インビザラインの広告戦略!要注意な医療広告ガイドラインもわかりやすく解説
インビザラインは、目立たない装着感で多くの患者に選ばれている最先端の歯列矯正方法です。歯並びを整えたい人々から多くの注目を集めています。
しかし、市場の競争が激しくなる中で、効果的な広告戦略がなければ新規の患者を獲得していくのは難しいでしょう。
特に、Web広告の効果的な活用は、インビザラインの特徴やメリットを周知し、多くの患者を集めるうえで欠かせない戦略です。
さらに、インビザラインの広告には遵守すべき規制もあり、正しい知識も求められます。
そこで本記事では、インビザラインの広告戦略から医療広告ガイドラインまでを解説します。
「インビザライン治療の来院者数を増やしたい」「より効果的なインビザライン広告を出したい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
インビザラインのWeb集客で要注意な医療広告ガイドライン
医療広告ガイドラインとは、医療関係の広告や宣伝活動が適正に行われるように定められたルールのこと。医療業界においては、正確かつ適切な情報提供が法律で規定されています。
これに違反すると、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金といった法的な制裁を受ける恐れがある上に、信用失墜にもつながります。最新のガイドラインを正確に理解することが必要です。
では、医療広告ガイドラインとはどのようなものなのか詳しく見ていきましょう。
掲載NGな広告表現・項目
医療広告ガイドラインにおいて、掲載が禁止されている広告内容は以下のとおりです。
- 内容が虚偽にわたる広告(虚偽広告)
- 他の病院又は診療所と比較して優良である旨の広告(比較優良広告)
- 誇大な広告(誇大広告)
- 公序良俗に反する内容の広告
- 広告可能事項以外の広告
- 患者等の主観に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談
- 治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真等
- 品位を損ねる内容の広告
- 他法令等で禁止される内容の広告
ユーザーから信頼を得るためにも、上記の規則遵守は欠かせません。
禁止事項を誤って広告へ掲載すると、罰則を課される恐れもあるため注意しましょう。
診療科目の記載について
広告可能な診療科名は、厚生労働大臣の許可を受けたものに限られています。
法令上根拠のない名称や診療内容が不明瞭なもの、医学的知見・社会通念に照らし不適切な名称は、診療科名として認められていません。
患者の適切な受診機会の喪失につながるとともに、不適切な医療を提供するおそれがあるためです。
たとえば、歯科関連の主な診療科名は、下記のとおりに指定されています。
- 歯科
- 小児歯科
- 矯正歯科
- 歯科口腔外科
医療機関が不適切な診療科名で広告した場合、法律違反として罰則が適用されることもあります。
具体的に歯科に関係する名称では、「インプラント科」や「審美歯科」などが認定対象外と例示されているため、使用しないように注意しましょう。
ビフォーアフター写真の掲載について
治療のビフォーアフター写真の掲載は、原則広告への掲載が認められていません。
ただし、以下の要件をすべて満たす場合は広告が可能です。
- 医療に関する適切な選択に資する情報であって患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトその他これに準じる広告であること
- 表示される情報の内容について、患者等が容易に照会ができるよう、問い合わせ先を記載することその他の方法により明示すること
- 自由診療に係る通常必要とされる治療等の内容、費用等に関する事項について情報を提供すること
- 自由診療に係る治療等に係る主なリスク、副作用等に関する事項について情報を提供すること
特にインビザラインは自由診療となるため、上記3と4の項目を見落としてはいけません。
インビザライン治療する上で起こりうるリスクや副作用は全ての明記が必要です。
たとえば、インビザラインを使用している間は、虫歯や歯周病になるリスクが高まることや、定期的なメンテナンスが必要であることなどです。
これらの患者が知るべき情報を適切に提供することで、広告へのビフォーアフター写真掲載が可能となります。
