Yahoo!ブランドパネルとは?運用型・予約型の種類やサイズなどを解説
「Yahoo!ブランドパネルってどうやって利用すればいいか分からない…」
「Yahoo!ブランドパネルの出稿方法が知りたい」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
本記事では、ユーザー数が非常に多いYahoo!ブランドパネル広告について解説していきます。Yahoo!ブランドパネル広告を活かして効果的な広告戦略を打ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
Yahoo!ブランドパネルとは?
Yahoo!ブランドパネルは、日本最大級を誇るポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のトップページ上部に表示されるディスプレイ広告です。
Yahoo! JAPANでは、月間8,400万人のアクティブユーザー数がおり、約80%を占める層を獲得しています。そうしたサイトに広告を出稿できれば、ユーザーの目に留まりやすく、大きな認知獲得を期待できるでしょう。
なお、ここで挙げている月間8,400万人は、スマートフォンとパソコン両方のデバイスを合計した人数です。
スマートフォンはアクティブユーザー数約8,400万人のうち約7,000万人、パソコンは約2,900万人のうち約1,800万人と、いずれもアクティブユーザー数の多くを占めます。
参照:Yahoo! JAPAN 媒体資料 (2021年9月改訂版)
日本全国エリアを問わず、ユーザーに利用されており、広告利用のメリットは非常に大きいでしょう。
Yahoo! ブランドパネルは2種類
Yahoo!ブランドパネルは以下の2種類です。
- PCブランドパネル
- スマートフォンブランドパネル
PCブランドパネル
PCブランドパネルは、パソコンで表示されます。この広告は画面右上に配置されます。
PCブランドパネルは画面右上に配置されるため、ユーザーがトップページを訪れた際に目立つ場所に表示されることになります。
この広告枠を活用することで、広告主は自社のブランドや商品を多くのユーザーに効果的にアピールできます。静止画や動画、動的ディスプレイ広告を用いて、ユーザーの興味を引きつける魅力的なコンテンツを提供することができます。
スマートフォンブランドパネル
スマートフォンブランドパネルは、スマートフォンで表示されます。この広告は、スマートフォンのトップ画面にてファーストビューの3分の1以上を占める広告枠に配信されます。ユーザーがYahoo! JAPANのスマートフォン版トップページを訪れた際、最初に目にする位置に表示されることで、高い注目度と認知度を確保することが期待できます。
スマートフォンブランドパネルの広告枠は、スマホユーザーのアクティブな目に触れるため、広告主は自社のブランドや商品を効果的にアピールすることができます。ファーストビューに表示されるため、スマホユーザーがトップページを開いた瞬間に、ユーザーの興味を引きつけることができます。
Yahoo!ブランドパネルの設定方法は2種類
Yahoo!ブランドパネルの設定方法は以下の2点です。
- 運用型
- 予約型
運用型
運用型のブランドパネル広告は、出稿量を調整しながら広告運用できます。広告主は広告の出稿量や配信スケジュールの自由調整が可能。例えば、広告表示回数やクリック数を設定し、予算内で広告を出稿でき、広告費を効率的に使用できます。
また、多彩なターゲティング機能を利用できます。ユーザーの年齢や性別などの属性を絞ることができるため、広告のターゲットをより具体的なユーザーセグメントに合わせられます。ターゲティング機能を活用することで、特定のユーザーグループに重点を置いた広告展開が可能です。
さらに、予算に合わせて気軽に始められます。広告主は自社の予算に応じて柔軟に広告を出稿できるため、中小零細企業であっても広告キャンペーンを効率的に実施できます。
予約型
予約型のブランドパネル広告は、掲載期間、掲載場所、表示回数が保証されるタイプの広告です。広告主は予め広告の掲載条件を決めて予約し、保証された掲載回数と表示回数に基づいて広告が配信されるため、広告の掲載が確実に行われることが利点です。
