工務店の集客方法・アイデア10選！成果に結びつける3つのコツも紹介
「工務店を経営しているものの、なかなか集客につながらない」
「工務店で効果的な集客方法が知りたい」
「工務店の来客数を増やすコツがあれば取り入れたい」
工務店は、自社の強みに加えて顧客の悩みやニーズに沿ったアプローチで集客しなければなりません。また、正しい集客方法を実践しなければ認知すらされないでしょう。
そこでこの記事では、工務店の売上アップにつながる集客方法やコツを紹介します。集客までのステップも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
工務店の集客・住宅営業でまずおさえておきたいこと
まず、工務店の集客でおさえておきたいことを4つお伝えします。
- ターゲット層を明確化する
- 顧客の悩み・情報収集の方法を分析する
- 自社の強み・魅力を再確認する
- 競合他社の強み・差分を把握する
1.ターゲット層を明確化する
自分たちは工務店として、どのターゲットを集客したいのか明確にしましょう。
よくある失敗として、とにかく幅広い層に届けたい一心で発信してしまうことが挙げられます。しかし、これではどの層にも心に響かず、選ばれる理由にはなりません。
そこで、ターゲットは以下の項目を踏まえて、一人の人物像を詳細にイメージしましょう。
- 年齢層
- 性別
- 家族構成
- 職業
- ライフスタイル
- 住んでみたいエリア
- 憧れている暮らし
費用対効果を高めるためにも、ターゲットは明確にしてください。
2.顧客の悩み・情報収集の方法を分析する
顧客が抱える悩みや情報収集の方法を分析しましょう。
ターゲットと設定したユーザーがどのような悩みやニーズがあるのかがわからなければ、的確なアプローチはできません。
また、ホームページやSNS、Web広告、Googleマップなど、どの媒体がよく利用されているのかがわからなければ、効果的な集客施策は実行できないでしょう。
ユーザーを知ることで無駄な予算をかけずに、集客効果を数倍にも高められます。
3.自社の強み・魅力を再確認する
自社の強み・魅力を再確認して、ブランディングしましょう。
新宿にある安く注文できる工務店となんとなく訴求しても、母数が多いために訴求力としては足りません。
ここで、ユーザーをアッと驚かせる魅力を細分化して、アピールすることが大切です。
- 平屋×土間の住宅
- 電気代25％削減の省エネ住宅専門
- 木のある暮らしを楽しめる木材住宅に特化
このように、他にはなかったサービスが打ち出せれば、より効果的な訴求ができます。
4.競合他社の強み・差分を把握する
競合他社の調査や比較もしっかりと行っておきたい工程の一つです。
競合他社の強みや自社との差分を把握しておかなければ、集客につながるポジショニングが取れません。
例えば、新宿にある高級住宅を専門としようと思っても、打ち勝てる魅力がなければ競合他社に割って入るのは難しいでしょう。
他社がいない、または少ない領域でアピールできれば、選ばれやすくなります。
工務店の集客方法・アイデアおすすめ10選
それでは、工務店の集客方法を10個紹介します。
- リスティング広告
- ホームページ・ブログでのSEO対策
- YouTubeの活用
- SNSの活用
- Googleビジネスプロフィールに登録してMEO対策
- ポータルサイトへの登録
- 展覧会や完成見学会などのイベント出展
- 看板の設置
- チラシ・パンフレットの作成
- テレアポ営業
1.リスティング広告
リスティング広告とは、あらかじめ指定したキーワードの検索結果で最上位のポジションに表示できる広告のこと。キーワードと関連する広告を表示させられるため、顕在的なニーズを持つユーザーにアプローチできます。
例えば、「横浜市 工務店」のキーワードを指定して出稿して、検索されたときにヒットする形にするパターンが一つ。もう一つは、横浜市をエリアターゲティングとして設定して、横浜市のユーザーが工務店と検索した時にヒットさせられる2種類のケースがあります。
リスティング広告なら、現時点ではそのエリアにいないものの、いずれ行く予定がある層にもアプローチできるため、取りこぼしが起こりません。
なお、サイバーホルンではリスティング広告を中心にWeb広告の運用を得意としています。初期費用や最低契約期間はありませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
2.ホームページ・ブログでのSEO対策
ホームページやオウンドメディア（ブログ）でのSEO対策も有効です。
競合の中で、ホームページを持っていない工務店は基本ありません。「エリアや条件のキーワード×工務店」で検索したときに、どこかの会社は上位にヒットするでしょう。
