Instagram集客の始め方8ステップ！効果を高める7つのコツも徹底解説
「Instagramでの集客はどう進めれば良いの？」
「Instagramで集客で成果を高めるコツはある？」
Instagramは若年層を中心にユーザー数が多いSNSで、効果的な運用ができれば高い集客効果が期待できます。
そこで本記事では、Instagramでの集客の始め方を解説します。集客がうまくいかない原因や、成果を高めるためのコツも解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
Instagramで集客する5つのメリット
Instagramでの集客には、以下のようなメリットが期待できます。
- ユーザー数が多い
- ユーザーの購買意欲が高い傾向にある
- ユーザーとスムーズにコミュニケーションがとれる
- 消費行動をアプリ内で完結させられる
- 他の媒体と連携しやすい
ユーザー数が多い
Instagramは、ユーザー数が多いSNSです。
特に若年層を中心にアクティブユーザー数が多く、商材やサービスの認知拡大に高い効果が期待できるでしょう。
ユーザーの購買意欲が高い傾向にある
Instagram はユーザー数が多いだけでなく、ユーザーの購買意欲が高いSNSです。
Instagram公式の情報によれば、90%のユーザーがビジネスアカウントをフォローしています。「Instagramで広告を見るとブランドへの興味が高まる」と回答したユーザーは全体の50%ともされています。
こうしたデータを見ると、Instagramのユーザーが、商品やサービスの購入を目的として利用していることがわかるでしょう。
ユーザーとスムーズにコミュニケーションがとれる
ユーザーとのコミュニケーションがとりやすいのも、Instagramで集客するメリットの1つです。
投稿へのコメント機能やインスタライブ、DMを駆使してコミュニケーションがとれるので、ユーザーの生の声や一次情報を集めやすいです。
ユーザーによるフィードバックを受けられるのはもちろん、ユーザーに親近感を抱いてもらいやすいのもポイントでしょう。
消費行動をアプリ内で完結させられる
Instagram内で消費行動を完結させられるのもメリットです。
ユーザーはInstagramで気になる商品を調べ、そのまま購入まで完結。アプリから商品の購入や申込ができるので、ユーザーにとっては利便性が高く、集客する側にとってはユーザーの離脱率を下げる効果が期待できます。
他の媒体と連携しやすい
Instagramは他のSNSやメディアと連携しやすいSNSです。
運営会社が同じMeta社なので、特にFacebookとの相性が良く、Facebookのターゲティング情報を利用した集客効果が期待できます。
Instagramには、Twitterなどと比べて拡散力が低いという懸念点はあるものの、他のSNSと連携させて投稿をシェアできれば、デメリットを緩和させられるでしょう。
Instagramにおける集客の始め方8ステップ
では実際に、Instagramで集客するにはどのような手順で取り組めば良いのでしょうか。
それでは、集客の始め方を8ステップでご紹介します。
- アカウントを新規作成する
- ビジネスアカウントに変更する
- ターゲットを設定する
- 投稿コンセプト・軸を決定する
- イメージと合うアカウントを2〜3個ピックアップする
- アカウントのプロフィールを充実させる
- フィードやストーリーズの投稿をする
- インサイト分析をして改善する
ステップ1.アカウントを新規作成する
まずは、アカウントを新規開設しましょう。アカウントの作成は、Instagramの公式サイトから行います。
Facebookアカウントがあるなら新規に作成する必要はありません。Facebookアカウントがない場合は、電話番号かメールアドレスで登録してください。
入力した電話番号かメールアドレスあてに認証コードが届くので、認証コードを入力して名前とパスワード、ユーザーネームを入力しましょう。
ステップ2.ビジネスアカウントに変更する
企業の集客にInstagramを利用する場合は、アカウントをビジネスアカウントに切り替えましょう。
ビジネスアカウントへの切り替えは、「設定」から「アカウント」を選び、「プロアカウントに切り替える」を選択しましょう。
ビジネスのカテゴリを設定し、店舗用の連絡先を追加すれば設定は完了です。詳細は、Instagram公式のドキュメントをご覧ください。
ビジネス用のプロフィールでは、店舗の地図情報や予約用の電話番号を登録できます。広告を出稿するためにもビジネスアカウントは必要になるため、集客に利用したい場合は必ず切り替えておきましょう。
ステップ3.ターゲットを設定する
アカウントを作成したら、集客の対象となるターゲットを設定しましょう。集客したいターゲットを明確に設定しておかないと、投稿コンセプトも定まらず、集客効果は期待できません。
具体的には、以下のような項目でターゲティングしておきましょう。
- 年齢
- 性別
- 居住地
- 興味と関心
- 職業
細かく適切なターゲティングにより、顧客に合わせた投稿ができれば、高い集客効果が見込めるでしょう。
ステップ4.投稿コンセプト・軸を決定する
ターゲット設定ができたら、それに合わせて投稿コンセプト・軸を決定しましょう。