数値・データを含む情報は根拠も添えて訴求
医療広告ガイドラインでは、内容が虚偽である広告は厳しく禁止されています。
たとえば、「90%以上の満足度」といった数値・データを含む情報については、その根拠や調査方法を明示することが必要です。
具体的な調査方法などのデータに関する根拠が明確でなく、単にデータの結果のみを挙げるようなものは虚偽広告とみなされます。
また、限られた患者を対象に行われた調査や意図的に誘導された調査結果など、公正とは言えない方法で得られたデータも虚偽として取り扱われます。
広告内容が虚偽と認定された場合は、罰則を受ける可能性もあるため注意が必要です。
数値やデータを含む情報を掲載する場合は、根拠も添えて訴求することを肝に銘じましょう。
インビザラインに効果的なのはWeb広告
デジタル化が進む現代において、多くのユーザーは情報をインターネットから得ています。
この傾向は、インビザラインのような比較的新しい医療サービスにおいても例外ではありません。
Web広告は、多様なターゲットにリーチしやすい特徴を持っています。特にSNSや検索エンジンを利用した広告は、ユーザーの興味・関心や検索履歴に基づいて、効率的にターゲットを絞ることが可能です。
さらに、リアルタイムでのパフォーマンス測定やユーザーの反応を踏まえた広告修正、ビフォーアフター写真などの具体的な証拠を提示しやすいのもWeb広告ならではの利点といえます。
競争が激化する市場において、効果的かつ効率的な集客方法であるWeb広告の活用はますます重要となるでしょう。
インビザライン市場におけるシェア拡大を目指すなら、積極的なWeb広告の出稿は必須といえます。
インビザラインで有効な7つのWeb広告戦略
それでは、インビザラインで有効なWeb広告戦略を7つ紹介します。
- リスティング広告の運用
- SNSの運用
- Googleビジネスプロフィールへの登録
- ホームページでのSEO対策
- ポジショニングメディアの運用
- 矯正歯科のポータルサイトに登録
- ランディングページ(LP)の活用
リスティング広告の運用
インビザラインの効果的な集客方法として、リスティング広告の運用があります。
リスティング広告は、潜在顧客が検索するキーワードに基づいて、ピンポイントで自院の広告を表示させることが可能です。
既に興味や関心を持っている顧客層を直接ターゲットにするため、高い成約率も期待できるでしょう。
効果的なキーワード選定と、魅力的な広告ページを用意することで、インビザラインを求めるユーザーを効率的に自社サイトへ誘導し、集客へとつなげることができます。
SNSの運用
SNSを駆使した広告活動は、インビザラインの集客においても重要な戦略です。
たとえばInstagramでは、矯正治療の進行過程やビフォーアフターの写真を共有することで、インビザラインの効果を実感でき、ユーザーから多くの関心を得られます。
若者をターゲットにする場合は、TikTokが有効なプラットフォームです。わかりやすい短編動画を通じて、インビザラインの魅力を伝えられ大きな関心を集められます。
X(旧Twitter)を利用すれば、リアルタイムでの情報発信やフォロワーとの直接的な対話が可能になり、信頼関係を構築できます。効果的なハッシュタグの使用やリツイート機能により、より広範囲の潜在顧客へリーチが可能です。
これらのSNSを戦略的に運用し、インビザライン治療に興味を持つ潜在顧客へのアプローチを強化できます。
Googleビジネスプロフィールへの登録
Googleビジネスプロフィールへの登録は、インビザラインを提供する医院にとって非常に効果的な戦略です。
たとえば、「インビザライン 銀座」といったキーワードで検索した際に、検索結果の上位に銀座駅周辺の歯科医院が表示されます。
自院の情報が検索結果の目立つ場所に表示されれば、アクセスするユーザーも増えて来院へとつなげられるでしょう。
Googleビジネスプロフィールには、営業時間や住所、連絡先に加え、クリニックの内観やインビザライン治療のビフォーアフター写真などを盛り込むことで、潜在顧客に自院の特長を効果的にアピールできます。
手軽に始められるGoogleビジネスプロフィールは、効率的かつコストパフォーマンスに優れた方法であり、インビザラインの集客を促進します。
ホームページでのSEO対策
インビザライン治療の集客を拡充していくなら、ホームページのSEO対策は欠かせません。
