Facebook広告の出し方7ステップ!おさえておきたい基本も解説
「Facebook広告を出したいけど、出し方が難しそう」
Facebook広告は、細かいターゲティングやクリエイティブを活かした配信フォーマットが魅力の配信媒体で、上手に配信できれば高い広告成果が期待できます。
そんなFacebook広告ですが、「配信は初心者には難しいのではないか」と不安に感じている方もいるでしょう。しかし、出し方の手順さえおさえれば、配信そのものにはそれほど難しい作業はありません。
そこで本記事では、Facebook広告の出し方を7ステップでご紹介します。Facebook広告で成果を出すためにおさえておきたいポイントも解説しますので、広告配信の参考にしてみてください。
この記事の目次
Facebook広告を出す前に覚えておきたい基礎知識
まずはFacebook広告の基礎知識を確認しましょう。
ここでは、Facebook広告のフォーマット種類と配信面、費用相場について解説します。
Facebook広告のフォーマット種類
Facebook広告には、5種類のフォーマットがあります。
それぞれのフォーマットの特徴は以下の通りです。それぞれの特徴と自社の業種・商材をふまえて適切なフォーマットを選択する必要があります。
フォーマット | 特徴 |
---|---|
画像広告 | 画像とテキストだけで手軽に出稿できる |
動画広告 | 情報量が多い |
カルーセル広告 | 投稿形式でスワイプできる |
コレクション広告 | 商品詳細を表示できる |
インスタントエクスペリエンス広告 | フルスクリーンで1枚のLPを見せられる |
Facebook広告の配信面
Facebook広告には、6つの配信面があります。
- フィード
- ストーリーズ
- ビジネス発見
- 右側広告枠
- インストリーム
- 検索結果
(参考:Meta広告の配置について)
Facebook広告を出す際に、おすすめの配信面はフィードです。ユーザーの目に留まりやすく認知を拡大しやすいため、クリエイティブを有効に活用し、一般の投稿に馴染む広告が有効でしょう。
配信面とフォーマットについては、広告運用のノウハウがないと適切な選択ができません。効果的に運用したい場合は、広告代理店への依頼も検討してみてください。
Facebook広告の出稿にかかる費用相場
Facebook広告の出稿にかかる費用は、「CPC」と「CPM」の二種類の方式のいずれかで決定されます。
「CPC」はクリック数に応じて広告費がかかる方式で、1クリックあたりの費用相場は100〜200円です。「CPM」は広告表示回数ごとに広告費がかかる方式で、1,000回表示あたりの費用相場は100~500円程度です。
商材やサービスによって異なるため、1ヶ月あたりの費用相場は、10~30万円程度と考えておいてください。
Facebook広告の出し方7ステップ
それでは、Facebook広告を出す際の7つのステップを順にご紹介します。
- ビジネスマネージャアカウントを開設・連携する
- 広告アカウントを作成する
- 新規キャンペーンを作成する
- 広告セットを作成する
- 広告クリエイティブを作成する
- 支払い方法を設定する
- 審査終了後に出稿される
ステップ1.ビジネスマネージャアカウントを開設・連携する
まずは、Facebookページとビジネスマネージャアカウントを開設・連携させましょう。
ビジネスマネージャーアカウントとは、FacebookやInstagramの管理を行うためのアカウントのこと。広告を出す際に必要な「広告アカウント」を作成するために必要になります。
Facebookページとビジネスマネージャアカウントの両方を作成しなければ、広告配信はできません。作成したページにビジネスマネージャアカウントを紐づけておきましょう。
ステップ2.広告アカウントを作成する
続いて、「広告アカウント」を作成します。広告アカウントは、広告配信を管理するためのアカウントで、この中にキャンペーンや広告セットといった要素を追加していきます。
広告アカウントを作成するには、ビジネスマネージャーの左側の「メニュー」から「ビジネス設定」を選択し、さらに「広告アカウント」をクリックします。最後に「追加」タブを選択すると、新しい広告アカウントの作成画面が表示されるので、アカウント名を設定しましょう。
ステップ3.新規キャンペーンを作成する
広告アカウントが作成できたら、「新規キャンペーン」を作成します。
Facebook広告は、「キャンペーン」「広告セット」「広告」という3つの階層から成立しています。「キャンペーン」で広告の目的、「広告セット」でターゲティングや配信スケジュール、「広告」で実際に配信されるテキストやクリエイティブを管理します。
新規キャンペーンを作成するには、広告マネージャページから「新しいキャンペーンを作成」を選択します。広告枠の購入方法を設定し、広告配信の目的を選択しましょう。キャンペーンの詳細を設定する画面に遷移するので、キャンペーン名やA/Bテストの実施有無、予算の最適化設定を行います。
ステップ4.広告セットを作成する
続いて、「広告セット」を作成します。キャンペーンの設定を入力して「次へ」を選択すると、広告セットの作成画面が表示されます。予算と掲載期間、ターゲットなど実際に配信する広告について詳細な設定を入力しましょう。
ステップ5.広告クリエイティブを作成する
広告セットまで設定できたら、「広告」でクリエイティブを作成しましょう。広告で表示するビジネスアカウントを設定し、フォーマットとメディアの種類を選択します。広告として配信したいメディアをアップロードし、配信する広告本文や、広告から遷移して欲しいリンクの設定を行いましょう。
