広告代理店の選び方で外せないポイント10選!良い代理店と巡り合う秘訣を紹介
「広告代理店って結局どう選んだら良いの?」
「広告代理店は多すぎて、比較するポイントが分からない…」
このような悩みのある方に向けて、本記事では広告代理店の選び方で外せないポイントをご紹介します。
代理店選びはポイントを絞って比較し、自社に最適かどうかを検討しなければいけません。代理店選びで注意すべきポイントからよくある質問までご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
広告代理店の選び方で外せない10個のポイント
では早速、広告代理店の選び方で外せない10個のポイントを解説します。
- 依頼主のビジネスや業界に精通しているか
- 運用担当者のスキルレベルは高いか
- 運用担当者との相性は良いか
- 運用担当者のリソースは十分にあるか
- 運用コストは予算の範囲内か
- 広告費用の立て替えはできるか
- 広告アカウントの共有はできるか
- レポート提出の頻度はどれくらいあるか
- 最低契約期間はあるか
- 認定資格を保有しているか
依頼主のビジネスや業界に精通しているか
まず見るべきポイントは、依頼主のビジネスや業界に精通しているかという点です。依頼主のビジネスや業界を全く知らなければ、適切な提案はできません。
広告運用で成果を出すには、キーワード選定や入札金額設定、クリエイティブのA/Bテストなど、細かい調整や分析が必要です。
業界や商材によって有効なノウハウは異なるため、自社のビジネスや業界に精通している代理店なら、高い費用対効果が期待できるでしょう。特に不動産や医療業界では広告運用に法的な規制もあるため、ノウハウがない代理店では適切に対応できないこともあります。
運用担当者のスキルレベルは高いか
代理店の実績やノウハウだけでなく、実際に運用に携わる担当者のスキルレベルも大切なポイントです。運用担当者の経験が浅い、業界や商材に関する知識がないと、思うような効果が期待できません。
代理店によっては、スキルレベルの高い担当者を中心とした運用体制を確立している場合もあります。安定した運用を依頼できそうな体制になっているか、確認しておきましょう。
運用担当者との相性は良いか
代理店選びにおいては、運用担当者との相性も実はポイントになります。
例えば、契約前の打ち合わせの段階で明らかに態度が悪い担当者だったり、連絡や対応が遅かったりするなら、依頼は慎重に考えた方が良いかもしれません。
実際に契約してからも対応が悪い、もしくはミスが多いと、広告運用の成果にも大きな影響が出かねません。打ち合わせの段階で、信用して仕事を任せられるかどうか確認しておきましょう。
運用担当者のリソースは十分にあるか
担当者のリソースは、広告運用のクオリティに大きく影響します。
例えば、一度に10社の広告運用に携わっている担当者と、5社の広告運用に携わる担当者とでは、1社にあてられるリソースの量が異なります。
当然、リソースが豊富にある担当者の方が1社に時間をかけてくれるため、成果を期待しやすくなります。代理店の運用体制を確認して、1人がどの程度の運用を担当しているか、把握しておくことが大切です。
運用コストは予算の範囲内か
広告運用にはコストがかかります。代理店に依頼する場合は、自社で運用する場合にかかる費用に加えて手数料や初期費用がかかるため、料金プランは正確に把握し、予算に合っているか確認しておくべきです。
代理店によって料金プランには差があります。最低契約金額の縛りがある代理店も少なくないので、少額から依頼したい場合は縛りのない代理店に依頼しましょう。
広告費用の立て替えはできるか
広告代理店では、広告運用の際にGoogleやYahoo!などの配信媒体に支払う運用費を立て替えておき、後から依頼主に請求する形を採用していることがあります。広告費用の立て替えができる代理店であれば、成果が出る前から多くの広告運用費をかけることも可能になります。
大規模な運用を依頼する場合は、広告費用の立て替えができる代理店を選びましょう。
広告アカウントの共有はできるか
広告代理店に依頼するにあたって、広告アカウントを共有してもらえるか確認しましょう。
代理店の中には、アカウントを共有せず運用の進捗を報告するといったブラックボックス化も少なくありません。しかし、実際費用を支払っている中で運用状況を逐一把握できないと不安に感じるでしょう。
そこで、広告アカウントは依頼主保持型の体制を取っている広告代理店なら安心です。
どのような施策を実施しているのかを把握できれば、安心してお任せできるでしょう。
レポート提出の頻度はどれくらいあるか
広告アカウントの共有と同じく、代理店が提出してくれる運用レポートもノウハウ蓄積に役立ちます。