例えば、商材の認知を拡大させたいのであれば、商材の詳しい情報やビジュアルをアピールする投稿が有効です。既存のユーザーに購入を促したい場合は、クーポンを配布したり、お得なキャンペーンをアナウンスしたりといった投稿が適しているでしょう。
投稿の方針だけでなく、投稿頻度も検討しておく必要があります。1日1回の投稿が基本ではありますが、投稿内容に合わせて頻度を調整しましょう。
ターゲットに合わせて、投稿時間を調整することも大切です。学生をターゲットに運用したい場合は夕方に投稿する、社会人がターゲットの場合は夜に投稿するなど、時間帯を検討しましょう。
ステップ5.イメージと合うアカウントを2〜3個ピックアップする
自社が扱っている商材のジャンルやコンセプトのイメージに合っているアカウントを2～3個ピックアップしてみましょう。
集客がうまくいっているアカウントの運用状況を確認し、クリエイティブ制作や投稿内容を参考にしてみることも有効です。
自社の商材に関係するハッシュタグで検索をかけ、同業他社のアカウントがあればチェックしておきましょう。
ステップ6.アカウントのプロフィールを充実させる
アカウントのプロフィールは充実させておきましょう。
プロフィールが充実していないと、商材やサービスの情報がユーザーに伝わりづらいだけでなく、いい加減な印象を与えてしまいます。
プロフィールページには、商材や企業の概要を分かりやすく伝えるテキストを記載し、公式サイトやECサイトへのリンクやアクションボタンを設置できます。
ユーザーのアクションにつながりやすいプロフィールを作りましょう。
ステップ7.フィードやストーリーズの投稿をする
アカウントの準備ができたら、フィードやストーリーズの投稿をしていきましょう。
Instagramで情報を発信できる機能は、以下の4つです。
| 機能 | 特徴 |
|---|---|
| フィード | 画像や動画とテキストを投稿できる。 プロフィールと、フォローしているユーザーのタイムラインに表示される。 |
| ストーリーズ | 24時間限定の投稿。 ホーム画面上部に表示される。 |
| リール動画 | 30秒までのショート動画。 テキストやフィルターとBGMをつけられる。 |
| ライブ | アプリを使ってライブ配信する機能。 |
機能によって特徴がありますが、基本的な投稿にはフィード投稿を活用しましょう。イベントの時はライブ、キャンペーンの再告知はストーリーズを使うなど、使い分けも大切です。
ステップ8.インサイト分析をして改善する
ただ投稿を繰り返すだけでなく、インサイトを分析して改善していかなければ、成果を出すことはできません
Instagramのビジネスアカウントでは、投稿のインプレッション数やリーチ数などを分析できる「インサイト」機能が利用できます。
インサイト機能でチェックできる主な指標は、以下の通りです。
| 指標 | チェックできるデータ |
|---|---|
| リーチしたアカウント | リーチしたアカウント数 インプレッション数 プロフィールへのアクセス数など |
| アクションを実行したアカウント | アクションを実行したアカウント数 いいね！数コメント数など |
| 合計フォロワー | フォロワー数 フォローをやめた数 フォロワーが多くいる地域 フォロワーの年齢層など |
| シェアしたコンテンツ | 投稿したコンテンツ一覧 |
| フィードのインサイト | リーチしたアカウント数 エンゲージリング数 いいね！数 コメント数など |
| ストーリーズのインサイト | リーチしたアカウント数 エンゲージリング数 シェア数など |
| リールのインサイト | リーチしたアカウント数 エンゲージリング数 いいね！数 コメント数など |
| ライブのインサイト | リーチしたアカウント数 エンゲージメント数 同時視聴者数 コメント数など |
投稿ごとに細かく効果を分析できるので、上手に使いこなして改善に役立てましょう。
Instagramの集客ができない3つの原因
Instagramの集客ができていない場合、以下のような原因が想定されます。
- 集客のロードマップを作成していない
- 市場調査をしていない
- ユーザーの理解ができていない
それぞれの原因について見ていきましょう。
集客のロードマップを作成していない
集客のロードマップを作成せずに無計画にアカウントを運用していては、成果は出ないでしょう。
集客の全体像を把握して、ターゲット像や目的、踏むべき手順など、計画を立てて実践することが大切です。
市場調査をしていない
市場調査も欠かせない作業の1つです。
Instagram全体でどのようなアカウントが人気なのか、自社のサービスや商材にはどのような需要があるのか、競合はどのようなアカウント運営を行っているのかを調査しておきましょう。
ユーザーの理解ができていない
ユーザーの理解が甘いと、Instagramの集客で成果を出すことは難しいでしょう。ターゲットとなるユーザーがどのような状況で検索するのか、どのような投稿に関心を持つのか、検討を重ねておくべきです。
Instagramの集客で成果を出す7つのコツ
Instagramの集客で成果を出すには、以下7つのコツがあります。
- 投稿のいいねや保存数を意識する
- ハッシュタグ検索からの流入を狙う
- ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる
- CV（コンバージョン）につながる導線を配置する
- インサイト分析と検証を繰り返し行う
- インフルエンサーの起用を検討する
