【Facebook/Instagram広告】Facebookピクセル標準イベント(イベントコード)一覧について
Facebook広告、または、Instagram広告を出稿する際に、Facebookピクセルは広告の効果測定のために、皆さん必ず実装されているかと思います。
通常、サンクスページが独立している場合や、Facebook広告、Instagram広告のみを出稿する場合は「Facebookピクセル」を設置して、カスタムコンバージョンを設定する方法が最も簡単な作業工程かと思います。
しかし、今回はピクセル(タグ)の管理がGTM(Googleタグマネージャー)であったり、サンクスページが独立していない、ボタンのクリックをCVにしたい、などのケースで使用される、Facebookピクセル標準イベント(イベントコード)について、解説していきます。
この記事の目次
Facebookピクセル標準イベント(イベントコード)一覧
ここからは、Facebookピクセルで設定可能な標準イベントの一覧を掲載します。
WEBサイトアクション | 標準イベント |
支払い情報の追加 | fbq(‘track’, ‘AddPaymentInfo’); |
カートに追加 | fbq(‘track’, ‘AddToCart’); |
ウィッシュリストに追加 | fbq(‘track’, ‘AddToWishlist’); |
登録完了 | fbq(‘track’, ‘CompleteRegistration’); |
問い合わせ | fbq(‘track’, ‘Contact’); |
製品のカスタマイズ | fbq(‘track’, ‘CustomizeProduct’); |
寄付 | fbq(‘track’, ‘Donate’); |
場所の検索 | fbq(‘track’, ‘FindLocation’); |
チェックアウト開始 | fbq(‘track’, ‘InitiateCheckout’); |
リード | fbq(‘track’, ‘Lead’); |
購入 | fbq(‘track’, ‘Purchase’, {value: 0.00, currency: ‘USD’}); |
日時を指定 | fbq(‘track’, ‘Schedule’); |
検索 | fbq(‘track’, ‘Search’); |
トライアルを開始 | fbq(‘track’, ‘StartTrial’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’}); |
応募 | fbq(‘track’, ‘SubmitApplication’); |
サブスクリプション登録 | fbq(‘track’, ‘Subscribe’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’}); |
コンテンツビュー | fbq(‘track’, ‘ViewContent’); |
標準イベント(イベントコード)の設置方法について
標準イベントコードはFacebookピクセルのベースコードの中に設置します。
標準イベントコード(イベントコード)を組み込ませたベースコードは計測したいCVアクションが発生するページに設定します。
つまり、通常のページ(CVアクションが無いページ)に関しては、通常のFacebookピクセル(ベースコードのみ)の設置で問題ありません。
ベースコードに中にイベントコードを設置する箇所は下記緑で囲われた「Standard event」のように、ベースコードの「fbp(‘track,’PageView’);」の下に組み込む形となります。
Google広告や、Yahoo!広告のCVタグのように、各々別個に分かれる、というわけでは無いため、注意が必要です。
上記の、イベントコードを組み込ませたベースコードを設定したら、今度は、<body>セクションでCVアクションが行われた際に、設定したイベントコード(添付の場合は「fbp(‘track’,’AddToCart’);」)が呼び出されるように設定する必要があります。
手動で、Facebookピクセルのベースコード、イベントコードを設置する場合にはFacebookのヘルプページ、にも具体的な設置方法がありますので、参考にしていただければと思います。
標準イベント(イベントコード)を使用する場合の注意点
標準イベントを設定するうえで、1点注意することが「同一の標準イベント名」を複数回使用することができない、という点です。
例えば、LPから直接購入したユーザー、本サイトから購入したユーザーでそれぞれの分けて計測したい場合に、どちらにも標準イベント「購入」を選択してしまうと、計測が分けてできない、という事になります。
よって、分けたい場合はLPからの直接購入ユーザーを標準イベント「購入」で設定、本サイトからの購入者は標準イベント「登録完了」で設定する必要があります。
おわりに
今回は、Facebook広告の標準イベント(イベントコード)の種類と、設置時の注意点について解説しました。
基本的に標準イベント(イベントコード)を設置する場合は、GTM(Googleタグマネジャー)を使用するケースが多いかと思いますので、今回は設置位置に関しては簡単な解説となりました。
標準イベント(イベントコード)を活用して、今までCVを計測できなかったCVアクションも計測できるようになる一助になれば幸いです。