Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)とは?種類や費用を解説
「Yahoo!広告はどういった広告なの?」
「Yahoo!広告のメリット・デメリットは?」
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)は、日本トップクラスのアクセス数を誇るWebサイト「Yahoo!JAPAN」に掲載できる広告です。Yahoo!JAPANのトップページや検索結果画面に出稿できるため、上手に活用できれば高い広告効果が期待できます。
そこで本記事では、Yahoo!広告の概要とメリット・デメリット、について解説します。広告配信の始め方や費用相場についても解説するので、Yahoo!広告の配信を検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)とはYahoo! JAPANに掲載できる広告
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)は、Yahoo!JAPANやその提携パートナーに出稿できる広告です。
Yahoo!JAPANは、日本国内で最大級のWebサイトなので閲覧数が非常に多く、有効活用できれば高い広告効果が期待できます。
Yahoo!プロモーション広告からYahoo!広告に名称が変更
Yahoo!広告は、2019年11月に「Yahoo!プロモーション広告」から名称が変更されました。
名称の変更に伴って、広告管理ツールが刷新され、さまざまな広告を1つのプラットフォームで管理できるようになっています。
広告運用の利便性が高まり、広告効果の向上に貢献しています。
Yahoo!広告は3種類
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)は現在、主に3種類提供されています。ここからは、それぞれの広告について詳しく解説します。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- ショッピング広告
リスティング広告
リスティング広告は、検索結果画面に表示される広告です。特定のキーワードでユーザーが検索した時に、そのキーワードと広告主の入札額、ターゲティングに応じて表示される広告が決定されます。
検索結果画面に表示されるため、そのキーワードについてより関心度の高いユーザーに広告を配信できるというメリットがあります。ターゲットが明確な場合や、成果が出やすいユーザーに対して広告を配信したい場合におすすめです。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Yahoo!JAPANのトップページや、提携先のWebページ内に表示される、画像を取り入れたバナー広告です。リスティング広告は検索結果画面の上部や下部にテキストのみで表示されるのに対し、ディスプレイ広告は画像・動画を使ってユーザーにアピールできます。
リスティング広告は、実際に特定のキーワードで検索を行うほどの関心度がある潜在層のユーザーに訴求できますが、ディスプレイ広告は新規の顧客へのアピールに効果があります。商材についてまだ認知していないユーザーにも訴求したい、認知度を高めて顧客層を広げていきたい、といった場合におすすめの広告です。
ショッピング広告
ショッピング広告は、Yahoo!ショッピングの商品やサービスページを宣伝できる広告です。Yahoo!ショッピングは、Yahoo!が運営しているECモールで、国内でもトップクラスの店舗・商材があります。
ショッピング広告には以下の種類があります。
- ディスプレイ広告
- アイテムマッチ広告
- ソリューションパッケージ広告
- PRオプション
Yahoo!ショッピング内に広告を配信できるだけでなく、通常の検索結果画面に商品広告を配信できるなど、幅広い使い方ができます。Yahoo!ショッピング内でサービスを展開している場合はぜひ利用したいところです。
Yahoo!広告とGoogle広告との違い
Yahoo!と同じく検索エンジンを運営しているGoogleでも、広告を運用できます。
Yahoo!とGoogleは比較されることも多く、出稿できる広告の種類も重複しているため、それぞれの特徴をおさえておきましょう。
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)とGoogle広告にみられる違いについて、以下の表にまとめました。
ポイント | Yahoo!広告 | Google広告 |
---|---|---|