また予約型のブランドパネル広告はブランド認知のために使用されます。広告が掲載期間中に保証されるため、広告主は特定のキャンペーン期間やイベントに合わせて効果的な広告展開を行うことができます。ブランド認知向上に焦点を置くことで、広告がユーザーの認識に留まらず、長期的なブランドイメージの形成に貢献することが期待されます。
Yahoo!ブランドパネルを活用する5つのメリット
Yahoo!ブランドパネルを活用するメリットは以下の5点です。
- ターゲティングを柔軟に行える
- 広告管理を手軽に行える
- 幅広いユーザーへのリーチが見込める
- 高いクリック率が期待できる
- クリック課金制を採用している
ターゲティングを柔軟に行える
Yahoo!ブランドパネルは、柔軟なターゲティングが可能です。ターゲティングを用いることで、関心がありそうなユーザーにピンポイントで広告を表示し、広告効果を高められます。
また、ターゲティングを効果的に活用することで、無駄な広告コストを削減できます。
主なターゲティング項目は以下の通り。
- 性別
- 年齢
- 地域
- 曜日
- 時間帯
- インタレストカテゴリー
- サイトカテゴリー
- サイトリターゲティング
これらの項目を組み合わせて、特定のユーザーセグメントに的確に広告を届けることができます。例えば、特定の地域でのみ展開したいキャンペーンにおいて、地域ターゲティングを活用すれば、コストを抑えつつその地域に関心のあるユーザーに広告を表示することができます。
広告管理を手軽に行える
Yahoo!ブランドパネルは、広告の各種設定を管理しやすいです。
広告費用、掲載期間、クリエイティブの差し替えなどの設定を簡単に行うことができ、キャンペーンの進行に合わせて広告を柔軟に調整し、最適な広告効果を得ることが可能です。
幅広いユーザーへのリーチが見込める
Yahoo!ブランドパネルは、PC利用者は約2,000万人、スマートフォン利用者は約6,800万人程のユーザーにみられるサイトです。
多数のユーザーがサイトを利用しているため、ブランドパネル広告を利用し、広範囲のユーザーに広告を届けることができます。
高いクリック率が期待できる
Yahoo!ブランドパネルは、クリック率が高いです。Yahoo!の知名度が高いため、ユーザーは安心して広告をクリックしやすいです。Yahoo! JAPANは国内トップクラスの月間アクティブユーザー数を誇り、企業や商品に対するブランド価値が高いとされています。ユーザーが普段利用しているサイトであるため、Yahoo!ブランドパネル広告を安心して使用できます。
クリック課金制を採用している
Yahoo!ブランドパネル広告は、クリック課金制が採用されています。静止画や動画の広告においても、ユーザーが広告をクリックした際にのみ課金が発生する仕組みとなっているため、無駄な広告費の発生を抑えながら効果的な広告展開が可能です。
クリック課金制による広告費のコントロールは広告主にとって大きな利点です。広告主は自らの予算に合わせて入札額を自由に設定でき、入札価格が高い広告が上位に表示されるオークション形式を利用して効果的に広告を配信できます。また、広告が何度表示されようともクリックされるまでは費用が発生しないため、効果的な広告がクリックされるまでの期間には費用を抑えられます。
Yahoo!ブランドパネルの入稿規定・フォーマット
Yahoo!ブランドパネルにおける入稿規定やフォーマットを紹介します。
以下の表にPC版とスマートフォン版をそれぞれまとめました。
【画像】
項目 | PCブランドパネル | スマートフォンブランドパネル |
---|---|---|
アスペクト比 | 1:1 | 16:9 |
最小ピクセルサイズ | 600pixel×600pixel | 640pixel×360pixel |
ファイルサイズ | 最大3MB | 最大3MB |
ファイル形式 | GIF 89a、JPEG、PNG | GIF 89a、JPEG、PNG |
アニメーション | 不可 | 不可 |
ALTテキスト | 不可 | 不可 |
【動画】
