サイバーホルンのブログCyberhorn's Blog

地域広告を有効活用!地域ターゲティングできる広告の種類と設定手順を紹介

  • 2023.11.22
  • 2023.10.31

リスティング広告

認知度の向上であれば、全国へ向けた広告出稿が望ましいです。

しかし、地域住民からの認知や集客を強化したいときは、全国へ向けて発信する必要はありません。

特定の県や市など、狙いたい層に対して的確なクリエイティブでアプローチができるとより効果が期待できます。

それがまさに地域広告です。

では地域広告の実施をするにはどのような媒体や手順を踏めばいいのでしょうか。

そこで本記事では、地域広告の手法やポイントを解説していきます。特定地域の広告配信を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

地域広告におけるオンライン手法3選

Web広告はオフラインの広告と異なり、広告をクリックすることで、自社のホームページに誘導し、より詳細な情報を伝えることが可能です。

また、Web広告の表示回数や、クリック数、商品の購入に繋がった確率など、費用対効果を測定しやすいこともメリットの一つです。

地域広告を活用できるオンライン手法は主に以下の3つです。

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ広告
  3. SNS広告

リスティング広告

リスティング広告とは、検索したキーワードに応じて検索結果の画面に表示される広告です。

関連した商品やサービスに興味を持っている方に向けて広告を配信できます。

最低出稿金額がないため、低予算から開始できることも魅力の一つです。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイト内にある広告枠に掲載される広告です。

クリックされるごとに課金されるシステムです。ユーザーの検索履歴や、広告ランクに基づき、Webページ内に広告が掲載されます。

広告ランクとは、広告のクリック課金金額の設定されている上限や、広告自体の品質によって決まります。

リスティング広告とは異なり、まだ興味や課題に気付けていない潜在的なユーザーにアプローチができる手法です。

SNS広告

SNS広告とは、SNSのプラットフォーム内で配信できる広告のことです。

SNSで「〇〇にお住まいの方に朗報です」というような広告を目にすることが多いのではないでしょうか。

SNSでアカウントを作成する際に、個人情報を入力するため適切なターゲティングがしやすいことが特徴です。

多くの人に商品やサービスを知ってもらう、ブランド認知度を向上させることが目的の場合には特に適した方法です。

SNS広告は、主に以下のプラットフォームで活用できます。

SNSプラットフォーム表示箇所広告タイプ特徴
Facebookフィード画像広告
動画広告
カルーセル広告
インスタントエクスペリエンス広告
コレクション広告
アカウント登録時にユーザーの個人情報を詳細に入力するため、ターゲティングの効果を実感しやすい。
画像広告、動画広告、スライドショー広告などさまざまなタイプの広告に対応しています。
ユーザーがスクロールする中で、いかに手を止めて注目させられるようなクリエイティブを作成できるかが重要。
Instagramフィード
ストーリーズ
画像広告
動画広告
カルーセル広告
ストーリーズ広告
リール広告
ショップ広告など
Facebookと同様にMetaが運営しているため、ターゲティングしやすいことが特徴。
ストーリーズとは、短い動画や、写真を投稿して24時間のみ閲覧ができるコンテンツです。フォローしているユーザーのストーリーズを閲覧中に、広告も表示される仕組みです。
YouTube動画内インストリーム広告
インフィード動画広告
バンパー広告
アウトストリーム広告
マストヘッド広告
世界で2番目に活用されている検索エンジンのため、広い層に広告を配信できることが魅力です。動画作成には手間がかかりますが、リーチ数を稼ぎブランド認知度を向上に適している方法です。

SNSプラットフォームの違いを理解し、適切なプラットフォームを活用しましょう。

地域ターゲティングはリスティング広告との相性が良い

オンライン広告の中でも特にリスティング広告が地域ターゲティングとの相性が良いです。というのも、すでに商品・サービスに興味を持っており、ターゲットとしている地域にいる顧客に効率的にアプローチできるからです。

実店舗があり、特定の地域・エリアをターゲットとしたビジネスを展開しているなら、リスティング広告に取り組んでみてください。

地域設定できるリスティング広告は2種類

地域設定できるリスティング広告は以下の2種類です。

  1. Google広告
  2. Yahoo!広告
ユーザー層ターゲティング方法表示オプション
Google広告比較的若い年代デバイス
地域
スケジュール
(曜日、時間帯)
リターゲティング
年齢
性別
世帯収入
興味・関心
Webサイトへのリンクや、電話番号、住所などの基本情報に加え、アプリへのリンクや価格を表示するなど、豊富な選択肢があります。
Yahoo!広告40〜60代デバイス
地域
スケジュール
(曜日、時間帯)
リターゲティング
クリックリンク、電話番号、テキストとカテゴリの補助オプションのみで限られています。

ターゲットの特徴を把握し、適切なリスティング広告を採用しましょう。

リスティング広告における地域設定方法を紹介

リスティング広告で地域を設定する方法は、2種類あります。

  1. 地域・エリア名で指定する
  2. 半径の距離で指定する(Google広告のみ)

地域・エリア名で指定する

国や都道府県、地区などの地名で地域範囲を指定することが可能です。

ただ、有名ではない地区が表示されない場合があるので注意が必要です。

半径の距離で指定する(Google広告のみ)