- Instagram広告の運用を検討する
投稿のいいねや保存数を意識する
インサイト機能をチェックして、投稿のいいねや保存数を意識してみてください。ユーザーが好む投稿の傾向をいいねや保存数から掴めるからです。
いいね数が多い投稿を参考にして、投稿を作成していきましょう。
ハッシュタグ検索からの流入を狙う
Instagramでの集客では、ハッシュタグが大きなポイントです。Instagramで情報収集するうえで、ハッシュタグ検索を活用されるケースが多いため、有効に活用できれば検索流入が期待できます。
そこで、投稿内容や商材に合わせたハッシュタグの選定は欠かせません。
投稿数が多すぎるハッシュタグを利用しても他の投稿に埋もれてしまうので、投稿数が多すぎず、検索されやすいハッシュタグを選定しましょう。
ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる
ユーザーとのコミュニケーションを積極的に試みましょう。投稿への質問コメントに対して返信したり、リアクションを返したりといった対応をすることで、ユーザーに親近感を与えられます。
投稿へのアクションが多いユーザーは、成約率が高い見込み顧客でもあります。積極的にコミュニケーションをとりながらアカウントを運用していきましょう。
CV（コンバージョン）につながる導線を配置する
CVにつながる導線を意識して投稿やプロフィールを設定しましょう。
例えば、最終的に自社のWebサイトを訪問してもらいたい場合は、投稿を通して自社サイトへと誘導する必要があります。
なお、投稿そのものにWebサイトへのURLを記載することはできません。プロフィールにリンクを記載し、プロフィールへ誘導して自社のWebサイトへ導線をはる必要があります。
目的に合わせて、ユーザーのネクストアクションを促す導線作りを意識しましょう。
インサイト分析と検証を繰り返し行う
インサイト機能を使った分析と検証を繰り返し行いましょう。インサイト機能を使って、投稿ごとにユーザーのアクションをチェックし、効果が出ていない投稿については原因を分析することが大切です。
分析ができたら、その結果をふまえて新しい投稿を作り、再度検証します。分析と検証を繰り返し、アカウント全体を最適化させましょう。
インフルエンサーの起用を検討する
インフルエンサーの起用も効果的な集客手段の1つです。
フォロワー数の多いインフルエンサーに商材を体験・レビューしてもらうことで、多くのユーザーにリーチさせることができます。
費用はかかりますが、訴求力が高く拡散されやすいため、短期間で大きな効果が期待できるでしょう。
Instagram広告の運用を検討する
集客がうまくいかない場合は、広告の運用も検討しましょう。広告には費用がかかりますが、上手に活用できればその分高い成果が期待できます。
広告運用には専門的なノウハウが求められるので、自社での対応が難しい場合は代理店への依頼も検討しましょう。Instagramでの広告運用については、以下の記事もご覧ください。
- Instagram広告の代理店5選！代理店選びのポイントまで徹底解説
- 「流行のSNSで広告を運用したい…」 「Instagram広告の運用って何からはじめたらいいの？」 このような悩みのある方のために、本記事ではInstagram...
Instagramでの集客についてのよくある質問
では最後に、Instagram広告での集客についてのよくある質問をご紹介します。
Instagram集客に必要なフォロワー数の目安はありますか？
Instagramでの集客は、フォロワー数が少なくても実施できます。
しかし、フォロワー数が多いアカウントの方が、より高い集客効果が期待できます。ターゲット設定や魅力的な投稿、リール動画の活用で認知を拡大させていきましょう。
Instagramの自動集客ツールは活用するべきですか？
Instagramの集客を効率化させるツールとして、自動集客ツールがあります。名前の通り、自動でフォローやいいね！を行うツールですが、利用はおすすめしません。
Instagramでのアクションには時間当たりの上限が設けられているうえ、利用規約違反でもあります。自動いいねや自動フォロー機能の活用により、アカウントが凍結されかねません。
安全かつ確実な成果を出すためには、自動集客ツールの使用は避けましょう。
Instagramでの集客の代行サービスはありますか？
Instagramでの集客を代行してくれるサービスもあります。時間やリソースを節約できるだけでなく、ノウハウがある専門家に運用してもらえるため、高い集客効果が期待できます。
運用代行には費用がかかり、自社に運用ノウハウを蓄積しにくいというデメリットもあるため、代行業者の選定は慎重に検討しましょう。
まとめ：Instagramの集客で成果を出そう
Instagramでの集客には、ユーザー数の多さや購買意欲の高さなどのメリットがあります。Instagramでの集客成果を高めるためには、さまざまなコツをおさえなければなりません。ユーザーのターゲティングをふまえて運用計画を立てましょう。
特に、インサイト機能を有効に活用し、投稿の検証と分析を繰り返していくことが大切です。ユーザーのリアクションをチェックして、新しい投稿に反映させていきましょう。
なお「自社でInstagramを運用するのは難しい」という方は、ぜひ一度、弊社サイバーホルンへお気軽にご相談ください。