項目 | PCブランドパネル | スマートフォンブランドパネル |
---|---|---|
アスペクト比 | 16:9または1:1 | 16:9 |
最小ピクセルサイズ | 640pixel × 360pixelまたは600pixel x 600pixel | 640pixel × 360pixel |
ファイルサイズ | 最大200MB | 最大200MB |
音声コーデック | AAC LC | AAC LC |
動画コーデック | H.264、H.265 | H.264、H.265 |
ファイル形式 | MP4、MOV | MP4、MOV |
最小映像ビットレート | 1Mbps以上 | 1Mbps以上 |
最小音声ビットレート | 128kbps以上 | 128kbps以上 |
再生時間 | 5秒~60秒 | 5秒~60秒 |
なお、それぞれで入稿時の注意点から動画アイキャッチ画像のルールなど、詳細な規定があります。情報をしっかりと収集したうえで、活用していきましょう。
参照:【広告】入稿規定(ディスプレイ広告) – ヘルプ – Yahoo!広告
Yahoo!ブランドパネルの出稿手順
Yahoo!ブランドパネル広告の運用型と予約型の出向手順をそれぞれ解説します。
運用型の出稿方法
運用型の出稿方法は、以下の6ステップです。
- Yahoo!広告管理画面ツールで「キャンペーン作成」をクリックする
- 各デバイスで適切なキャンペーン目的を選択し「決定して進む」をクリックする
- キャンペーン設定で名称や予算、掲載期間などを入力する
- 広告グループ設定を同様に行う
- 詳細なターゲティング設定を行う
- 広告設定では配信するバナー広告や動画広告を設定する
PCとスマートフォンでは、それぞれ設定可能な目的が異なります。また、ターゲティング設定における指定のプレイスメントターゲティングも異なりますので注意してください。
PC | スマートフォン | |
---|---|---|
目的 | コンバージョン(CV)、サイト誘導、動画再生 | ブランド認知 |
指定プレイスメントターゲティング | toppage.yahoo.co.jp | m.yahoo.co.jp |
ディスプレイ広告の出稿手順と大枠は変わらないため、普段から運用している方は触りやすいでしょう。
予約型の出稿方法
予約型を活用する場合、取り扱い契約を締結したセールスパートナーを経由して出稿できます。
これから出稿したいと検討されている方は、セールスパートナーに問い合わせしてください。
セールスパートナー 一覧 – Yahoo!マーケティングソリューション
Yahoo!ブランドパネルの有効な活用方法
Yahoo! ブランドパネルの有効な活用方法は以下の2点です。
- サイトリターゲティング
- サーチターゲティング
サイトリターゲティング
サイトリターゲティングとYahoo!ブランドパネル広告の組み合わせが有効です。サイトリターゲティングは、過去に自社サイトを訪れたユーザーや商品・サービスを検索したユーザーに対して広告を表示する機能です。Yahoo!ブランドパネル広告と併用することで、ユーザーの流入を効果的に狙えます。
サーチターゲティング
Yahoo!ブランドパネルの有効な活用方法として、サーチターゲティングとの組み合わせがあります。サーチターゲティングは、過去にYahoo!で特定のキーワードを検索したユーザーに対して広告を表示します。ブランドパネル広告で興味を持ったユーザーが詳細な情報を調べたり、他社と比較したときに再び広告を表示できます。h2:まとめ:Yahoo!ブランドパネルの広告配信も選択肢の一つとして検討しよう
Yahoo! ブランドパネルを上手く活用することで、売り上げにつながる広告戦略を打てます。本記事でYahoo! ブランドパネル広告の理解を深め、広告効果を高めていきましょう。
まとめ:Yahoo!ブランドパネルの広告配信も選択肢の一つとして検討しよう
Yahoo!ブランドパネルを活用することで、Yahoo!の信頼性を活かし高いクリック率が期待できます。
本記事を参考に、Yahoo!ブランドパネルのメリット、投稿方法を認識したうえで、Yahoo!ブランドパネルを導入し広告効果を最大化させましょう。