検索エンジンのアクティブユーザー数 | 約8,400万人 | 約7,000万人 |
ユーザー属性 | 若年層のユーザーが多い | シニア層のユーザーが多い |
入稿文字数(リスティング広告) | 全体:170文字見出し:30文字説明文:80文字 | 全体:300文字見出し:30文字説明文:90文字 |
掲載制限・販売制限 | アルコール・ギャンブルなど | アルコール ギャンブル ヘルスケアなど |
参照:掲載制限、販売制限について|Yahoo!広告
参照:有効(制限付き):定義 – Google広告ポリシー ヘルプ
Yahoo!広告とGoogle広告では、ユーザー数とユーザー層に差があります。とくにシニア層にアプローチしたい場合はGoogle広告、反対に若いユーザーにアプローチしたい場合はYahoo!広告、といった使い分けが基本となります。
Yahoo!広告のメリット・強み
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)のメリット・強みを5つご紹介します。
- Yahoo!JAPANに広告を掲載できる
- 顕在層のユーザーにアプローチできる
- 掲載順位が公平なオークションで決まる
- 広告主向けの手厚いサポートが受けられる
- 低コストで実施できる
Yahoo!JAPANに広告を掲載できる
Yahoo!JAPANに広告を掲載できるのは大きなメリットです。
Yahoo!JAPANは、世界的には現状Googleに及びません。しかし、日本国内では非常にアクセス数が多く、多くのユーザーに幅広く広告を届けられます。
ユーザー数の多いサイトに広告を出稿できれば高い成果が見込めるため、Yahoo!広告はぜひ活用したいWeb広告の1つです。
顕在層のユーザーにアプローチできる
顕在層のユーザーにアプローチしやすいのが、Yahoo!広告の特徴です。
「顕在層」とは、自社の商材やサービスについて関心があり、具体的に比較検討に着手しているユーザー層を指します。
検索結果画面に表示されるリスティング広告は、実際に特定のキーワードで検索を実施している顕在層のユーザーにアピールできます。高い広告効果が見込めるでしょう。
リスティング広告で顕在層にアピールできるのも、Yahoo!広告のメリットです。
掲載順位が公平なオークションで決まる
Yahoo!広告の掲載順位は、公平なオークションで決定されます。Web広告の中には、広告主である企業の規模や商材・サービスの認知度など、広告費以外の要素を加味して掲載順位を決定する媒体もあります。
しかし、Yahoo!広告の掲載順位は、純粋に広告費と広告の品質で決定されます。予算をきちんとかけたうえで、高品質な広告を用意できれば、十分に成果が期待できるでしょう。
広告主向けの手厚いサポートが受けられる
Yahoo!広告は、広告主向けのサポートも充実している媒体です。
広告運用に関する基礎知識やスキルを学べるコンテンツを用意していたり、広告主同士で情報共有できるイベント・セミナーを開催したりと、効果的な運用のためのサポートを提供しています。
初めての広告運用を代行してくれるサービスなどもあるため、ノウハウがない場合でも安心して出稿に着手できるのが魅力です。
低コストで実施できる
Yahoo!広告は、比較的低コストからでも運用できる広告媒体です。上限予算を1日単位で設定できるなど、自社の予算をふまえて柔軟に運用できるというメリットがあります。
また、同じくディスプレイ広告・リスティング広告を配信できるGoogle広告に比べて競合性が高くありません。キーワード次第ではありますが、Googleに比べて広告費が高騰しにくいのもポイントです。
Yahoo!広告のデメリット・注意点
続いて、Yahoo!広告のデメリット・注意点を3つご紹介します。
- Googleに比べて検索ボリュームが少ない
- 配信可能な範囲は国内しかない
- 審査が厳しい
Googleに比べて検索ボリュームが少ない
Yahoo!広告は、Google広告に比べてアプローチできるユーザー数が少ない媒体です。
Yahoo!JAPANとGoogleでは、世界的な検索ユーザー数に大きな差があるため、結果として検索ボリュームにも差が出てしまっています。
特に、多くのユーザーに広告を配信したい場合には、Google広告の運用も視野に入れて検討してみてください。
配信可能な範囲は国内しかない
Yahoo!広告は、国内にしか配信できない広告です。
グローバルに事業を展開していきたい企業や、外資系企業の場合には、有効に活用できないかもしれません。
海外にも広告を展開したい場合は、Google広告などの他媒体の併用が有効です。
審査が厳しい