サイトを特定のキーワードで上位表示を狙う施策がSEO対策です。
SEO対策は、サイトの構築や戦略立案、コンテンツ作りが肝であり、スキルやノウハウが欠かせません。専門業者への依頼を検討しながら進めていくといいでしょう。
3.YouTubeの活用
YouTubeの活用は、工務店との相性も良好な施策になります。
動画は、テキストや画像よりもより詳細に多くの情報を届けられます。
工務店の主な動画の活用方法を以下にまとめました。
- 会社やサービス、商品紹介
- イベントPR
- スタッフインタビュー
- 施主様（お住まい訪問）インタビュー
- モデルハウス紹介
動画を通じて、顧客に対して安心感を届けられるでしょう。
4.SNSの活用
SNSの活用も欠かせません。
今や、工務店でもSNSを活用する流れがきています。
特に、以下のSNSはよく活用されており、成果も期待できます。
| SNS | ユーザー数 | ユーザーの年齢層 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| X（旧Twitter） | 約4,500万人 | 10〜40代 | ・拡散力が高い ・リアルタイムに情報が更新される |
| 約3,300万人 | 10〜40代 | ・画像や動画で宣伝すると綺麗に見える | |
| 約2,500万人 | 10〜50代 | ・実名登録者が多い ・親世代にも訴求できる |
X（旧Twitter）は拡散力・認知の拡大に優れており、Instagramは画像や動画といったビジュアル訴求に長けています。
このように、SNSごとに特徴やユーザー層は異なるため、狙うターゲットに合わせて使い分けましょう。
5.Googleビジネスプロフィールに登録してMEO対策
Googleビジネスプロフィールを活用したMEO対策も有効な対策の一つです。
そもそもMEO対策とは、マップ検索エンジン最適化のこと。Googleマップのような地図アプリで検索された時に上位表示を目指す施策です。
Googleビジネスプロフィールへの登録と適切な設定により、上位表示が期待できます。
ただし、MEO対策で成果を上げるには、専門的な知識やスキル・経験が欠かせません。
MEO対策は、下記の記事でも詳細に説明していますので、ぜひご覧ください。
- MEO広告とは？MEOとの違いや広告枠・やり方5ステップを解説
- 「MEO広告とは何だろう」 「MEO広告のメリットや出稿方法について知りたい」 このように悩んでいる方はいませんか。MEOとMEO広告の違いがわからず、困ってい...
6.ポータルサイトへの登録
ポータルサイトへの登録も集客につながる施策です。
SUUMOやat homeのようなサイトに掲載料を支払って登録をし、そこからのアクセスを狙う流れになります。
SUUMOやat homeは認知度も高く、信頼性も十分にあります。ユーザーの目に止まって興味関心を高められれば、集客も期待できるでしょう。
懸念点としては、掲載費用の負担が重いこと。月額料金制の場合が多いため、予算に余裕のある工務店ならおすすめです。
7.展覧会や完成見学会などのイベント出展
展覧会やイベント出展は、積極的に行ってください。
モデルハウスの見学会やイベント出展は、興味関心度の高い顧客を集められるチャンスです。
来場者とコミュニケーションを取りながら、関係値を構築していけば、成約につながる可能性も高まるでしょう。
こうしたイベントは無料開催が一般的です。だからこそ、顧客目線では参加するハードルも低く、気軽に足を運んでもらえるでしょう。
8.看板の設置
地域に根ざした施策として、看板設置も有効です。
人通りが多く見えやすい位置に看板があれば、目に止まりやすく、認知してもらえる可能性が高まります。
何度も同じ道を通る人に対しては、繰り返しアプローチできるのは大きなメリットといえるでしょう。看板を通じて、認知の向上につなげられます。
9.チラシ・パンフレットの作成
チラシやパンフレットの作成は、顧客に信頼感や親しみを感じられるため、良いアプローチになります。
例えば、展覧会やイベントでコンセプトに沿ったチラシやパンフレットを用意しておけば、その場で会社やサービスを深く知ってもらうきっかけになります。
こうしたチラシやパンフレットを通じて、LINE登録につなげるといった工夫もできるでしょう。
10.テレアポ営業
関心度の高い顧客に対しては、電話を使ったテレアポ営業も取れる手法の一つです。
電話を通じて、直接コミュニケーションを取れるため、声でわかりやすく伝えられます。話の内容だけでなく声のトーンや温度感から状況を把握できるため、相手に合わせた柔軟な対応も戻りやすいでしょう。
ただし、電話は営業感が強く、嫌悪感を抱く方も少なくありません。
