運用型広告の動画クリエイティブ入稿規定について(YouTube、LINE、Facebook、Instagram、YDA編)
運用型広告でも、直近ではよく『動画広告』の必要性に迫られているかと思います。
そんな時に気になるのが、動画の入稿規定ってなんだ?かと思います。
今回は、運用型広告の特にYouTube動画広告、LINE広告、Facebook広告、Instagram広告、Yahoo!ディスプレイ広告に入稿する動画の入稿規定に関して解説していきます。
動画広告の制作費用を抑えて広告出稿を検討する場合にはぜひ、出稿したい媒体を横断的に活用できる動画を制作されることをお勧めします。
この記事の目次
媒体別広告動画入稿規定サイズまとめ
YouTube動画広告
LINE動画広告
Facebook動画広告
Instagram動画広告
Yahoo!ディスプレイ動画広告
YouTube広告の動画入稿規定について
YouTube広告の入稿規定はシンプルです。
それは、YouTubeにアップロードできるか、否かになります。
一方で、YouTube広告には大きく分けて3つの広告タイプ(掲載パターン)があります。
※今回は動画広告のみに着目してます。YouTubeに掲載するバナー広告は想定しておりません。
YouTube広告の動画サイズ/長さについて
広告用の動画の中で、「長さ」に抵触するケースはほとんどないと考えられます。なぜならYouTubeへ動画をアップロードできる長さは「12時間以下」であるためです。
なかなか、広告用の動画で12時間を超える動画を入稿するケースは考えづらいかと思います。
一方で、動画のサイズも超えることは現状、めったに起きませんが「4K」が当たり前になり、「5G」回線によりより大きな要領の動画が一般的になると今後も超えてしまう可能性があるかも知れません。
動画のサイズは128GB以下です。こちらも、一般的な動画であればよほどのことが無い限りサイズでアップロードできない、というケースは少ないかと思います。
YouTube動画広告の広告掲載タイプ別入稿規定について
YouTube広告のタイプ別動画広告の広告入稿規定についてをここからは解説していきます。
まず、YouTube動画広告には「バンパー広告」「インストリーム広告」の主要な2つと「その他」に大きく分けて分類されます。
バンパー広告
バンパー広告はYouTube動画の本編の前、ないし途中に挿入される広告形式となります。
こちらは、スキップ不可となっており、広告動画の長さは「6秒」に限定されております。
こちら、動画制作時に気を付けるべき点が1点あり、YouTube上で公開した時に「6秒以内」になる必要があるため、広告動画の長さは、確実に出稿できるようにするためには『5.8秒』が望ましいです。
※稀に、6.0秒ですと、YouTubeのシステム上で7秒の広告動画と認識され、バンパー広告として出稿できないケースがあります。
インストリーム広告
インストリーム広告には「スキップ可能な広告」と「スキップ不可な広告」の2種類が存在します。
スキップ不可の広告として出稿する場合広告の動画の長さは「15秒以下」となります。
こちらもバンパー広告同様、若干広告動画の長さに余裕を持つと問題なく出稿することが可能となります。
スキップ可能な広告として出稿する場合、動画の長さは特に制限がなくなります。
一方で、料金の課金体系が下記のようにやや特殊ですので、通常は30秒~5分程度の動画望ましいとされております。
ユーザーが動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したか、30 秒経つ前に動画を操作した場合に料金が発生します。
https://xn--support-oe2nl30n.google.com/youtube/answer/2375464?hl=ja
その他広告タイプについて
その他のYouTube動画広告の出稿タイプとしては「ディスカバリー広告」「アウトストリーム広告」「マストヘッド広告」があります。
ディスカバリー広告に関しては、YouTubeの通常コンテンツ内に広告としてコンテンツを掲載することになりますので、動画の長さ等はYouTubeにアップロードできておりましたら問題なく出稿できます。
アウトストリーム広告はモバイル限定で配信されるため、それを想定して制作する必要があります。
マストヘッド広告は完全に予約型の広告となります。サイズは16:9で配信されると想定して制作することをお勧めいたします。
LINE広告の動画入稿規定について
LINE広告にも実は動画を入稿することが可能です。
LINE広告の動画入稿規定は以下の通りとなっております。
LINE広告の動画入稿サイズ/長さについて
LINE広告の動画長さは120秒以内となっております。
