入してみましょう。