Yahoo!広告は、審査が厳しい広告媒体としても知られています。
Yahoo!広告をはじめ、Web広告においては、広告主が自由に広告を配信できるわけではありません。媒体側の審査を通過してはじめて配信できます。
Yahoo!広告には独自の配信ルールがあり、ルールに抵触すると広告は配信できません。例えば、以下のようなルールが設定されています。
- 虚偽表示・不当表示がないか
- 最上級の表現が使われていないか
- 公序良俗に反する広告ではないか
- ユーザーを不快にさせたり混乱させたりしないか
事前にYahoo!広告の広告掲載基準をチェックしておき、審査で落ちてしまわないように調整しましょう。
Yahoo!広告の始め方4ステップ
Yahoo!広告を始める際は、以下の4ステップに沿って進めてみてください。
- Yahoo! JAPANのビジネスアカウントを作成する
- IDとパスワードを入れて広告管理ツールにログインする
- クレジットカードなどの情報を入力する
- キャンペーンを作成して審査・配信する
Yahoo! JAPANのビジネスアカウントを作成する
Yahoo!広告を出稿するには、「Yahoo!JAPANビジネスID」の取得が必要となります。ビジネスIDは一般ユーザーが使うYahoo!JAPANIDとは違い、広告配信などを行いたい企業向けのIDです。
会社情報や管理者情報などを入力し、SMSか音声ガイダンスによる認証を経てビジネスIDを取得できます。
IDとパスワードを入れて広告管理ツールにログインする
広告アカウントを開設するためには、広告管理ツールにログインしなければなりません。「Yahoo!JAPANビジネスID」とログイン用のパスワードを使ってログインしましょう。
広告管理ツールへのログインについては、以下の公式ページを参考にしてみてください。
クレジットカードなどの情報を入力する
広告管理ツールにログインできたら、クレジットカードや広告主・代理店情報などを入力しましょう。
広告費の支払いには、クレジットカードか銀行口座からの振込を利用することになります。
ただし、銀行口座からの振込だと、反映されるまでに時間がかかります。もし、即座に広告費の調整や出稿したいなら、クレジットカード決済を利用しましょう。
キャンペーンを作成して審査・配信する
各種情報の入力ができたら、配信する広告キャンペーンを作成しましょう。キャンペーンの名称や予算・入札方式、キーワードやターゲティング設定などを行います。
キャンペーンが作成出来たらYahoo!側による審査が行われ、通過すれば配信が開始されることになります。
Yahoo!広告の費用相場
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)の運用にかかる費用は、課金形態によって決定されます。
課金形態にはクリック課金(CPC)とインプレッション課金(CPM)があります。それぞれの費用相場は、以下の表にまとめました。
クリック課金 | 数十円~数百円/1回クリック |
インプレッション課金 | 数十円~数百円/1,000回表示 |
Yahoo!広告では予算を自由に設定できるため、低単価での出稿も可能です。
しかし、掲載される広告はオークションによって決定されるため、あまりに単価が低いと広告は配信されません。
1ヶ月あたりなら、数万円から数十万円の費用がかかると考慮しておきましょう。
Yahoo!広告運用のご相談はサイバーホルン株式会社へ
Yahoo!広告の運用でお困りの方は、ぜひサイバーホルン株式会社にご相談ください。
サイバーホルン株式会社では、Yahoo!広告をはじめとする各種Web広告の運用に対応しています。
広告出稿額の下限や契約期間の縛りがなく、初期費用もかからないので、低コストで気軽に運用を始めたい方におすすめです。
Web広告運用はもちろん、マーケティング施策全般やクリエイティブ制作など、幅広く対応しております。
Yahoo!広告をはじめ、Web広告に関するお悩みがある方は、ぜひお気軽にサイバーホルン株式会社へご相談ください。
まとめ:Yahoo!広告の特徴を理解して有効活用しよう
Yahoo!広告(Yahoo!プロモーション広告)は、上手に運用できれば高い広告効果が期待できます。
Yahoo! JAPANに出稿できる点はもちろん、掲載順位が公平なオークションで決定される点や、広告運用のサポートが手厚い点も魅力です。
Google広告に比べて検索ボリュームが少なく、審査が厳しいといったデメリットもあります。しかし、コツをおさえて運用できれば、成果につながる可能性は十分にあるでしょう。
Yahoo!広告の運用で成果を上げていきたい方は、ぜひサイバーホルン株式会社にご相談ください。