電話営業をするなら、相手を不快にさせないように心がけましょう。
工務店集客までの流れ5ステップ
では続いて、工務店における集客までの流れを5ステップで紹介します。
- 工務店としての認知度を高める
- 問い合わせを獲得する
- 問い合わせからの来店予約につなげる
- 成約に結びつける
- アフターフォローの提案をする
ステップ1.工務店としての認知度を高める
まずは、工務店の認知度を高めましょう。
認知度を高めるおすすめの方法は、SNS運用やYouTube動画、公共交通機関への広告看板の設置などが適しています。
より多くの方に知ってもらえれば、リスティング広告やホームページで宣伝した際も親近感を与え問い合わせ増加が可能です。
ステップ2.問い合わせを獲得する
認知度を広められたら次は各媒体から問い合わせを増やしましょう。
チラシやSNS・ホームページなどからの問い合わせが考えられます。
問い合わせを発生させるために、工務店の具体的なサービス内容やお客様が受けられる恩恵などを訴求しましょう。
また問い合わせをしやすくするために、問い合わせフォームをわかりやすく簡単にするのがおすすめです。
1クリックで問い合わせができるようにしましょう。
ステップ3.問い合わせからの来店予約につなげる
問い合わせに成功したら来店予約につなげましょう。
お客様の求めるサービスを提供すると来店予約につながりやすいです。
具体的に以下のお得情報によって、来店につながりやすくなります。
- 問い合わせ物件との類似物件情報
- 物件契約の割引情報
問い合わせから来店につながるように、工夫をしてみてください。
ステップ4.成約に結びつける
来店したら成約に結びつけましょう。
事前に説明資料を準備する必要があります。
わかりやすく説明できなければ、契約はかないません。情報を丁寧にわかりやすく伝えるとともに、メリットを提示しながら進めていきましょう。
ステップ5.アフターフォローの提案をする
成約後には、アフターフォローを忘れないようにしてください。
成約したから終了というスタンスでは、顧客を後々不安にさせかねません。親切ではないという印象にもつながります。
アフターフォローにもこだわりを持っておくと、好印象につながり、ポジティブな口コミももらいやすくなります。
工務店の集客で来客数を増やす3つのコツ
では、工務店の来店を増やす3つのコツを紹介します。
- Web施策とアナログ施策をかけ合わせる
- 丁寧な対応を心がける
- 分析と改善を行ってPDCAを回す
1.Web施策とアナログ施策をかけ合わせる
Web施策とアナログ施策は、それぞれに特徴があります。どちらか一方だけではなく、掛け合わせて活用しましょう。
例えば、看板を設置していることによって、何度も目にしたユーザーが興味を持ち指名検索をするかもしれません。パンフレットにサイトのQRコードを掲載しておけば、その場で誘導できる可能性も高まるでしょう。
このように、両方活用することで、成果の最大化が期待できます。
2.丁寧な対応を心がける
制約を勝ち取るには、丁寧な対応が欠かせません。
マナーとしても基本ですが、サービスが良くても応対品質が悪いと、印象はマイナスです。
お客様ファーストの姿勢を忘れずに、対応を心がけてください。
3.分析と改善を行ってPDCAを回す
集客施策は、一度行っただけですぐに成果が出るものではありません。何度も分析と改善を繰り返すことで、課題を解消していき、より良い施策を実行できます。
仮説を立てて実行し、その結果を分析して改善していく…この流れをPDCAと言いますが、とても重要なサイクルです。
成果の出ていない状態を脱却するために、PDCAを回すことを意識してみてください。
工務店のWeb集客ならサイバーホルン
工務店で効果的に集客数を増やすには、オンライン施策が欠かせません。
とはいえ、知識やノウハウ、経験がなければ、競合の工務店が多い現代では太刀打ちするのは難しいでしょう。
マーケティングが得意な人材の確保や育成も必要です。
そこでWeb施策の実施でお悩みの方は、サイバーホルンにお任せください。
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まとめ：工務店の集客方法・アイデアを駆使して来店数アップにつなげよう
工務店は、正しい集客施策を実行していないと、競合他社に打ち勝てません。
競合の工務店に勝つためには、明確な戦略を持って、コツコツ取り組むことが大切です。
毎年家を探すシーズンは、4月頃の春先や転勤が多くなる9〜10月ですが、この時期に合わせて対策することでより大きな集客効果を生み出せます。
集客につながりやすい時期も意識しながら、Web施策を中心に実践してみてください。