Google広告のみですが、半径の距離で地域を指定することが可能です。

半径の中心地を選択し、その後中心地からの距離を設定します。

Google広告で設定できる半径の距離は100m単位での設定が可能なため、狙いたい範囲を選択できるでしょう。

地域広告・地域ターゲティング実施する3つのメリット

地域広告のメリットは、以下の3つです。

  1. オフライン集客に効率良くつなげられる
  2. 必要な広告費用を削除できる
  3. 地域に特化した内容の広告配信で自分ごと化してもらえる

オフライン集客に効率良くつなげられる

実店舗が行動範囲で、関連した商品やサービスに興味を持っている潜在顧客に対し、Webを通してアプローチすることが可能です。

Web広告はオンラインの顧客だけではなく、オフラインである実店舗への集客にも役立てることが可能です。

自社の商品やサービスを知ってもらう、認知度を上げるために活用すると良いでしょう。

必要な広告費用を削除できる

地域を設定せずにWeb広告を発信すると、本来ターゲットではない人々へ広告が配信されている可能性があります。

ターゲットではないユーザーへ配信すると、余分な費用を負担しなければなりません。

ターゲットではないユーザーへ広告配信をしないことで、広告の費用を削減し、費用対効果の向上が期待できます。

地域に特化した内容の広告配信で自分ごと化してもらえる

自分の行動範囲である地域に特化した内容の広告に対し、ユーザーは親近感を持つでしょう。

普段見ている景色や、地名が広告に表示されることで、目を止めやすくなります。

地域ターゲティングをする時は、特別感や親近感を感じられるような内容を含められると効果的です。

地域広告・地域ターゲティングを実施する時の注意点・ポイント

メリットが多い地域広告ですが、注意点もあります。

以下3つの注意点を把握して、導入方法を検討しましょう。

  1. 特定地域を対象とすると全国と比べて配信量は減少する
  2. 地域ターゲティングの精度は100%正確とは限らないと把握しておく
  3. 地域の境界でターゲットとするエリアの絞り過ぎには注意する

特定地域を対象とすると全国と比べて配信量は減少する

配信する地域を限定すると、全国へ向けた広告と比べても配信範囲と量は減少します。

設定した地域外の潜在顧客を失う可能性があることも認識しておく必要があります。

ご自身のビジネスにとって、地域を設定したほうが有効的か、全国に配信すべきかを検討することが必要です。

実店舗の売上を上げたい場合は、地域を絞ったほうが有効的ですが、実店舗を持たないビジネ

スの場合、必ずしも地域を絞り込む必要はないでしょう。

地域ターゲティングの精度は100%正確とは限らないと把握しておく

ユーザーの位置情報をもとに広告配信をしているので、精度は100%ではありません。

「設定した地域よりも外の範囲にいるもしくは、近くにいるユーザーに配信される」

「設定した地域内にいるものの、移動中で範囲内と判断されず広告が配信されない」

上記のようなケースも起こり得るでしょう。

地域の境界でターゲットとするエリアの絞り過ぎには注意する

地域の境界でターゲットとするエリアの絞り過ぎには注意してください。というのも、本来配信したい層に対して的確にアプローチできない恐れがあるからです。

例えば、ターゲットとする層が「目黒駅の周辺地域に住む住民」だったとしましょう。

そこでもし、地域を目黒区で限定してしまうと、目黒駅は品川区にあるため、届けたいユーザーに配信されません。

地域の限定は有効ですが、絞り過ぎるとかえって狙ったターゲットには届かない可能性があるため、設定には十分に注意してください。

地域広告に関するよくある質問

では最後に、地域広告に関してよくある質問を紹介します。

オフラインの地域広告はどのようなものがありますか?

以下の5つがオフラインにおける主な地域広告です。

広告の種類特徴
チラシ・ダイレクトメール(DM)特定の地域の住民に向けて商品やサービスの認知度を上げることを目的に実施する方法です。Webの利用者ではない層にも広告を配信できることがメリットでしょう。
交通広告駅や電車に掲載されている広告です。電車を使用している人は多いため、幅広い年代に向けた発信が可能です。
新聞広告新聞の広告枠に広告を掲載できるシステムです。新聞の発行部数は減少していますが、中高年層は購読している方が多くいます。
新聞折り込みチラシ新聞に織り込まれているチラシです。新聞だけではなく、チラシ自体も減少してきています。
地方などのテレビCM番組の間の放送されるCMです。テレビの視聴者に配信が可能なので、多くの人に商品やサービスについて知ってもらうことが可能です。

Google広告の地域設定はどこまでできますか?

最短で半径1kmから500kmまで設定が可能です。

また、国単位で広い範囲に向けての地域設定ができます。

YouTube広告で地域設定する方法を教えてください

Googleの地域設定の方法と同様です。

  1. 地域・エリア名で指定する
  2. 半径の距離で指定する

地域・エリア名で指定する

国や都道府県、地区などの地名で地域範囲を指定することが可能です。

ただ、有名ではない地区が表示されない場合があるので注意が必要です。

半径の距離で指定する

半径の距離で地域を指定することが可能です。

半径の中心地を選択し、その後中心地からの距離を設定します。

まとめ:拠点とするエリアの集客を成功させるために地域広告を活用しよう

拠点とするエリアで集客をしたい場合は、地域広告の活用が有効です。地域広告を活用することにより、広告費の費用対効果を向上させます。

ただし、地域広告の配信には「地域を限定し過ぎない」「精度は100%ではない」などの注意点をおさえておかなければ上手くいきません。

地域広告を配信する際のポイントをおさえて、効率的に集客を成功させましょう。

  • 2023.11.22
  • 2023.10.31

リスティング広告

広告代理店/制作会社の方へ

無料アカウント診断サービス