ホームページがあることで、治療を検討している潜在的な患者に対し自院の情報を提供でき、疑問や不安を解消できます。
ホームページでは、インビザライン治療の詳細やビフォーアフター写真、患者の声などを掲載し、訪問者に価値ある情報を提供しましょう。
また、SEO対策の実施で、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、「インビザライン+地域名」「矯正歯科+駅名」といったキーワードで上位表示され、多くのアクセスが見込めます。
これにより、地域でインビザライン治療を検討している人からの来院につながるでしょう。
ホームページのSEO対策をすることで、見込み患者に自院を認知させ集客アップが見込めます。
ポジショニングメディアの運用
Web広告戦略として、ポジショニングメディアの運用も非常に有効です。
ポジショニングメディアは、通常のポータルサイトと異なり、自院の強みや独自性、魅力を効果的にアピールできます。情報を必要とする患者とのマッチングを目的に運用されます。
ポジショニングメディアを活用すれば、インビザラインに特化した内容を深く掘り下げて訴求でき、集客につなげられるでしょう。
自院が提供するサービスの特長を前面に押し出すことで、競合他院との明確な違いを打ち出すことも可能です。
ポジショニングメディアは、インビザライン治療への意欲が高い患者へ直接リーチでき、集客に大きく貢献するツールといえます。
矯正歯科のポータルサイトに登録
矯正歯科ポータルサイトへの登録も、有効なWeb広告戦略の一つです。
ポータルサイトは、地域や矯正歯科治療に特化したWEBサイトであり、潜在的な患者が矯正歯科治療に関する情報を探す際によく利用されます。
以下は、矯正歯科の主なポータルサイトです。
サイトには、治療方法やクリニック選びに役立つ情報が掲載されているため、ユーザーは最適な治療クリニックを検討する際の参考にすることが多いです。
ユーザーにメリットをすぐに理解してもらうため、自院の強みや治療の特徴、独自性などをわかりやすく掲載することが重要です。
掲載には料金が発生することもありますが、見込み患者へ直接アプローチできるため、コストパフォーマンスの観点からも非常に効果的な戦略といえます。
ポータルサイトへの登録は、地域密着型の集客から広範に渡るブランディングまで、幅広い戦略を展開する上で欠かせない方法です。
ランディングページ(LP)の活用
インビザライン治療のWeb広告戦略として、ランディングページ(LP)も活用していきましょう。
そもそもLPとは、特定のキャンペーンやサービスを紹介して、訪問者を顧客に変える目的で設計されたWebページのこと。インビザライン治療のLPには、以下のような患者が知りたい具体的な情報を提示します。
- 治療の特徴やメリット
- ビフォーアフターの例と写真
- 治療にかかる料金情報
- 患者の体験談
- よくある質問とその回答
さらに、LP上で「無料相談」や「資料請求」といったアクションを促す内容を盛り込むことで、潜在患者との接点が生まれ、来院へとつなげられます。
効果的に設計されたLPを通じて、患者を具体的な行動に誘導できれば、医院への問い合わせや予約も増え、高い集客効果が期待できるでしょう。
インビザラインのWeb広告運用ならサイバーホルンにお任せ
インビザラインの効果的な広告戦略を実施するなら、オンライン施策が欠かせません。
とはいえ、知識やノウハウ、経験がなければ競合の歯科クリニックが多い現代では、太刀打ちするのは難しいでしょう。マーケティングが得意な人材の確保や育成も必要です。
そこでWeb施策の実施でお悩みの方は、サイバーホルンにお任せください。
サイバーホルン株式会社では、リスティング広告を中心に、SNS広告などさまざまなWeb広告施策の代行を承っております。
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まとめ:インビザラインはルールを遵守しながらWeb広告を実施しよう
インビザラインの集客には、広告に関するルールを守りながら、効果的な広告戦略を立てて取り組む必要があります。
まずは、ターゲットとなる顧客層を明確にして、自院の特長やインビザラインのメリットをしっかり伝えることが大切です。
特にインビザラインでの効果が高いWeb広告を利用することで、より効率的に集客成果を上げられるでしょう。
ぜひ本記事でも紹介したインビザラインに有効な広告戦略を実施してみてください。