ステップ6.支払い方法を設定する
最後に、支払い方法を設定します。
クレジットカード・デビットカード・PayPalの中から、任意の支払い方法を選択してください。
ステップ7.審査終了後に出稿される
ここまで設定できたら、Facebook側の審査フェーズに入ります。審査はFacebookの広告ポリシーに基づいて行われ、問題がないと判断されれば、広告が出稿されることとなります。
ほとんどの場合、審査は24時間以内に完了し、審査結果がメールが届きます。審査に落ちてしまった場合には理由も記載されていますので、改善して再度配信を試みましょう。
Facebook広告の効果的な出し方のポイント
Facebook広告は、やみくもに出稿すればよいというものではありません。コツをおさえて出稿しなければ、広告が配信されなかったり、せっかく広告を出しても成果につながらないこともあります。
ここでは、Facebook広告の効果的な出し方のポイントを4つご紹介します。
- 広告ポリシーに違反しないクリエイティブに仕上げる
- 画像内のテキスト量をチェックする
- 出稿前には必ずダブルチェックをする
- セグメント設定を上手に行う
広告ポリシーに違反しないクリエイティブに仕上げる
広告ポリシーに違反していると、審査には通過できません。
主な広告ポリシーは以下の通りです。
- 違法な商材・サービス
- 成人向けの商材・コンテンツ
- 第三者の権利侵害
- 差別的なコンテンツ
- 虚偽のコンテンツ
- アルコール・タバコ・武器などを含むコンテンツ
スムーズに広告を配信するためには、上記に該当するクリエイティブを利用していないか、出稿前に確認しておきましょう。
画像内のテキスト量をチェックする
Facebookの広告では、画像内のテキストが20%未満になるように設定することでパフォーマンスが向上すると知られています。そのため、あまりにもテキストが多すぎると効果的ではありません。
画像内のテキスト量をチェックし、多すぎる場合は調整する必要があります。テキストを多く使用したいと箇所もあるかもしれませんが、クリエイティブ内ではなく、広告の本文で説明するようにしましょう。
出稿前には必ずダブルチェックをする
広告を出稿する前に、必ず社内でダブルチェックを実施し、配信ミスがないようにすることが大切です。出稿前には、以下のポイントに注意しながらチェックしてください。
- 正しいアカウントを利用しているか
- リンクが正しく設定されているか
- 期間は予定通りに設定されているか
- ターゲティングが適切か
- 正しい広告文が入力されているか
チェックが漏れていると、審査に通過できない、誤ったアカウントで広告を配信してしまうといったミスにつながります。細心の注意を払い、配信設定を行ってください。
セグメント設定を上手に行う
Facebook広告は、細かいセグメント設定ができる配信媒体です。ユーザーの性別や年齢はもちろん、学歴や職業、地域や言語、興味・関心など、多くの項目からターゲットを絞って設定できます。
セグメントの設定が適切にできていないと、想定していたターゲットユーザーとは異なるユーザーに広告が配信されてしまいます。自社の業種や商材に合わないユーザーに広告を配信しても、成果には結びつきません。
広告成果の分析と調整を繰り返し、成果につながりやすいセグメント設定を意識しましょう。広告配信で成果を出すには、コンスタントな分析と調整が欠かせません。
Facebook広告の出し方についてのよくある質問
最後に、Facebook広告の出し方についてのよくある質問をご紹介します。
無料でもFacebook広告を出稿できますか?
無料でFacebook広告を出稿することはできません。Facebook広告は、広告枠に入札する形で出稿するため、無料では広告枠を獲得できず、配信できない点に注意してください。
Facebook広告に審査はありますか?
Facebook広告には審査があります。広告ポリシーに違反していないかどうかが審査され、違反していると判断された場合にはメールでその旨が伝えられます。
広告を配信する前に、公式に公開されている広告規定・ポリシーに目を通しておきましょう。
Facebook広告の自社運用が難しい場合はどうすればいいですか?
Facebook広告の自社運用が難しい場合は、広告代理店への代行依頼を検討してみてください。Facebook広告に限らず、Web広告の運用には専門的なスキルとノウハウが要求されます。代理店であればノウハウが蓄積されているため、効果的な配信が期待できます。
Facebook広告の運用に強い代理店をお探しの場合は、ぜひ弊社サイバーホルン株式会社にご相談ください。弊社では、Facebook広告に特化した専任の運用社が運用を担当し、綿密な設定に基づいて広告配信を行います。手数料をおさえた柔軟な運用ができるため、はじめてのFacebook広告運用も手厚くサポートいたします。
まとめ:Facebook広告の効果的な出し方で成果獲得を目指そう
Facebook広告は、出し方の手順さえおさえてしまえば、作業自体にそれほど難しさはありません。
しかし、実際に広告配信で成果を出すにはポイントを抑えて分析や調整を重ねる必要があります。中でも、広告ポリシーやクリエイティブ、ターゲティングの設定などを意識して配信しましょう。
自社での広告配信が難しい場合は、広告代理店への依頼も視野に入れて検討してみてください。自社で運用するよりも、費用対効果の高い運用が実現できるでしょう。
この記事を参考にしながら、Facebook広告の配信と運用に挑戦してみてください。