レポートの提出頻度が高い代理店を選ぶと良いでしょう。中にはレポートを任意のタイミングで提出してもらえる代理店もあるので、より運用状況を把握しやすくなります。
最低契約期間はあるか
最低契約期間がある代理店は避けた方が無難です。
広告運用で成果を出すにはある程度の期間が必要になるため、最低契約期間を設定している代理店もあります。およそ3カ月から半年程度の期間が設定されているため、その間は成果が出なくても契約を続けなければなりません。
「まずはお試しで広告運用を依頼したい」なら、最低契約期間の縛りがない代理店を選ぶと良いでしょう。
認定資格を保有しているか
配信媒体によっては、代理店に認定資格を発行していることもあります。
認定資格を保有している広告代理店は、該当する配信媒体で十分な実績とノウハウがあると認められており、より成果に直結する施策を実行できるでしょう。
認定資格は各代理店のホームページなどで紹介されています。気になる場合は代理店の担当者に確認してみてください。
広告代理店を選ぶ際に注意すべきポイント
それでは、広告代理店を選ぶ際に注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 大手の広告代理店だからと安易に選ばない
- 自社の課題を明確にする
- 複数の代理店から見積もりをとる
大手の広告代理店だからと安易に選ばない
広告代理店を探す中で、まず大手の広告代理店が選択肢に入るのではないでしょうか。大手は実績が豊富でノウハウがあるため、成果を出しやすい面があることも確かでしょう。
しかし「大手だから」という理由で選ぶと、最低出稿金額が割高である、運用担当者のリソースが不足しているといった恐れがあります。広告運用の成果は、担当になった運用者次第という事態にもなりかねません。
広告代理店の規模ではなく、自社に最適な代理店かどうかを判断する必要があります。
自社の課題を明確にする
代理店選びの前に、自社の課題を明確にしておくことも大切です。自社が広告運用を通してどのような課題を解決したいか明確でないと、適切な代理店を見つけられません。
もし、自社の課題が曖昧な場合は、Webマーケティング全般に強みのある広告代理店に相談してみましょう。広告運用に限らず、相談も踏まえて最適な戦略を提案してもらえます。
複数の代理店から見積もりをとる
そして、できるだけ多くの代理店に話を聞いて見積もりをとることも大切です。ホームページなどから得られる情報だけでは、代理店の特徴や自社との相性を見極めることはできません。
料金面の確認をするためにも、必ず複数の広告代理店から見積もりをとり、比較して検討しましょう。
広告代理店の選び方についてのよくある質問
最後に、広告代理店の選び方についてのよくある質問を3つご紹介します。
- 広告運用代行の予算相場はいくらですか?
- 担当者のスキルや実績はどのように確かめられますか?
- 依頼を避けるべき代理店の特徴はありますか?
広告運用代行の予算相場はいくらですか?
広告運用代行の費用は代理店によって異なります。代理店に支払う代行費用は、初期費用と手数料で構成されるのが一般的です。
手数料の額は広告運用費によって変動するのが一般的です。手数料の相場は「広告運用費の20%」です。広告運用費が一定額を超えると手数料が下がる代理店や、「広告運用費50万円までは手数料5万円」といった定額制を採用している代理店も少なくありません。
初期費用の相場は「3~10万円程度」です。初期費用がかからない代理店もあり、低コストで依頼できることもあるため、低料金で依頼したい場合はチェックしておきましょう。
担当者のスキルや実績はどのように確かめられますか?
担当者のスキルや実績は、各代理店のホームページに掲載されていることもあります。もちろん担当者全員の情報が掲載されているとは限らないので、気になる場合は初回のヒアリング時に尋ねてみましょう。
過去にどのような案件を受けたか、自社と類似する業種の企業ではどのような成果が出ていたのかなど、気になる点を確認してみてください。
依頼を避けるべき代理店の特徴はありますか?
まず、明確な数字目標やデータを提供してくれない広告代理店は避けてください。広告運用はデータを活かし、綿密な分析と検証に基づいて成果につなげていきます。データを開示しない代理店は安心材料に欠けるでしょう。
また、メールへの返信など連絡が遅い代理店も慎重に検討してください。広告運用にはスピード感も求められるため、対応が遅いと高い成果をあげられない可能性もあります。
まとめ
広告代理店を選ぶにあたって、見るべきポイントを明確化し、各社の特徴を把握して比較検討する必要があります。
代理店によって特徴や得意分野などが異なるので、必ず複数の代理店に相談することをおすすめします。まずは自社の課題を明確にしたうえで代理店に相談し、どのような広告運用・マーケティング戦略が最適か、意見をもらいましょう。