また、サイズに関しては100MB以内です。
入稿可能なファイル形式はmp4、またはmp5です。
詳しい動画の入稿仕様のフォーマットは下記よりダウンロード可能となっております。
https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/column/pdf/creative-orientation-sheet_v1.0.pdf
LINE動画広告のアスペクト比と掲載面について
LINE動画広告では3パターンの動画アスペクト比を入稿することが可能です。
具体的には「16:9」「1:1」「9:16」となり、いずれも最高解像度は1080pとなります。
16:9の動画広告はLINE広告の「Card」へ配信されます。
1:1の動画広告はLINE広告の「Square」へ配信されます。
上記の2つに関しては、LINEのトークリスト、タイムライン。LINE NEWSなどの多くの配信面に対応し、露出量も非常に多いです。
一方で、9:16はタイムラインに表示される「Vertical」へ配信されます。
こちらはLINEの中では動画広告のみになりますが、最初の表示は「3:4」で表示され、ユーザーが興味を持ってタップすることで全画面表示(9:16)に切り替わるため、3:4表示の際にロゴ切れなどが起こらないように注意が必要です。
Facebook(Instagram)広告の動画入稿規定について
Facebook、Instagram広告の動画広告の入稿規定について解説していきます。
Facebook、Instagramの動画アスペクト比について
Facebook、Instagramでは5つのアスペクト比が入稿可能です。アスペクト比については下記の通りです。
- 横長 「1.91:1」「16:9」
- 正方形 「1:1」「4:5」
- 縦長 「4:5」
- 全画面 「9:16」
特に、Facebook社が推奨している動画アスペクトサイズは「4:5」です。
また、Instagramではユーザーが良く利用するストーリーズを狙うために「9:16」の全画面広告を入稿することもオススメです。
Facebook、Instagramの入稿可能サイズについて
Facebook広告、Instagram広告では多くの動画ファイル形式に対応していますが、媒体推奨ファイルはGIF、MOVまたはMP4となっております。
また、動画のファイルサイズは 最大で4GBとなっております。 長さに関しては下記の通りです。
動画広告の長さについて
掲載面によって異なります。
Facebookの場合は一般的な掲載面であるフィード面であれば240分以内、一方でストーリーズの場合は1~15秒になります。
Instagramの場合はどの掲載面であっても1~120秒となっております。
また、Audience Networkへも出稿する場合は1~120秒になります。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の動画広告入稿規定について
Yahoo!ディスプレイ広告(以下、YDA)の動画入稿規定は下記の通りです。
動画ファイル形式/サイズについて
YDAはMP4、MOVのファイル形式に対応しております。
また、サイズは最大で200MBとなっております。
動画広告アスペクト比/長さにつて
YDAで入稿できるアスペクト比は「16:9」「1:1」の2種類となっております。
また、最小ピクセルサイズは各々「640pixel × 360pixel」「600pixel x 600pixel」となっております。
また、入稿可能な動画の長さは「5秒~60秒」となっております。
詳しくは下記をご参照ください。
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=51356
【決定版】万能な動画サイズはこれだ!
ここまで、入稿可能な動画広告の入稿規定について解説してきましたが、動画広告は1つ制作するだけでもある程度の予算が必要になるケースがあるかと存じます。
そこで今回紹介した、媒体(Facebook、LINE、YDA)で横断的に使用することができる動画広告のファイル形式、サイズについて紹介します。
動画サイズ | 1:1( 1080pixel x 1080pixel ) |
動画の長さ | 15秒~30秒 |
ファイル形式 | mp4 |
まとめ
今回は、運用型広告の動画入稿規定について簡単にまとめました。
昨今、主流になりつつある動画広告を入稿する際にご可k津用頂けますと幸いです。
弊社では、動画広告を試してみたい方向けに動画制作も組み込んだ広告運用代行プランもご用意しております。
動画広告をご検討の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。