【Pinterest(ピンタレスト)広告】どんなターゲティングができるの?に答えます!
Pinterest(ピンタレスト)が日本でも広告事業を展開する、と2021年に発表がありました。
そこで、今回は少しフライング気味ではありますが2021年10月現在時点でのPinterest広告でできるターゲティングについて解説していきます。
現状、日本国内でPinterest広告を出稿されている方は少ないかと思いますが、2022年を見据えて予習のつもりで読んでいただければ幸いです。
この記事の目次
Pinterest広告で設定できるターゲットリスト一覧
Pinterest広告で設定できるターゲティングは下記の7つです。
- オーディエンス
- 行動が似ているオーディエンス
- インタレスト
- キーワード
- 人口統計
- プレースメント
- 拡張
この中で、非常に興味深いのはPinterestをSNSと捉える場合、「キーワード」でもターゲティングできる点にあります。
ここからは、各ターゲティングに絞って詳しく解説していきます。
オーディエンス配信でできること
Pinterest広告のオーディエンス配信はPinterest上でのユーザーの行動と広告主が持っている顧客情報を組み合わせることで設定することができるターゲティングになります。
Pinterest広告で利用できるオーディエンスは下記の4つです。
- サイト訪問者
- 顧客リスト
- エンゲージメント
- 行動が似ている
それぞれ、1つ1つ解説していきます。
サイト訪問者
サイト訪問者をターゲティングする、いわゆるリターゲティングになります。
一度、サイトへ来訪したユーザーへ追客する施策になり、通常は刈り取り施策とも捉えられます。
こちらは一般的なリターゲティング施策と同様、広告主の持っているページ来訪者へターゲティングすることはもちろんのこと、特定のURLを指定したリターゲティング、特定の行動を取ったユーザー(カートに商品を追加したユーザー、以前CVしたユーザーなど)へも配信することが可能です。
顧客リスト
顧客リストターゲティングは既存顧客のメールアドレス、またはモバイル広告IDをPinterestへアップロードすることで、ターゲティングすることが可能になります。
注意点として、Pinterestへアップロードしたユーザーリストの中で100人以上がPinterestユーザーでなければ配信を行うことができません。
また、当然ですがAppleのiOS14.5以上を使用し、オプトアウト機能をオンにしているユーザーには配信することができません。
エンゲージメント
ピンでなにかしらのエンゲージメントを獲得しているユーザーをターゲティングすることができるターゲティングです。
このターゲティングを実行するにはウェブサイトの認証を実施する必要があります。
また、このエンゲージメントでは特定のページに訪問したユーザーや、Pinterest上で特定の行動を取ったユーザー、動画再生、カテゴリなどで除外することが可能です。
また、この「ピン」に関してはPinterest上にある他のリストもフィルタすることが可能です。
行動が似ている
「行動が似ている」は他の媒体で言う、類似ターゲティングになります。
上記で表記した、3種類のオーディエンスをもとに、そのユーザーとPinterest上で行動が似ているユーザーへ配信することが可能です。
とくに、既存顧客オーディエンスは他のターゲティングリストよりユーザーリスト(ターゲティングのリーチ範囲)が少なるなることが予想されますので、うまく類似を使用することで、獲得しやすい新規のユーザーへターゲティングすることが可能になることが想定されます。
インタレストターゲティングでできること
ピンタレストの利用ユーザーが興味を示しているカテゴリ、テイスト、ライフイベントを元にターゲティングすることが可能です。
キーワードターゲティングでできること
キーワードターゲティングでは、ピンタレストでユーザーが検索したワードをもとにターゲティングすることが可能です。
また、このキーワードターゲティングではリスティング広告同様、マッチタイプを設定の上でターゲティングすることが可能です。
部分一致では、検索したキーワード、スペルミス、類語、関連語句にも表示されます。
フレーズ一致では、特定のフレーズ、スペルミス、似ているフレーズへも表示されます。しかし、語順が異なる場合は、表示されません。
完全一致では、ターゲティングしたキーワードとユーザーが検索した語句が完全に一致した場合のみ、または類似語句のみに配信されます。(語順が異なる場合、配信されません。)
人口統計ターゲティングでできること
ピンタレストユーザーの性別、年齢、所在地、使用言語、デバイスによりターゲティングする項目になります。
終わりに
今回は、まだ日本ではローンチされていないピンタレスト広告の現状、海外で実践できている広告ターゲティングについて解説しました。
また、情報の更新があり次第随時、当ブログでも最新情報をお伝えしていきます。